「冥王とは あまねく 死を統べる者」
概要
あまねく死を統べる者を自称し、全世界を闇の封印に落とそうと企んでいる、Ver.1におけるラスボス。
武器は魂をも傷つけるという鎌で、部下には魔導鬼ベドラーなどがいる。
死者の魂を利用した呪縛技を使うほか、魂を喰らうことでパワーアップしていくという設定を持つ。
DQ10はパッケージ毎にラスボスが存在するが、派生等では彼がDQ10のラスボス代表として出演することが多い。
DQ10の世界では大魔王が魔界から侵攻することでそれに対応して勇者が誕生するという設定なのだが、ネルゲルの場合はそのシステムに対抗するためアストルティアで生み出された魔王なのだとか。
大魔王マデサゴーラと契約して力を得、「時渡りの術」を持つといわれるエテーネの村を襲撃して壊滅し、主人公を一度抹殺することに成功。
その後すぐに魔瘴の障壁により、勇者の眠るレンダーシア大陸を封印したのであった。
外見は紫肌に銀髪、貴族然としたおしゃれな服装が特徴的で、ピサロ以来のイケメン人型魔王。
DQ10内でも人気が高く、「アストルティア・ナイト総選挙」でも本戦に出場したことがある。
しかし第2形態である冥獣王ネルゲルはゴリラのような外見の巨大ないかつい魔物である。
戦闘ではベリアルやアークデーモンを召喚し自分は玉座で高みの見物をしていることもあるが、部下を撃破すると大鎌による2回攻撃や、魔瘴を利用した状態異常撒きなどを行う。
第2形態はデスタムーアや邪神ニズゼルファのように腕が独立した敵として扱われている。マヒャデドスやイオグランデなどの最上級呪文や流星による範囲攻撃を行い、Ver.1当時は肉入りでも難しいとされる強力なラスボスだった。
テーマ曲は「冥府の王」。
派生作品
3DS版のモンスターズ(通称イルルカ)でDQMシリーズ初登場。部下(?)の守護者ラズバーンと神殿レイダメテスの配合で作ることができる。
人型であるがメガボディであり、いてつくはどうや超ガードブレイクなど強力な特性を持つ。しかし、強力すぎる特性構成が災いして新生配合するとマイナス特性がついてくるため運用は難しい。
冥王らしくときどき冥界の霧という特性を持っているのも特徴。
「いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY」では悪役枠のプレイヤーキャラとしてまさかの登場。CVが付いたのもこの作品である。
同シリーズに以前登場していた竜王にも言えるが、魔王でありながらノリノリでボードゲームに興じる姿はシュールであり愛嬌がある…かもしれない。
ドラゴンクエストライバルズでは第2弾という早い段階で実装。共通レジェンドレアの魔王系カード。
後列中央に配置することでにおうだちを持つ配下を召喚する上に本人も原作再現で2回攻撃を持つため攻守ともにすぐれた強力なユニットといえる。
ただし現在ではスタン落ちしているためマスターズルールでのみ使用できる。
勇者杯の優勝者を記念した絵柄違いのEXカードも存在する。
余談
後発作品であるDQ11(3DS及びSwitch版)には彼のパロディキャラである「ネルゲルデーモン」なるモンスターも存在している。相方のメガトンギオスと共に追憶の神殿第3層にて出現。
また、DQ10は英語版が存在しないため彼の英語名も決まっていなかったが、このネルゲルデーモンの台詞内では「Nelgel」と表現されている。
フジゲル
開発&初代運営ディレクターである藤澤仁に似ているとされ、彼にフジゲルの愛称が与えられることとなった(娘さんにナチュラルに呼ばれているとか)。
しかし鳥山明に問い合わせをすることはせずに敢えて謎のままとすることを選んだ。
その藤澤にはTwitterアイコン「フジゲル」が寄贈されたどころか、ディレクターとして最後のニコ生出演のラストでコスプレをやらせるまでになった。
その後も藤澤のTwitterアイコンはフジゲルバージョンとなることがある。
また、強戦士の書で戦える冥王ネルゲル強のまめちしきを縦読みすると「ふじげる」になるなど公式のネタと化している。
関連イラスト
関連タグ
DQ10のラスボス仲間:大魔王マデサゴーラ ナドラガ キュロノス
ドラゴンクエストシリーズのラスボス
デスタムーア オルゴ・デミーラ ラプソーン エルギオス ウルノーガ