「ラゴーンの時代は終わった!これからはヤングの時代だってんだ!」
「諦めの悪い奴らめ。最早暴魔百族はネオラゴーン様の天下となったんだ。お前らの出る幕じゃない!流れ暴魔など、所詮歴史の流れに浮かんだ泡沫の様な物よ。消えちまえってんだ!」
概要
暴魔百族の幹部だがレーダ、ジャーミン、ジンバと比べると地位は低い。「~ってんだ」が口癖。
お調子者で強い者に従う主義で、上記の台詞の数々の様にラゴーンが倒された時はヤミマルに寝返ったが、ラゴーンがネオラゴーンとして復活するやあっさりヤミマルを裏切っている。
戦闘力
主な武器はスリングショット型のズルパッチンと、法螺貝から放つズルッポ吹き矢で、後者の法螺貝からは暴魔再生巨大化光線を放つのにも使われる。また、臍からズルテンヘソ油や煙幕を出す能力を併せ持つが、こちらの用途は攻撃よりも寧ろ逃走。更にシゴキボーマのシゴキ鞭で打たれる事により、人間を眠らせる催眠オナラガスを放出出来、劇中ではこの能力をヤミマルに利用された事もある。
見逃せないのがかっとびズルテンと言う車形態に変身する能力で、ジャーミンに乗って貰うのを楽しみとしている。
こうした能力の数々から、他の幹部達と比べて戦闘は余り得意ではなく、劇中ではターボレンジャーに叩きのめされたり、追い詰められる場面が多く目立つ。
現にヤミマルも中盤、他の三幹部達が相次いで戦死した様子しか見ていないにも拘らず「皆いなくなった」と言っていた為、ズルテンの事は戦力外と見ていた事が窺える。
ただ、ターボレンジャー側は「あれで中々強い」と評している為、トリックスター的な存在と見るのが妥当であろう。
その最期
初期から登場し、最終話まで主君を変えつつ生き残って来たが、冒頭部でターボビルダーの攻撃を受け、ネオラゴーンの名を叫びながらガーゾックごと撃墜されると言う何とも呆気ない最期であった。
余談
声を演じた梅津氏は今作がスーパー戦隊シリーズ、延いては特撮初出演となった。翌年の『地球戦隊ファイブマン』ではガロアどん、実験闘士エノキラーギン、バツラー兵339号の声を演じている。
関連タグ
クレオン(リュウソウジャー):平成最後の作品に登場した幹部怪人。同じくお調子者で上の幹部にへつらう性格が共通している。但し、ズルテンと違ってこちらは生存エンドとなった。