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CV:西尾徳

登場話:第34話「ズルテンの裏技」


概要編集

暴魔獣の1体で、斑模様の付いた緑色の隆々とした筋肉が特徴。口が縦に付いている他、腹部にも鉄球が埋め込まれており、ムチで両手を武装し、更に四肢を黒いブーツと手袋で覆っている所から、さながら獄卒のような印象を受ける。


ムチでしごく事によってズルテンから「催眠オナラガス」をひねり出すことができる暴魔獣で、ズルテン自身も彼のことは「一番会いたくない奴」と敬遠していた。

元々はズルテンをいびろうと考えていたヤミマルが、偶然にもズルテンの癖を発見したことで徴用。劇中ではかっとびズルテンに乗りながら街中に催眠オナラガスを撒き散らした。


活躍編集

ヤミマルに無理矢理連れて来られたズルテンをムチでしごくことで催眠オナラガスを噴射させ、街の人々を眠らせる。被害を更に拡大させるべく、ズルテンをかっとびズルテンに変形させて騎乗して警官や泥棒、操車場の作業員達と、より多くの人々を眠らせていると、そこにターボレンジャーが駆け付ける。

するとそこへキリカを連れたヤミマルが現れ、自身の暗い過去を語り始めた。


「人間なんて奴等はな、ズルテンのオナラを吸ってくたばるのがお似合いなのさ。2万年前、俺は怪しい力を持っているというだけで、どれだけ迫害されたことか…!」


ヤミマルの脳裏をよぎるのは、空腹のために人々から食料を奪い取ったことで吊るし上げられ、弓矢で射られた痛ましい過去だった。


「それが流れ暴魔への人間の仕打ちだったのだ。俺は決して忘れておらん!2万年間、この世をさすらいながらひたすら腕を磨き、復讐の時を待っていたのだ!」


人間と暴魔の間に生まれたと言うだけで、自身を虐げて来た世界へ復讐せんとする自身の想いをターボレンジャーに表明するとヤミマルはキリカと共に5人を攻撃して追い詰める。そしてそのままズルテンを再度かっとびズルテンに変身させてシゴキボーマに跨がせ、その場は退散した。


その後、尚もシゴキボーマはかっとびズルテンをムチでしごきながら催眠オナラガスを撒き散らしながら疾駆し、そのまま山口先生の乗る車と衝突。ガスで山口先生が眠る中、ズルテンは「いつまでもこんな事やらされてたまるかってんだ!」という捨て台詞と共に逃走。

逃げ出したズルテンがターボレンジャーに「戦って死にたい」と泣いて懇願するところに、ヤミマルとキリカの2人と共に現れると、人間達への深い恨みに囚われたヤミマルの意を受けてズルテンを再度かっとびズルテンに変身させ、死ぬまでこき使おうとする。

だが、ズルテンの言葉を信じたによってかっとびズルテンから振り落とされ、力諸共ズルテンに逃げられてしまう。


ヤミマルとキリカがドラグラスに乗って後を追い掛けると、ドラグラスの翼のミサイルで攻撃すると同時に、足で力とズルテンを引き離す。咄嗟に駆け寄って助けようとする力を見て、ズルテンは「炎力、君は本当に優しい奴なんだなぁ…」と感心していた。

だが、そこへヤミマルとキリカがシゴキボーマとウーラー兵を連れて立ち塞がると、不意にズルテンは力を蹴飛ばし、ズルッポ吹き矢で攻撃。そしてオナラを発射すると、突如吹き矢が赤い煙を出して催眠ガスをかき消した。吹き矢の中には、ズルテンの催眠オナラガスを打ち消す効果のある粉末が仕込まれており、彼はその事を力に教えていたのである。

そして当のズルテンは「もうオナラを出し切った」と言ってそのまま逃走するのだった。


そこへ残る4人が駆けつけて来ると、5人は変身してヤミマル達と交戦。


「ヤミマル!憎しみからは何も生まれないことを教えてやるぜ!」


レッドイエローが素手で、ピンクWステッキでウーラー兵を打ち倒す中、シゴキボーマはターボレーザー剣で向かって来るブラックブルーを苦戦させる。

だが、レッド達が加勢したことで形勢は逆転し、コンビネーションアタックとVターボバズーカの連続攻撃で倒される。


直後にヤミマルの暴魔再生巨大化光線で再生巨大化再生すると、ターボロボをムチで締め付けて攻撃するも、逆に投げ飛ばされた上に高速剣で斬りつけられ、そのまま止めのターボクラッシュを喰らって爆散した。


余談編集

モチーフは不明。


声を演じた西尾氏は第4話のダンゴボーマと第10話のオニボーマの声を兼任していた。

翌年の『地球戦隊ファイブマン』ではトドルギン銀河怪物カイジュルギン、そしてサザエマジロギンの声を演じる事となる。


関連タグ編集

高速戦隊ターボレンジャー 暴魔百族 暴魔獣

デーボ・キビシーデス3作目の恐竜がモチーフのスーパー戦隊に登場した性格上の問題からある幹部から敬遠されていた怪人。

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