「あたし村のみんなに言うよ!! 魚人にはいい人達がたくさんいるって!!」
「…………あの場にキミがいたら何か変わった? ──そんなの誰にもわかんない」
「私達が本当に倒したいのは『世界政府』じゃない それを支配する“天竜人”ですから」
プロフィール
本名 | コアラ |
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CV | ゆきのさつき |
所属 | 革命軍幹部 |
肩書き | 魚人空手師範代 |
所属船 | スナッパーヘッド号→ヴィント・グランマ号 |
出身地 | 偉大なる航路 フールシャウト島 |
年齢 | 23歳 |
誕生日 | 10月25日 |
身長 | 160cm |
星座 | さそり座 |
血液型 | F型 |
好物 | 五目ちまき |
能力 | 魚人空手 |
初登場 | 単行本63巻 第623話『海賊フィッシャー・タイガー』 |
概要
偉大なる航路・フールシャウト島出身の少女で、天竜人の元奴隷である。
15年前に海賊フィッシャー・タイガー率いるタイヨウの海賊団によって故郷に帰された。
現在はモンキー・D・ドラゴン率いる革命軍の幹部として行動している。
オレンジ色のショートヘアーで、ニーソックスやフリルがついた服装をしており、サングラスをつけた赤いキャスケットを被っている。同僚のサボのことは「君」付けで呼び、立場を無視して単独行動をよくとるサボには困り気味。
戦闘能力
人間でありながら魚人空手師範代になっており、ドンキホーテ海賊団の下っ端の兵達を一蹴する程度の実力はある模様。
性格
奴隷経験のためか当初は何をされても常に笑顔でいるという少々異常な部分が見られた。
しかし、故郷に帰す仕事を頼まれてしばらくの間、共に航海していたフィッシャー・タイガーやタイガー率いるタイヨウの海賊団の面々の力により、元の可愛げのある少女の姿に戻った。
恐れていた魚人たちとも徐々に打ち解け、人懐こいその性格はジンベエを筆頭に海賊団が持っていた人間に対する意識を溶かしていったが、アーロンだけは「大人になる頃にゃ あのガキも他と同じになる」と完全に心を許す事はなかった。
しかしその台詞に伴った表情には憂いと諦観が見て取れ、「アイツ一人だけが魚人への差別意識を改善しようとしても無駄だ」との趣旨の発言も併せて考えると当時の魚人への差別意識の根深さと、その中であっても互いに信を交わせたコアラの存在を暗に認めていたであろうことが理解できる。
ドレスローザ篇では周りの突飛な行動に常識的な突っ込みを入れるなど、聡明な大人になったことがわかる。
作者曰く「面倒見の良い性格」らしく、ルフィとエースに似て無茶をしたり突っ走ることの多いサボとコンビを組み、彼の世話を焼いている。
経歴
過去
15年前、冒険家フィッシャー・タイガーの聖地マリージョア襲撃事件の際に奴隷から解放され、マリージョアより逃亡した。
その3年後、故郷のフールシャウト島まで送り届けてもらうためにとある島からタイヨウの海賊団の船・スナッパーヘッド号に乗船した。
奴隷の生き方が体に染み付いていた為に、怯えながらも常に笑顔を絶やさずにいるという異常事態に陥っていたが、タイガーに背中にあった天竜人の烙印を太陽のシンボルに変えてもらった。以降は魚人達と一緒に居る内に本来の感情を取り戻した。その後、無事にフールシャウト島に送り届けられたが、島の住民は「天竜人の所有物であるコアラを見逃す代わりにタイガーを見殺しにする」取引を海軍本部少将ストロベリーと交わしていた為にタイガーが海軍の部隊に襲撃された事を知らされることは無かった。
この前に詳しい経緯は不明だが、動機にタイガーの死、そして村人や魚人との交流、虐げられていた奴隷時代のことがあるのは想像に難くないだろう。
ハックに魚人空手を習い、師範代にまでなった。また相性が良かったことでサボ・ハックとのチームで任務を任されるようになり、頂上戦争後にはドラゴンの指示で世界各地に散らばる革命軍幹部を招集した。
第2部 最後の海・新世界編
ドレスローザ篇
ドレスローザから流れる武器の流通の調査の為、サボ・ハックと共にドレスローザに潜入する。
サボがコロシアムにてメラメラの実を入手した後、ニコ・ロビンと再会を果たす。麦わらの一味の2年間の修業期間の間で行動を共にしていたらしく彼女を「ロビンさん」「姉さん」と呼び慕っている。一旦調査の為にコロシアムの地下に留まり、再びサボと合流した後市民の救出活動に努める。その途中で不穏な動きを見せるジーザス・バージェスを発見し、サボに報告した。その後、地下交易港にてドンキホーテ海賊団と取引している者のリストを回収しサボ達と共にバルティゴに帰還した。
革命軍の本部であったバルティゴでドラゴンに再会した時にはドレスローザで押収した武器に産出国が限られている酒鉄鉱という特殊な鉱物が含まれていることを説明した。
余談
背中には大きな太陽の焼印があるが、これは天竜人の奴隷の証である“天翔ける龍の蹄”の焼印を覆い隠す為の物。
現状登場しているキャラの中で、魚人・人魚以外で唯一タイヨウのマークを体に持つ人間でもある。
75卷SBSでは、彼女を含む革命軍について尾田がコメントしている。
「革命軍」の人々は、それぞれが世界に反する強い思いがあると思うんですが、物語をつなげて、現在の肩書き「魚人空手師範代」なんてのを見ると、コアラという少女はあれからどんな想いで生きてきたのか想像がふくらみ泣けてきます。僕にとってコアラはホーディと真逆の人生を生きる、とても意味のあるキャラクターです。
直接迫害されたわけでもないのに周囲の環境で一方的な憎悪をみせるホーディに対し、 当初はろくな知識もなかった魚人・人魚族と数週間共に過ごし、彼らのことを信頼するようになったコアラは、 正に人間側における「受け継がない意志」を体現したキャラクターである。
どのような形であれフィッシャー・タイガーの意志を継いだ者は作中に数多くいるが、「解放と自由」の意志は奇しくも人間のコアラが一番近い形で受け継いでいるのではないだろうか。
関連イラスト
少女(11歳)
現在(23歳)
関連タグ
タイヨウの海賊団 フィッシャー・タイガー ジンベエ アラディン
ナミ:魚人に虐げられて育った人間の少女
ホーディ・ジョーンズ:真逆の人生を生きる魚人海賊
カップリングタグ