基礎データ
※きゅうばん:相手からの強制交代を無効にする。
手持ちの先頭にいるとき、釣りが成功しやすくなる(エメラルド以降)
※よびみず:みずタイプの技の対象を自身に変更する。
みずタイプの技を無効にし、「とくこう」が1段階上がる(第五世代以降)
進化
リリーラ(Lv.40) → ユレイドル
概要
ウミユリポケモン・リリーラの進化系。
短い脚が生えた丸い胴体から枝のような長い首が伸び、その先に8枚の平たい触手に縁どられた壺の様な頭部がある等、全体のシルエットは植物に近い。
暖かい海の浅瀬に生息し、胴体部が重りの役割を果たしているので、海が荒れても流される事は無い模様。
小さくも脚ができた事で歩行が可能となり、潮が引くと身体を引きずり陸に上がって獲物を探し、触手で捕獲した獲物を強力な消化液で溶かしながら食べる。なお、首と触手が3倍伸びる為か、触手の届く範囲でしか餌を捕食できなかったオムスターとは違って狩りには不自由しなかったらしい。
ちなみに黒い口っぽいところにある黄色い玉が目であり、頭部にある二重丸はただの模様。
登場当初は目を歯と間違えていたユーザーもそれなりにおり、商業誌でも同じミスを犯した事例が存在する程であった。
そこはかとなく不気味なようでかわいいともとれるデザインから、一部では根強い評判を保っている。
色違いは全身が進化前のような濃いめのピンク色となり、触手もほんのりとしたオレンジ色に変わる。
リリーラの色違いもユレイドルのようなカラーで、お互いの色が入れ替わったような感じになる。
ゲームにおける特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
86 | 81 | 97 | 81 | 107 | 43 |
現在でもこの系統だけが持っている、珍しいいわ・くさの複合タイプ。
弱点が少ないわけではなく耐性も多いわけでもないのだが、お互い弱点の多いくさといわの相性が上手く噛み合っており4倍弱点もない為、防御面としては優秀な方。
たくわえる、ドわすれ、バリアー、じこさいせい等耐久向けの技を覚え、堅さに定評がある。
しかも、特性がきゅうばんのおかげで積めば無駄にはならない。持久戦の申し子といえるだろう。
また、砂嵐の天候は「岩タイプのポケモンの特防を1.5倍にする」という効果があるため、バンギラスやカバルドンなどと砂パを組むと尋常じゃないレベルの耐久力を発揮する。
隠れ特性は「よびみず」。これは水技を全て自分に呼び寄せて無効にし、しかもとくこうを一段階上げるという、ようするに水版ひらいしんのようなもの。
これにより雨パに組み込み味方の「なみのり」でけっして低くないとくこうを上げ「げんしのちから」や「ギガドレイン」で直接攻撃に掛かるアタッカーユレイドルも可能となった。
ただしきゅうばんと違い強制交代技を受けてしまうので、詰み技を使う場合は相手が強制交代技を覚えてない場合に使った方が良い。
以上のことから、ユレイドルは防御特化で育てられることが多い(特防は砂嵐で補正される為)。
しかし、現在の火力インフレの中では多くの攻撃を等倍・並程度の数値で受ける事になるユレイドルの立場はあまり良いものではなく、恵まれたタイプ複合を攻撃にも防御にも振り切れていないのが現状。せっかくだからやどりぎのタネが欲しいというのは贅沢だろうか。
主な使用トレーナー
- ダイゴ / ポケモンリーグチャンピオン
- エリカ / ジムリーダー(カントー)(PWTワールドリーダーズ・タイプエキスパート)
- ツツジ / ジムリーダー(ホウエン)(PWT)