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○○太郎の編集履歴

2020-11-23 21:32:00 バージョン

○○太郎

まるまるたろう

○○太郎とは、ネットスラングの一種。ある作品やその主人公に対して、インターネットユーザーから揶揄・軽蔑する意味合いで使われる。現在では蔑称として使われることが多い。

注意

この言葉は蔑称としての意味合いが非常に強いもので、その性質上悪質ユーザーによる悪用及び編集合戦へと発展する可能性が非常に高い記事となっています。


関連する記事でもすでに編集合戦が発生しているため、記事編集を行う際は主観に偏った内容になり過ぎないよう、細心の注意を払って下さい。


概要

特定の創作物の主人公に対して用いられる、「覚えにくい大それた名前のくせに大した個性がない、本名を覚えようと思う程度の親しみすら持てない(ので「○○太郎」で十分)」というキャラヘイトのニュアンスを含んだ蔑称である。

「太郎」が、古くから「書類記入例などに用いられる定番の仮名」であるのも一因であろう。そのため、数は非常に少ないが、対象が女性の場合は同じく仮名として使われることが多い「○○花子と呼ばれることもある。


元々「太郎」という名前の実在人物およびキャラクターもいるので、世間一般では必ずしも蔑称とは限らないが、「○○太郎」に関してはどう見ても名字とは思えない単語と「太郎」、場合によっては「次郎」「三郎」など、よくある人名との組み合わせで構成される。

なお、具体例は対象作品・キャラクターのファンにとっては不快以外の何物でもないので、ここでは述べないものとする。


定義と使用の目的

主に所謂なろう系(なろう発祥である必要性は必ずしもない。故に主観により定義は揺れる)作品の主人公への蔑称として、昨今様々な作品に吐かれている。


発祥は、当時アニメ放送中だった作品(仮にAとする)に対し、5ちゃんねるのアニメ板のとあるスレッドで行われたやりとりとされる。

「主人公の名前を覚えていない」という書き込みに対し、他のユーザーが「**(Aに登場する重要なアイテム。タイトルにも冠されている)太郎だった気がする」とレスをつけたことで、Aの主人公を**太郎と呼ぶことが5ちゃんねるユーザーの間で定着した。

その後、Aと同じなろう系原作で、類似する設定を持つアニメが放送されたことから、その作品の主人公も作品名に因んだ「○○太郎」の形で呼ばれるようになり、やがてはなろう系作品を中心に(主に主人公に対しての)蔑称として使われるようになった。


「○○太郎」が用いられる作品の特徴として挙げられるのが、「異世界転生」の要素を持つということが挙げられる。しかし、作中で転生かどうか不明な場合や、冒頭で「異世界転移」だと言われた作品ですら異世界転生と称している事もある。

これはこの場合「異世界(あるいはそれに相当する環境)にやってきた主人公が、飛び抜けて優れた能力で無双し、なおかつ複数のキャラクターとハーレム状態であるというテンプレ」であるとレッテル貼りする目的で使用されることが多い。(後述)


また、「レッテル貼り」以外の理由に「主人公がイキっている(不快な言動をしていると自分が思う)から」というものがあり、それが特に目立つ場合「○○太郎」から「イキリ○○太郎」に変化する。

それ以外にも「イキリ」に類似した便利な言葉、所謂マジックワードによる叩きが多い。

 

この場合、まず最初に「主人公がイキっている」という一方的な指摘から始まり、そのまま原作そのものの問題点(矛盾やツッコミどころ)にまで批判が及ぶ事で「(イキリ)○○太郎」の名前が定着する流れが見られる。

しかし、実のところその矛盾点すら捏造、あるいは思い込みである場合もままある。

この「イキる」「イキっている」という言葉は、近年では「努力・能力不相応な力で活躍し、周りから肯定・畏怖される(ように自分には見える)」という意味で使われている。

ただしこれは本来の辞書的なイキる(粋がる)という意味からは外れており、最近多用されているので新たな意味として確立しつつあると言える。(例えばイキリオタクイキリトなどもこちらの新たな意味の方である)


より細かな考察は「アンチ」の記事を参照のこと。

実際、YouTubeニコニコ動画などの動画サイト、Amazonなどの通販サイトでも、ほぼこじつけのような批判や、場合によっては作品のコンセプト自体を否定する(要は自分の好みではない事を、作品が駄作であるという理由にしている)コメントやレビューが存在している。

また、「一つの作品を基準に全ての作品を叩く」等の行為を行っている者も存在し、彼らが指摘している矛盾点やツッコミどころは果たして妥当な批評であるかは議論が必要である。


その他に「○○太郎」のレッテルを貼られる対象として挙げられがちな要素として、(題名に関連して)「題名が無駄に長く、説明的でくどい」「『チート』『最強』など、主人公の優位性を強調するような単語を題名に含む」などがある。また設定やストーリーに関しても、先述の通り「チート」・「俺TUEEE」、特に異世界転生に際して特殊能力を付与されている場合や、「ハーレム」、つまり複数のキャラクターと恋愛フラグを立てた状態であるなどが挙げられる。


長文の説明的なタイトルは2000年代の美少女ゲームライトノベルの時代からよく見られるものであり、それだけで批判される理由にはならない。(→参考長文タイトルライトノベル)

「チート」などの単語は、わかりやすく「人とは違う特殊な力を持っている」という設定を読者に示すために用いられていると考えられる。キャッチーな題名でPV数を稼ぐため、小説投稿サイトではごく一般的に見られる手法であり、一般文学とは異なる文化だがことさら叩かれる要因とは言えない。


また、「チート」や「ハーレム」という状況・設定そのものに関しても、あくまで「どのようにそれを描写したか」が重要であり、要素だけで批判されるのは適切ではない。あまり極端にそこを指摘すると、これまでに発表されたそのような要素を持つ創作物全てを批判してしまうことになる。


ネット上における注意

こうした蔑称等はマジックワードとして使用されることが多く、定義が個々人によってさまざまであるが、基本的に良くない意味として使われる。

また、こうした単語の使用と共に誤情報がネット上に広げられていることもあり、誤情報等が記事に載る事も多い。

百科事典系統のサイトで情報をもしも書くのであれば、荒れないように、かつ誤情報を載せないように吟味する必要性がある。


何度も繰り返すことになるが、蔑称としての意味合いが非常に強い言葉なので、目立つ場で使うのは避けるべきである。



その他の○○太郎系

この場合は蔑称にあたらない、あるいは公式の名称であるものを紹介する。

※荒れ防止のため、非公式の呼称に該当しないもののみを記載。

※通常の人名の範囲のものは「太郎」を参照。


関連タグ

レッテル貼り 蔑称 キャラヘイト

マジックワード  ネットスラング

太郎 ○○

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