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グリード(鋼の錬金術師)の編集履歴

2020-12-20 03:20:37 バージョン

グリード(鋼の錬金術師)

ぐりーど

ウロボロスの組織の一員で『七つの大罪』のうちの一つ『強欲』を司る。

中村悠一(FA)/諏訪部順一(03年版)


概要

お父様」によって生み出されたホムンクルスの一人。

ホムンクルスの中でも、己の矜持にもっとも忠実な性格をしており、「自分の欲はここじゃ満たされない」という理由から、120年前に「お父様」の元を去り、以後各地を転々としていたようである。このため、お父様の命令には忠実ではない。


その後、アメストリス南部・ダブリスの酒場デビルズネスト」の地下にアジトを構え、アメストリス軍部の実験で合成獣にされてアウトローとなった者たちを部下として囲い、完全な不老不死を求めて活動を展開していた模様。


ヤンキーっぽい格好にチンピラじみた言動、そして「この世の全てが欲しい」といって憚らない思想のまさに強欲な男だが、その一方で「嘘はつかない」「女には暴力を振るわない」何より「自分の物は全力で守り抜く」というどこか義理堅い所もあり、人間を見下しきっている他のホムンクルスらと違ってどんな人間(キメラ)も差別せず自身の下に受け入れる非常に深い度量の持ち主。

そのため彼らからは文字通りの兄貴分として慕われ、自身もまたその仲間たちを殺された際には激昂するなど、ある意味でこっちの人間に寄ったホムンクルスとなっている。


ちょいとブ男になるんでな。

ホムンクルスとしての能力は体内の炭素で表皮を硬化すること。硬化した部分は黒くなりダイヤモンド並みの硬度があり攻撃にも使える。

銃弾は愚か、戦車の攻撃も通じない。

それゆえ、「最強の盾」と呼ばれる。


ホムンクルス特有の再生能力もあるが硬化と再生は同時にできない。


来歴

原作・FA版

原作/FAではエルリック兄弟が師匠のイズミに会いにダブリスを訪れた際、一応半不死状態のアルフォンスの身体の秘密を探ろうと配下に命じてアルフォンスを捉えて自分の下に招き寄せ、囚われたアルを助けようとアジトに突入してきたエドワードと交戦する。その最中にアジトを軍部に襲撃され、自身の組織を壊滅させられた挙句自らもブラッドレイに敗れて捕縛される。

そして、再び服従することを求めてきた「お父様」に逆らい、「お父様」に取り込まれて、いったん物語上から姿を消すこととなる。


しかし、グラトニーの腹の中からの脱出し、脱出先にいた「お父様」がシン国の皇子・リン・ヤオの肉体に、グリードの核であった賢者の石を注入したことで、リンを乗っ取るかたちで再び復活した。

その後はひとつの肉体にグリードとリン、2つの人格が同居する形で落ち着いた。詳細は「グリリン」を参照。


リンと融合した直後は、生まれ変わって記憶を無くしたこともあって「お父様」に忠実となった。その後、ホムンクルスたちの施設に迷い込んだかつての部下ビドーに再会、記憶がないグリードは、侵入者であるビドーをあっさり殺してしまう。しかし、かつての仲間を手にかけてしまった衝撃で、記憶が復活。この直後、ラースに襲いかかり、ホムンクルスたちから離反する。


以降はエドの同志となって(名目上はエドを手下とする形で)動いている。


最期

真理と融合した『お父様』との最終決戦時には、最後の戦力の一人として参加する。

賢者の石エネルギーを大幅に消費した「お父様」に賢者の石として狙われつつも、「お父様」の持つ「神」を手に入れ、自らの心の渇きを癒そうとする。

そんなグリードに対して、リンから「お前の求めているものはそんなものじゃない」と指摘されながらも戦い、遂に自分が本当に求めていたものを悟る。

そんな中、遂に本当の限界を迎えた「お父様」に吸収されそうになるも、自らの意志でリンと決別して自分だけが吸収される。お父様の体を「一番脆いボロ炭」に錬成して崩壊させるが、直後に「お父様」に食い尽くされ死亡(アニメ版では逆に体外に吐き出されて死亡)。その結果ボロボロになった「お父様」の体はエドたちの攻撃に耐えられなくなり、勝利への鍵となる。


最後は自らの欲が満たされ、リンを「魂の友」と認めながら満足げに散って行った。


後述するする旧アニメ版とは違い、FAでの最期はエドの出した「すべてを手に入れる答え」と非常に似通った最期であり、彼が死んだ直後にお父様が死亡する。

その際に、真理とお父様のやり取りとして、「私はどうすればよかったのだ」と言う疑問に対して、真理は「お前はその答えを見ていただろうに」と答える。


それらの一連のシーンを踏まえてグリードの最後を振り返ると、彼の持つ生まれてながらの欲望と、それを手に入れたことの意味がまた一段と深い意味を持つことに気づくキャラクター。

ある意味で、鋼の錬金術師の裏のメインテーマを象徴する存在でもある。


旧アニメ版

旧作アニメ(2003年)では、生前ダンテに好意を抱いていた男で、ダンテが人体練成を行った結果生み出されたホムンクルス。登場するのは初代の姿のみ(というか放送当時は原作で初代グリードが初登場したばかりだった)。

第五研究所に封印されていたがバリー・ザ・チョッパーが作動させた自爆装置により拘束を外して脱走し、投獄されていたゾルフ・J・キンブリーショウ・タッカーを引き連れ脱走した。

ダンテに自身の遺骨を使われ大幅に弱体化し、その状態でエドと交戦し、死に際にホムンクルスの弱点を教え、息絶える。

彼との戦いでエドはまがりなりにも殺人を犯してしまうことになり、その最期はエドに対して浅からぬトラウマを与えた。


関連イラスト

デビネス動物王国

30分ごめん


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鋼の錬金術師 グリリン ホムンクルス デビルズネスト

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