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携帯電話の編集履歴

2020-12-23 15:13:21 バージョン

携帯電話

けいたいでんわ

持ち運びできる小型の電話機。

携帯電話とは

  1. 小型で持ち運びができる電話機の総称。情報端末としての機能をもつものもある。
  2. RADWIMPS2010年6月30日に発売したCDシングル名。

概要

移動しながら長距離通信ができる小型の電話。電話機からの電波基地局を経由して、別の携帯電話あるいは一般加入電話と通話できる。


デジタル化以降は、音声通話以外にショートメッセージ電子メールの送受信、インターネット接続などが可能になった。現在のスマートフォンはアプリ次第でどのようなこともでき、実質的に「電話回線に接続できる汎用コンピューター」である。


携帯ケータイ)と略される事が多い。


黒子と二号☆Call


歴史

アナログ時代

平野ノラ

1985年に登場した携帯電話「ショルダーホン」はその名のとおり肩掛け式で、重量は3kgもあったが、電話機本体の重さは1kgで、重さの元凶はバッテリーであった。それでも待ち受け時間は8時間、通話時間は40分未満で、実用性が怪しいものである。そもそもこれは自動車電話がシガーソケットにつないで電源供給していたものを単にバッテリーに切り替えただけという代物だった。1987年になってようやくまともに携帯できる電話が登場するが、これでも重量約900gと相当にかさばり、通話料だけでなく、機器レンタルの形であったためレンタル料がかかり維持費はかなりかかった。


ビジネスマンにはもっぱらポケットベルが呼びだし用に使われ、都会では至るところに公衆電話があったためにケータイの必要性はまだまだ薄かった。


デジタル化、一般への普及

古いガラケー

携帯電話が一般に受け入れられはじめたのは、NTTがデジタル携帯電話(mova)をサービス開始した1993年頃で、この頃になってポケットに収まるほどになり、ビジネスマンやOLを中心に流布しはじめた。が、この頃のケータイは文字通り「携帯できる電話」でしかなく、通話だけしかできない。


1995年には通話料が安くバッテリーの持ちがよいPHSが登場し、個人のコミュニケーション手段として、高校生を中心とする若年層に受け入れられた。


1990年代後半から多機能化が進み、まずポケットベルとの連動がはじまり、続いてNTTドコモがWebサービス(iモード)による電子メールサービスを開始。さらにKDD・DDI(現au)が先駆けとなってEzwebサービスによるインターネットへの接続が始まる。この頃から、電卓機能をはじめ、携帯電話に付属する機能の多様化が始まる。


また、この頃にはカメラ付きのPHSも登場し、「ケータイで撮った写真をメールで送る」というスタイルが始まった。PHSはこの頃からデータ通信が低額であり、ノートパソコンPDAを持ち歩くヘビーユーザーにモバイルコンピューティングのスタイルを定着させた。


そして2000年、J-PHONE(現SoftBank)によって「カメラ付きケータイ」が携帯電話に持ち込まれ、写メールというキャンペーンを打ち出すと、一躍大ヒット。以後、携帯電話にカメラ機能は必須となった。この頃には携帯電話会社の値下げ競争が激化。対抗馬であったPHSに、向こうを張る力は残されておらず、定額通話やデータ通信といったニッチな分野で生き残りをはかることとなった。


モバイルインターネットの時代

ウォークマンケータイ

2001年にはNTTドコモが世界初の第3世代移動通信システム「FOMA」のサービスを開始。2003年、KDDI(KDD/DDIの経営統合企業)が3.5G(CDMA 1X WIN)の定額のデータ通信サービスを導入する。そしてvodafone(海外企業でJ-PHONEを吸収)がテレビ付きケータイ」をリリース、翌2004年にはウィルコム(旧DDIポケット)がJavascriptに対応しPC向けのウェブページも表示することができる(つまり、Webアプリを使える)PHS端末を発売するなど、各キャリアの競争による携帯電話端末の機能の肥大化が進んだ。この頃になるとケータイは中高生にとっても必携の存在となっており、ソーシャルゲームケータイ小説などケータイに特化したネットサービスは若者文化の中心となっていた。


2008年にiPhoneが登場。スマートフォンが急激に台頭する。


なお、海外では2001年ごろから盛んに使われていたショートメッセージサービス(SMS)だが、日本では2011年になってようやくキャリアをまたいだSMSの送受信が実現した。


スマートフォンの時代へ

センシティブな作品

2010年、NTTドコモがLTEサービスを開始したが、リリースされたのは音声通信端末ではなくデータ通信用のアダプターであった。そして次に出たのはAndroid搭載のスマートフォンである。LTEの出現とともにすっかりスマートフォンが主流となり、音声通信に特化した旧来型の「ケータイ」は「ガラケー」と呼ばれ急激に陳腐化していく。スマートフォンも電話としての機能は持っているが基本的には手のひらサイズのコンピュータであり、一方でパソコンやタブレットにもLTE/3Gへの接続機能を持つものが一般化している。


価格の変化

サービス開始からフューチャーフォンの時代まで、どの企業でもサービス利用価格は2,000~5,000円程度で収まっており、特に保証やネット環境の自由化については、パッケージ化することで顧客に勧めやすくしておき、外付けのパッケージを増やすかたちで料金の割り増しをおこなっていった。


ところがスマートフォン時代に移行すると、強豪三社(docomo/au/Softbank)による長きに亘る市場の占有から一気に2倍前後(9,000~13,000円)まで膨れ上がり、ユーザーの財政を圧迫し始める。

その後、UQを始めとする一部のネット企業による低価格帯でのサービスが提供され始めると、大手側は価格帯は維持しつつサービス内容の改正で対抗し始める。

海外からも「日本の携帯電話料金の高騰は異常だ」とする指摘も多かった。


そして2020年末、楽天が『楽天モバイル』によるスマートフォン事業への参入と大手三社の1/3の低価格によるサービスの開始を大々的に宣言。

同時期に日本政府も大手三社に対し、料金プランの是正と新規格の提唱を促進する異例の声明を発表。

同年12月にdocomoが真っ先に新規料金プランの発表に漕ぎつけ、若年層を意識した攻めの姿勢を見せる。

程なくしてSoftbankも追随するかたちで新規料金プランを発表し、従来の顧客を保守する守りの姿勢を取った。



別名・表記揺れ

携帯 / ケータイ フィーチャーフォン / ガラケー スマートフォン /スマホ

関連タグ

コミュニケーション 通信 電話

無線 第5世代移動通信システム 無線LAN PHS Android(携帯情報端末)

Docomo au softbank WILLCOM iPhone

携帯擬人化

パケ死 : パソコン通信ダイヤルアップ時代のインターネットみかかを恐れられていたのに対して携帯電話はデータ定額制が始まるまではこれが恐れられていた。

外部リンク

携帯電話(Wikipedia)

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