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概要
『週刊少年マガジン』(講談社)で2013年第21・22合併号より連載中。
本作では、サッカー名門校に入部した初心者が、そこで得たチームメイトに仲間と認められ、共に成長していく姿が描かれている。
キャラクター
聖蹟高校
東京にある高校。地方からもサッカー留学生を取る名門高校。
しかし近年はIHおよび選手権からは遠ざかっている。
本作主人公。ポジションはFW-MF
元々いじめられっ子のボッチだったが、偶然風間とサッカーと出会い変わっていく。
初心者であり部活動の経験もないまったくのサッカー初心者であり、当初は連帯責任の引き金となっており嫌われていたが、その真っ直ぐさでいつの間にか1年の中心人物に。
プレースタイルは豊富な運動量と得点に興味を示さずルーズボールを拾うFWとしては異色のプレースタイル。
本作のもう1人の主人公ともいえる存在。ポジションはFW-MF
1年ながらにスタメンFWと1桁の背番号をつかむ天才。部活の基礎トレーニングの走り込みは堂々とサボり、謎の一発ギャグをしている。
圧倒的な技術とサッカー知識を持つFWであるが、その実力と独特な性格からチームに馴染むことが出来なかったが、高校に入学し変わっていく。
キャプテン。ポジションはFW
元々は中学で陸上部、高校では祖父の影響で相撲部を希望していたが、聖蹟高校には相撲部が無く、高校での友人に誘われてサッカーを始めた異色の経歴の持ち主。
高校からサッカーを始めたが、インターハイ時点でプロ入りがほぼ内定している作中のトッププレイヤーとも言える十傑のひとり。
プレースタイルは圧倒的なフィジカルでゴールを決めるフィニッシャー。反面サッカー歴の短さと本人の頭脳的な問題があり戦術理解が低く、非常にスロースターター。
2年生ながら10番とトップ下を背負う逸材。ポジションはMF
化石とまで言われる程の正確なキックが持ち味のMF。キックの他の能力は都大会上位としては並であるがIH王者ですら絶対にフリーキックを与えてはならない。と言わせるほどのキックの正確性を誇る。
実家は潰れかけのスポーツ用品店であり道具を粗末にしない人間には非常に厳しく、本人のいかつい風貌もあって後輩から恐れられている。
2年生でチーム最長身の190cmを越す逸材。ポジションはFW
幼少期からサッカーを始めておりダントツでサッカー歴の長いプレイヤーであり、かつサイズに見合わない足元のスキルを兼ね備えているが、典型的な王様FWであり、走らない、守らない。ボールが来ないとやる気を出さない問題児。体力的にも問題がIHの頃はほぼ途中交代している。
留年確定の圧倒的なおバカであり、同学年の君下とは人間的にもプレイヤー的にも金持ち貧乏としても犬猿の仲。
3年生の冷静な副キャプテン。ポジションはDF
主にセンターバックを守る守備の要。技術と身体の使い方と頭脳を兼ね備えたオールラウンダー。
穏やかな人間ではあるが、サッカーではドSと言われる程の厳しい存在。
十傑クラスの実力者なのだがプロ入りは考え中。
小柄ながらスタメンの3年生。ポジションはDF
豊富な運動量とスキルを兼ね備えたサイドバック。反面身長は低くメンバー入りも最上級生になってからと無意識に自己評価が低い。
つくしにチビの生きる道を示しており、本人も高校進学でサッカー留学を親に反対された苦労人。
チームの守護神の3年生。ポジションはGK
自他共に認める鈍臭い古いゴールキーパーのスタイルだが強いメンタルを持ち、作中でも失点してもそのスタイルを崩さない姿は尊敬する。と言われるチームの守護神。
コワモテであり、度々顔が鬼のように描写される。
長髪を束ねたチームNo. 1の左利きドリブラーの3年生。ポジションはDF
元々FW登録をされていたが、DFにコンバートされサイドバックに。
水樹の欠場時には同じポジションに入るなど隠れた万能選手。
幼少期に田舎の爺ちゃんにトラクターで轢かれた事がある。
長い黒髪姿で女好き(4股)の3年生。ポジションはDF
速瀬に比べて守備的なイメージ。と称される守備型のサイドバック。
元々レギュラーだったが速瀬にポジションを取られ控えに。しかし本人達は険悪どころか女の子の情報交換をする程の仲良し。
ボランチを守るレギュラーの2年生。ポジションはMF
国母、速瀬から合コンのツテにされる、大柴からは人類皆兄弟人間と称される程の人付き合いの上手いタイプ。その為人間的に問題しかない大柴からは内心友達と思われている。
大柴からはモブ(2年冬)多分小林(入学当初)、水樹からも鈴木と間違えられる事が多いが、青函の平や大学生の千手からは非常に評価が高い。
GK以外をプレーできるレギュラーの2年生。ポジションはMF
能力的に尖った選手が多いチームで貴重なオールラウンダー。
2年になっても1年生同様に体育会系理不尽ルールを守る律儀な男。
1年生。選手権からベンチ入りしている。ポジションはMF
当初はつくしに厳しく当たっていたがいつのまにか認める様になり、彼がゴールを決めた際には涙を流して喜んでいた。
本人は華麗でスマートなプレイヤーと思い込んでいたが、中澤からもその才能は欠片もない。と言われており、泥臭いキープ力が持ち味でありそのしぶといキープ力は様々な選手からも評価されている。
1年生。来須同様につくしに厳しかった。ポジションはDF
選手権では風間に並びレギュラー入りし背番号4のセンターバックを守っている。
粘り強くガッツあるプレイヤーであり3人の十傑の決定的なシーンを一人で阻止する程の実力はあるが、1年生らしく緊張や体力面で負傷交代が多い。
1年生。来須、新渡戸と含めて3バカと呼ばれ長髪を束ねている。ポジションはFW
選手権からベンチ入りしているが公式戦出場描写はない。
色黒で沖縄からきた1年生。ポジションはGK
口下手で人付き合いが苦手な内気な性格で最初っからつくしには優しかった優男。
しかしGKとしては非常に攻撃的なプレースタイルでありゴールに張り付く猪原と違いガンガン前に飛び出す積極性が持ち味。実は風間に並ぶ運動神経の持ち主。
初期は3バカ以上につくしに厳しくサッカー部ですら無かったが、懸命に走るつくしに感化されサッカー部のマネージャーに中途入部する。
一度マネージャーとして東院に潜入し、「なにも隠すことはない」と言われた事で馬鹿にされた。と感じ見返す為に徹底的に調べ上げサッカーを学びチームの戦術をほぼ決めてしまう程に成長した。
貧乳であり、3バカ&風間からは洗濯板、貧乳と言われているが、その都度酷い目に合わしている。
通称ヒゲ。バツイチ。
監督だが戦術的にも選手としても優秀とは言えないが、チームのモチベーション管理とスカウトは非常に上手であり、初心者の水樹を引き止め、争奪戦になった臼井、風間をスカウトした。
基本戦術は生方任せたが、大事な所ではしっかりと名采配を決めている。
別れた奥さんの名は順子。未練タラタラであり、元妻とも険悪どころか非常に好意的だが、彼の鈍さが原因でなかなかヨリを戻せない
インターハイ終了後に転校した3年生。ポジションはFW
思い切りは無いが丁寧なシュートが自慢。インターハイで練習に付き合ってくれたつくしにポジションを取られた形でメンバー外になる。
転校後、選手権に観戦に訪れ解説役に。
ライバル校
桜木高校
作者の過去作振り向くな君はの舞台となった桜木高校の2年後の姿。
弱小だったが2年で関東覇者になる程の強豪に上り詰めている。
3年生に進学した前作主人公のひとり。ポジションはMF
十傑の一角に成長し、天才パサーとして評価されている。
相変わらず掴めない人間でつくしをデパート屋上のフットサル大会に誘う。
水樹とは犬猿の仲。だが連作先は互いに知っている。
3年生に進学した前作主人公のひとり。ポジションはFW
死神。と呼ばれる怪物。海外志望であり、Jリーグ内定選手である十傑では無いが実力は十傑クラス。
3年生になっても体調面の不安は残っており、途中出場や途中交代。試合中に倒れてしまうことも。
闘将如月と呼ばれる守備の要の3年生。ポジションはDF
相変わらず温厚だがプレー中に情熱的過ぎる一面は相変わらず。
お付きの人がいる程の良いところの出身であり、卒業後はスイスに引っ越す事が確定しており、理事長が知り合いらしく桜木高校に入学した経歴。
その為十傑では無いが十傑クラスの実力者。
相変わらず素行に問題がある3年生。ポジションはGK
試合中にタバコを吸う(アニメではカット)など素行に問題があり、高校からサッカーを始めた上に本人がバカである為、失点に繋がる大失態を残す粗いプレーだが怪物キーパーと称されるまでに成長した。
相変わらず夏と千手には頭が上がらない。
ロン毛から坊主頭になりビジュアルが1番変わった3年生。ポジションはMF
腰に重度の怪我を抱えており試合前には痛み止めを打たないといけない程。
精神的にも成長しており後輩に対してリーダーシップを発揮している。
相変わらず童顔の3年生。ポジションはFW
高校からサッカーを初め、背も伸びず小柄だが抜群のスピードを誇る桜木高校の得点源に成長した。
近藤のキックからのカウンターは本人達が3年間これしかやって来なかった。という程の正確性になった桜木高校の得点パターンになった。
大学2年生になったOBにして監督。
今日もやる事なし!と本人が言う程の置物だが、成神の体調には非常に気を使っている。
東院学園
東京4強で絶対王者。
中学から大学まで繋がる一貫校。インターハイ全国ベスト4の強豪。
徹底的なトラップ練習で精密機械と言えるパスワークが自慢。
東京ビック3にして十傑の3年生。ポジションはMF
Jリーガーの長男満と大学得点王の次男聖也の2人の兄を持つサッカー兄弟。
派手な兄達と違い、ド真面目で自ら洗濯機を回し、初対面の人には無条件で敬語。インタビューした生方からは「ひどくつまらない優等生の模範解答」と言われる程のお堅い男。それでも唯一の本心として「どのチームも負けるのは絶対に一度だけ。その一度が来るんじゃないかと僕は試合前いつも怯えています」と言う本音を漏らす。
徹底的なリスク回避を好み2人の兄からも1対1では自分達も抜けない。と言われる守備力の持ち主。
坊主頭に屈曲なフィジカルの3年生。ポジションはDF。
中等部入学時にはメガネに細身と明らかにスポーツ経験のない文化系人間だった為、先輩の保科兄弟からはすぐ辞める。と思われていたが「練習すれば昨日より下手になる事はない」と言う僅か過ぎる成長に幸せを感じる事が出来た為6年続きチームの守備の要となった。
高等部から東院に入学した1年生。ポジションはGK
元々フィールドプレイヤーであり、GKで本格化したのは高校入学後。
フィールドプレイヤー経験からゴールから離れてシュートに参加してくる程の足元のスキルを持つ次世代GK。そのポテンシャルで一貫校ならではのマンネリを解消した。
チームのエースの3年生。ポジションはFW
元々腰が悪く、それが理由でリスクを嫌う保科からパスを貰えず中等部時代に全国制覇を逃した。
生まれつきの両利きであり左右どちらも寸分違わぬプレーが可能であり、本人の発想力もあり無類の得点力を誇る。
京王河原高校
東京の私立学校。創部2年だが桜木高校が勝ちきれなかったダークホース。
サッカー部創設者の3年生。ポジションはFW
マネージャーを盗撮する、股間にゴールドスプレーをするなど年相応の性格。
反面犬童からは「サッカーセンスは常軌を逸している」と言われるストライカー。
本人が自分にプロは無い。と諦めている為高校サッカーに全てを賭けている。
サッカー部創設者の3年生。ポジションはFW
元々都選抜だったが「生涯埋まらない差がある」と指導者に戦力外通告を受けた過去がある。
左の大砲と称されるストライカー。引退後も丸岡と選手権の観戦に来ており君 下と書かれた2枚のパネルを持ってきた。
一星学園
選手権長崎代表。前線の選手層の厚さはほぼ九州選抜と言われ、個人の判断でプレーをする超攻撃型サッカーが信条。十傑の相庭未蘭が所属しているが、チームメイトは相庭を特別な存在と認識しており、自分達は相庭の踏み台と言う認識があり、どこか一枚岩になれていない。
大会得点王候補筆頭の2年生ストライカー。ポジションはFW
十傑唯一の純血ストライカーと称されるスキルと試合感の持ち主。
中学生時代から有名で中学選抜で対決した君下、大柴に盛大なトラウマを植え付けた。
チームメイトの胸の内をこっそり聞いてしまったが、彼はチームでの勝利を大事にしている。
色黒でみらんと言う名前からハーフやクウォーターの可能性がある
キャプテンの3年生。ポジションはFW
糸目に見えるが極端な細目でありたまに白目と黒目がハッキリ描写される。
190cm90kgのフィジカルでゴール前のコンタクトプレーで無類の強さを誇り、身軽に跳ぶ姿からプロレスラーと呼ばれる。
プロを考えて居たが、相庭と出会った事で彼の踏み台になっても構わないと思うようになってしまった。
チームのまとめ役の3年生。ポジションはMF
攻撃的なポジションで使われているが本職はセンターバック。長身とパスセンスを買われた事で選手権本戦からポジション変更した。
相庭を特別と思っており、奥同様に踏み台になる事を辞さない。
フリースタイルが特技の3年生。ポジションはFW
嫉妬から相庭の部屋に爆竹を投げ込もうとした(未遂どころか偶然ドアを開けた相庭の顔面で爆竹を破裂させた)イタズラ好き。度々相庭からもちょっかいをかけられている。
相庭に絶対的な信頼を置いている。
前歯が一本無い1年生。ポジションはMF?(正確なポジション不明)
細かく複数のボールタッチを得意とするドリブラー。
最強の1年生を目指して風間を敵対視している。
一星学園監督。聖蹟高校のOBでヒゲの後輩。
元々センターバックのお堅いサッカーをしていたが、子供は攻撃が好き。と言う理由から指導者としては選手の判断に任せる攻撃的な采配を好む。
普段はジュースも奢らぬケチだが敗退後は自腹でホテルを延長した(しかし金が足りなくなって途中で相庭の他は長崎に帰った)
梁山高校
奈良県代表にしてインターハイ無敗の高校王者。
十傑3人が在学しているが、他のメンバーも超高校級。
選手の名前はドリフターズから取られているのか碇屋、加藤、高木、仲本、荒井、志村が居る。
高校サッカーの王と呼ばれる十傑の3年生。ポジションはMF
世代別代表にも選ばれ、1年生からレギュラー。代表で部活に参加する事は少ないが、チームメイトのおかげで代表に参加していると考えており、常に部活の映像を送ってもらい、部活に参加する時は影の努力として1人で部室の掃除をしており、その姿勢から全部員が彼の主将に異論を唱えない。
老け顔と○○だぁ口調。その渋さから男性人気が非常に高い。
豊富な運動量をフルタイムで落とさず常に数的優位を作る守備、攻撃では基本的なプレーが全て高精度。更に自らスタンドに駆け寄り声を求めチームを盛り上げるなどプレイヤーとしてはつくしの完全上位互換。
神の左、日本の至宝と呼ばれる十傑の3年生。ポジションはMF
世代別代表に選ばれる高校No. 1プレイヤー。しかしメンタルは問題があり、凡ミスが多い。
加藤とは幼稚園からの付き合い。しかし高校までそこまで仲は良くなかった。
神の左、日本の至宝の異名はダテでは無く、左足だけでほぼ全てのプレーをしてしまい、伝説の神業ベルカンプターンすら行う。
高校サッカー史上最高のサイドバックと名高い十傑の3年生。ポジションはDF
加速、減速、コンタクトプレーと群を抜いた身体能力の持ち主。更にその身体の使い方をしっかり理解しており、水樹を吹き飛ばし、速瀬はトラクターに轢かれた。と称している。
大きな体と身体能力の高さから子供に人気。
その他
テレビアニメ版
2016年7月にテレビアニメ化。放送局はTOKYOMX、MBS、BS11、アニマックス。
その内、TOKYOMXでは日曜朝枠での再放送も行われた。放送は午前10時30分~。BS11でも再放送を実施した。
監督には『銀河へキックオフ!!』の宇田鋼之介、キャラクターデザインは『黒子のバスケ』の中澤一登、アニメーション制作は『パンチライン』、『うしおととら』の『MAPPA』が担当する。
放送に関しては、夏・秋シーズンの2クール。第2期は京王河原高校との試合までであり、決勝の東院学園戦はOVA形式。
ストーリー
中学校ではいじめられっ子だった柄本つくしは、高校入学前に同い年のサッカーの天才・風間陣と偶然知り合い、フットサルの誘いを受ける。
フットサルの試合にでた柄本は、下手なりに必死に走ってゴールを奪う。
その後風間も柄本と同じ聖蹟高校の生徒だったことがわかる。
サッカー初心者の柄本がサッカー名門高校でチームメイトと共に成長していく・・・。
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