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天地創造デザイン部の編集履歴

2021-02-14 21:16:46 バージョン

天地創造デザイン部

てんちそうぞうでざいんぶ

『月刊モーニングtwo』にて連載中の漫画。

概要

月刊モーニングtwo』にて2017年から連載中のギャグ漫画。略して「天デ部」。

ネタとプロットを蛇蔵が、ネームを鈴木ツタが、作画をたら子が各々担って制作された。

登場する生き物たちはよく知られるものからマイナーなもの、果ては古生物幻獣宇宙人まで。キリスト教における創造論をベースにしつつも、生物の考証は至って科学的であり、幻獣も容赦無く科学的考証の的になる。なお、作中における「進化」はアップデートと表現されている。ただし、ギャグ漫画である為、創造された順番は現実に出現した順番とは限らない(作中では馬の後に蛇がデザインされている)。


2021年1月からTOKYOMXAT-XおよびBSフジほかにてテレビアニメが放送されている。制作旭プロダクション。監督は増井壮一。

アニメ放送に合わせて文化庁国立科学博物館とのタイアップ企画がなされ、出演声優による館内での音声ガイドが始まった。


物語

万能の神天地創造を為され、その世界に住む生き物たちを生み出そう…と思ったけど面倒になったので下請けに出すことに。神様からの依頼で代わりに生き物を造ることになった「天地創造社」。連絡係の天使・下田とともにデザイナーやエンジニアたちが神様の無茶なリクエストに試行錯誤と苦戦苦闘で多種多様、千差万別な生き物たちを創造していく。


登場人物

創造主

この世の全てを創り出した存在。

しかし、数多いる生物を創るのが面倒になってデザイン部に創造を任せっきりにしている。自らはデザインされた生物の最終決定権を担う他、不祥事を犯した部下の堕天(いわゆる左遷)を行う。

元ネタが元ネタなので姿は登場せず、天啓という形で部下やデザイン部に指示を下すが、オーダーがふんわりと曖昧かつ無理があるものばかりなのでデザイン部の面々をほとほと困らせている。


連絡係

神様からの天啓をデザイナー部に伝える役目を持っており、種族は二人とも天使。

その証拠に背中に羽のようなものがある他、スーツの襟が羽型になっており、これは上田も同様である。


この作品の主人公で、新人のサラリーマン天使。

初々しく爽やかな好青年で、本作における読者目線担当。

神様の無茶振りに振り回されるデザイン部の面々を気遣いつつ、ときに彼らの引き起こす情熱やスランプによるとばっちりに巻き込まれる。


下田の上司。金髪のキャリアウーマン風の美女。

やり手のようだが、どこか掴みどころのないふわふわとした性格をしている。

一度とある生物に呪いをかけるという不祥事を起こしたため堕天させられたが、神様に事情を説明したため、すぐに戻ってきた。


デザイン部

人と酷似した文化と姿を持つ超自然的存在。一応は人間誕生以前という設定である為、人間ではないらしいが、天使というわけでもない。ちなみに、デザイン部のメンバーは頭文字が太陽系の星から取られている。

一人で生物をデザインする事もあれば、キリンなど複数人の案を折衷して生物が完成する事もある。


デザイン部室長。「ウマ」を創造した第一人者だが、その魅力に取り憑かれて何でもかんでもウマをベースにした生物を創造しようとする。

ペガサスのラフデザインを提出するも、飛ぶための筋肉量が足らず、飛び続けるためには度々ウンコをしなければならなかった為に没を食うが、シマウマタツノオトシゴ(英語でシーホース)が採用されるなど馬愛は止まる所を知らない。

ちなみに自信作ユニコーンは、骨粗鬆症で試作後即グロッキーになっていた(ウシ科やシカ科の動物は胃が複数ある為カルシウムを蓄えることが出来るが、胃が一つしかない馬ではカルシウムの蓄えが出来なかったため。この一本角はのちに海原の手でイッカクの牙に流用された)。


笑顔の絶えない好青年。

常に生き物に対して食欲を唆らせており、今までに作られた生物の味の傾向を覚えている様子。本人曰く、「草食生物や食虫生物が一番美味しかった」らしい。

ちなみにデザイン部はデザインした生物を生き伸びる為の手段を与える為に試食しているのだが、彼の場合は趣味で試食している節がある。趣味が高じて動き回るソーセージのような生物をデザインした事も(のちにナマコになった)。しかし、考えなしに試食しているわけではなく、食物連鎖のためには味は重要なものという彼なりの考えがあっての事である…多分。


スティーブ・ジョブズを思わせる服装の男性。

奇抜なデザインからシンプルなデザインまで幅広く手掛け、生物として無駄のない生物を創造する事をモットーとしている。

土屋の影響を受けてウマを参考に手足などの要素を削ぎ落として「ヘビ」を誕生させ、その合理的なデザインと生態系での強者っぷりから金森を絶句させる。過去に蛇によく似たをデザインした事があったが、没になってしまいトラウマになっている。ちなみに彼のデザインした「ピンポンツリースポンジ」は作中オリジナル生物ではなく、実在する海綿の仲間である。


オネエ言葉で話すファッションデザイナー風の男性。可愛さや美しさに拘る芸術家肌で、主に鳥類のデザインが得意。

自分の生み出した鳥類が蛇の餌食になっていることを嘆き、ハタオリドリの巣を改良させたりと工夫を凝らし、ついには蛇の天敵たるヘビクイワシを完成させる執念を見せた。


ゴスロリ風の小柄な少女。アノマロカリスのぬいぐるみを抱いている。

食虫植物やヤドクガエルといった不気味な生き物や有毒生物を手掛けており、それを「可愛い」と愛でる独特なセンスの持ち主。

ただ、コアラを製作するなど可愛いもの好きの一面も覗かせている(ただし、「ウンコを食う生物」という発想が元になっている)。


髭をたくわえた長髪の男性。大柄ながら非常に心優しい性格で、カンガルーラッコなど可愛らしげな生物をデザインする事が多い。

また、自分のデザインした動物たちに愛着を持っており、アルマジロを初め、簡単には食べられないように何らかの防衛策を施す事も。


溶接用の作業服に身を包んだエンジニアの女性。

ラフデザインから生物を試作を行い、下界へ離すために精査を行う。試作を繰り返してきた為か、生物たちに対する造詣が深く、この漫画の解説役でもある。

自由な発想を持ち寄って来るデザイナー達に振り回される苦労人であるものの、バーベキューに参加するなどノリのいい一面も。


その他

おかっぱの髪型が特徴の土屋の孫息子。好きな動物は案の定「ウマ」。


天国と対をなすベンチャービジネス企業「地獄」の社員。上田の元同僚。

中二病を思わせる格好をしているが、それと裏腹に心当たりが良く丁寧。また、投げやりでざっくりしたオーダーを出してくる神様と違い具体的に説明してくれたため、デザイン部の面々を感心させた。

ちなみに、彼の格好は自分が一番クールだと思ったものだが、地獄で働く社員は途中で格好が恥ずかしくなっても、予算の都合で変更できないらしい。


昆虫を作る部署の人たち。髪型や体系、服装も全て同じで、外見での判別は不可能。



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外部リンク


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漫画 講談社 モーニング・ツー 2021年冬アニメ

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