概要
司会は千鳥。ナレーションは田昌人。旅人役のゲスト(旅番組では滅多に見かけないような人も出演する事がある)が日本各地を訪れ、飲食店等で居合わせた客と相席をするのが主旨。千鳥の2人は気になる所がVTR中にあったら、「ちょっと待てぃ!!」ボタンを押しVTRを止めてからツッコミを入れる。この「ボタンを押してVTRを止める」と言う方式は、同じく朝日放送制作の番組である「東西芸人」でも行われていた。
VTRのクオリティはとにかくひどい。ロケの苦手な芸能人が空回りし続けたり、ロケが盛り上がっていない様子をそのまま放送したり、明らかにいらないシーンを放送したり、悪意が感じられる箇所を撮影したりともう滅茶苦茶。結果的に「ちょっと待てぃ!!」が多発する。多いときは数秒に1回くらい「ちょっと待てぃ!!」ボタンが押される。この番組は千鳥のツッコミがないと成立しないのだ。
しかしごくごく稀にロケ名人が登場する事もある。
1時間番組となった火曜『ナイトinナイト』枠移行後は前半がゲストによる旅ロケのVTRで後半は吉本興業所属の芸人による週替わりコーナー(ただし、旅人役のゲストが2組の場合等行われない回もある)の形式へと変更された。千鳥の2人はこの週替わりコーナーのVTRでも旅ロケの時と同様に「ちょっと待てぃ!!」ボタンを使用してからツッコミを入れている(「千鳥の野球チームを作ろう」コーナーで行われた選手スカウト企画では「ちょっと待てぃ!!」ボタンの用途が異なっており、自身のチームにスカウトしたい人物がVTR中に登場したらボタンを押して獲得する方式となっている)。
2021年2月2日19:00-20:54の時間帯にて、掟破りのゴールデンタイム進出かつ朝日放送・テレビ朝日系列24局同時ネット放送を行った。ただしテレビ朝日では2020年秋から19時台の番組が18時45分スタートに前倒しされたため、テレビ朝日や広島ホームテレビなどでは18:45から放送された。なお、地元ABCテレビでは同日深夜に放送されたレギュラー版の前半に冒頭15分のローカルパートを組み込んで放送したため、レギュラー放送を遅れネットしている地域についてはゴールデン版で放送されなかった冒頭15分のローカルパートも順次視聴できる見込みである。なお、テレビ朝日系列24局は、本番組を何らかの形で放送した実績があるため、この特番が初放送だった、と言う局は実は1局もなかったりする。
主な企画
- 青田買いスペシャル
まだ知られていない新たなロケスターを発掘すべく挑戦的なキャスティングをする企画。ロケが上手すぎるアジャコングや、島田珠代のパンティーテックスなどの名シーンが生まれた。
- ネイチャー相席
コロナ禍でこれまで通りのロケができなくなったために作られた企画。大自然の中で幻の生物などを探す。
- ○○-1グランプリ
街ブラが一番うまい人は誰かを決めるコンテスト。千鳥が採点する。初回は「街ブラ-1」というタイトルで2019年のM-1グランプリ決勝進出者6組が登場。その後はテーマ別となり「白塗り-1」「流し-1」などが放送されている。
- 千鳥の野球チームを作ろう
街にいる一般人を千鳥がスカウトし、野球チームを作りノブチームvs大悟チームで対戦する企画。
ネタキャラ枠でスタウトした人が元キャッチャー経験者で2塁への盗塁を阻止する、まったくの初心者が外野に抜ける打球を身を挺して阻止するなどのファインプレーからバッター隠し球といった珍プレーも飛び出す熱戦となった。
余談
- 番組がスタートする前の2018年1月には、『相席食堂~ついて行ったらチョメチョメじゃった~』の題でパイロット版が放送された。
- オープニングでノブの「ようこそ、相席食堂へ!」と言う挨拶後に、大悟は番組の放送当日が誕生日である有名人を祝福するのがお約束となっている。
- 番組最初期は2人1組のゲストによるロケのVTRを2週に分けて放送していた。
- 番組内のVTRで名言や名シーンが出た際、それにちなんだ張り紙や写真等が後の放送でスタジオ内のセットに登場する事がある。
- 長州力が北海道猿払村を旅した回はこの番組を象徴するような神回で、コロナ禍でロケができなかったときに再び放送されている。詳しくは「食ってみな飛ぶぞ」の記事を参照。
- UNICORNの手島いさむが旅人役やスタジオゲストで度々出演(この番組内では数字の「7」が書かれた帽子をかぶっていて、シーンが切り替わるたびに「7」の帽子の柄が変わるというボケを披露する事が多い)しており、同じくUNICORNのメンバーである奥田民生と番組オープニング曲「さすらい相席食堂ver.」(奥田のソロ曲「さすらい」のアレンジ)を共同で手掛けている。
- 菊池風磨(Sexyzone)が出演した回では、彼の全裸を必要最低限の隠ししか入れずに放送した(その為、この回は番組中に地上派限定の放送である事が告知された)。ちなみに彼は他の番組でも二度全裸にさせられている。
- 若者人気を増やすためか一時期インフルエンサーをスタジオに呼んでいた。しかしインフルエンサーよりもノブのほうがフォロワー数が圧倒的に多い。特に意味がないと感じたのかすぐ廃止された。
- VTRがあまりにもひどい出来だった場合、担当ディレクターを呼んでどういう意図でそんな編集にしたのか詰問することがよくある。
- TVerのバラエティ番組部門で3位にランクインした。ちなみに2位はテレビ千鳥、1位はロンドンハーツと、千鳥が関わる番組で上位を独占してしまった。
- 村上ショージと内藤大助が故郷に帰る「生まれ故郷に凱旋SP」ではショージの墓参りと旧友との再会シーンに千鳥の2人は涙を流し「番組が違うど」とただ感動し、内藤の恩師との再会にも千鳥はただ心を打たれ続けると言う相席食堂とは思えぬ感動作でギャラクシー賞月間賞の受賞に至った。
セット解説
先述の通り、セットには過去の放送にちなんだグッズが配置されている。
- おしながき
メニューの代わりに過去の旅人の名前が書いてある。
- ノルディック親父
ノブの父が両手に杖を持ち登場したことから。
- ち~よ
又吉直樹が保戸島で出会った人の発した謎の言葉。千社札のようなシールだけでなく、後ろに置かれている小説の中にも「又吉直樹 ち~よ」がある。
- ワールドウォー
スギちゃんの「ワイルドだろぉ」の言い方が雑になってきてそう聴こえることから。中央下のホワイトボードに小さく書いてある。
- PANTHER OGATA MAD MAN
自ら泥の中に落ちていっているようにしか見えないパンサー尾形貴弘。中央下やや右のポスター。
- 瀬下豊の写真
こちらは明らかに自分から泥の中に飛び込んだ。
- PANTIES TECHS
島田珠代が発した謎の言葉。この回で珠代はほぼ一発ギャグを連呼するのみで、それ以外はほとんど何もしていない。
- ナメモンガラの魚拓
八丈島で幻の魚と言われているナメモンガラ。しかし大量に釣れた。
- 田村のターキー
高橋ジョージの回でボウリングに挑戦したときに、高橋を差し置いてロケドライバーの田村さんがターキーを出した。
- 7の帽子
手島いさむの帽子。
- 大門三郎のCD
ロッシーが種子島で出会った歌手。その回の最後にUNICORNの作ってくれた番組テーマ曲が発表される予定だったが、危うく大門三郎の曲がテーマ曲になるところだった。
- 僕のスフレです
- 稼ぎきれない
矢口真里が神戸市で出会った人の発言。お金がない理由を聞かれてこう答えた。
- ボッテガモザイク
千原せいじが奈良市を旅したVTRでボッテガ柄のモザイクをかけられた二人組が映っていた。不倫デート中だったためボッテガモザイクをかけられていたのだが、後にせいじ自身の不倫が発覚したため「ボッテガモザイクをかけられた千原せいじの絵」がセットに掲げられた。
- 研ナオコの絵
絵なんよ。
- その他
過去に番組で登場した食べ物の貼り紙が至るところに貼られている。
関連タグ
日曜日よりの使者 -旅ロケのVTRのオープニングとエンディングで当初使用していた楽曲。