曖昧さ回避
- 「領域」「地帯」「区域」を意味する英単語【zone】。
- 日本のガールズバンドの名前。→ZONE
- 『遊戯王5D's』に登場するキャラクター。→Z-ONE
- 『仮面ライダーW』のキャラクター。ゾーン・ドーパント
- 『ファイナルファンタジー8』の登場人物。
- 『ファイナルファンタジー9』の登場人物。
- 『流星人間ゾーン』。
- 『地球戦隊ファイブマン』の敵組織。→銀帝軍ゾーン
- 『無限軌道ssx』に登場するキャラクター。→Mr.ゾーンことフェーダー・ゾーン
- 『黒子のバスケ』に登場する能力→ゾーン(黒子のバスケ)
- スポーツ等における、いわゆる「覚醒状態」。下記参照↓
- 「ゾーン多面体」における用語。
- サントリーグループが販売するエナジードリンク。→ZONe(エナジードリンク)
スポーツにおける「ゾーン」
精神が極限の集中状態に突入すること。
具体的には――
- 心はどこまでも穏やかである。
- 自分の思い通りに体が動く。
- 相手の動きやボールが止まって見える。
- 雑念が消えて最適な動作を瞬時に判断できる。
- 限界を感じることなく、何処までも突き進めるように思えてくる。
- 競技が楽しくて仕方がない。
……といった、これまでとは心身の動作と感覚が別次元の領域に到達する境地を指す。
スポーツにおける無敵状態と言い得るもの。
禅でいうところの「無の境地」、我らPixivユーザー的にいえば「小宇宙(コスモ)」「明鏡止水」「身勝手の極意」辺りが当てはまると思われる。
某大ヒット剣劇漫画の「透き通る世界」は、まさにこのゾーンそのものと言える。
プロスポーツ選手でこの領域に到達したプレイヤーは少なくないものの、意図的にゾーンに突入可能なプレイヤーは一握りと言われる。
また一度ゾーン体験を経ると、圧倒的なパフォーマンス力と高揚感から、「もう一度突入したい」と願うプレイヤーは多いという。
ゾーン突入には、日々の地道な練習による積み重ねと、思考だけに頼ず直感的を信じる精神性が必要とされる。
ゾーンのメカニズムは、人が脳で意識的に処理している情報を無意識化させること、つまり突然の事態を前に体が勝手に動く状態を、極限の集中力で引き出すことで、発動するといわれている。
そのため必要な動きを意識している間は、雑念や迷いが多く、ゾーンには到達できないとされる。
どんな達人だろうと常日頃から基礎練習を怠らないのは、肉体と本能が無意識状態でも確実に連動し、必要な動きを反射的に繰り出せるようにするためである。
空手・合気道などの武道は「動く坐禅」とも形容され、極みに登る者は極限まで「型」を身体に学習させ、不意打ちに対してでも無心で迎撃することができるレベルに達するとされる。
二次元創作的にいえば――
修行や激戦の果てに、新たに覚醒状態に到達する
のはゾーンだが……
のはゾーンとは呼べない、と区別出来るだろう。