概要
福岡県北西部に位置する政令指定都市。福岡県の県庁所在地である。
市の人口は160万人で、東京23区を含めて国内6番目の大都市。九州地方最大の都市であり、福岡県内では日本三大都市との呼び声も高い(実際には人口も経済規模も名古屋・中京圏に遥かに及ばないにも関わらず)。
福岡市と北九州市を中核に500万人規模の福岡・北九州大都市圏を形成しており、国内では首都圏、関西圏、中京圏に次ぐ4番目の規模の経済圏である。
博多と呼ばれることもあるが、現代の福岡市中心部は近世の城下町福岡と、古代からの港町・博多の2つから成り立っている。
行政区は中央区・博多区・東区・南区・城南区・早良区・西区の7区に分けられており、市役所は中央区に、県庁は博多区に所在する。中央区には高等裁判所から簡易裁判所までの格級裁判所、博多区と東区に筑前国一宮をそれぞれ一つずつ抱える(博多区・住吉神社、東区・筥崎宮)。
古くから朝鮮半島と関わりが深く、韓国の釜山市とは航路で結ばれ、姉妹都市の関係にある。単純距離では東京よりもソウルのほうが近い。そのため韓国人観光客が多い。
戦前まで九州最大の都市は熊本市であり、戦後は1970年代まで北九州市のほうが人口が多かったが、現代は九州において福岡市の1人勝ち状態が鮮明になってきている。
福岡市は人口増加が著しく、博多や天神地区で再開発が盛んである。ただし福岡空港と市街地に近く制限表面がモロに被る関係上、中心部に高層ビルを建てることに制約がかかっている(福岡タワーやシーホークホテルのあるシーサイドももちは制限表面外)。
コンパクトな大都市であること、良好な気候で災害が少ないこと、博多ラーメンや博多うどん、もつ鍋など人気のグルメがあること、歓楽街・中洲を抱えていることなどから、札幌市と並び昭和期から転勤族に人気の街である。
関連タグ
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