人物
1981年9月4日生、本名はジェローム・チャールズ・ホワイト・ジュニア。
ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のアフリカ系アメリカ人だが、母方の祖母が日本人であるクォーターでもある。
小さい頃母方祖母を喜ばせようと彼女が口ずさむ演歌を歌ってみせるうち、自身が演歌に魅せられてゆく。
2回の日本留学を経由して、大学卒業後日本で働きながらコンテストに出場、スカウトを経て、2008年にシングル『海雪』でデビュー。その年の日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得したほか、NHK紅白歌合戦出場を果たした(翌2009年も出場)。
歌唱は演歌ながら、HIPHOPスタイルのファッションが特徴的だったが、第5シングル「嘘泣き」以降は30代を迎えたこともあって、ハットにスーツの大人なスタイルが定着した。
五木ひろし氏、坂本冬美氏、藤あや子氏を特にリスペクトしており、プライベートでも交流がある。また、NONSTYLE石田氏や中村中氏、森山愛子氏とも仲がいい。
ワサビが苦手だそうで、自身が本人役で出演した映画「クレヨンしんちゃん」でもネタにしていた。
ファン以外にはあまり知られていないが、ゲーマーでもあり、マリオシリーズやドラクエ、ファイナルファンタジーなどを遊んでいる。「風来のシレンDS2砂漠の魔城」のイメージキャラクターとCMソングも務めた。
第7シングル「夜明けの風」では、パチンコ、パチスロ「必殺仕事人」とのコラボで大当たりの映像に出演し、マイクの柄の部分から光の刀身が飛び出したり、同じくパチの「仕事人」コラボの配信シングルではマイクが金色になり桜の花びらのビームを出せるようにアップデートしており悪の忍者を吹き飛ばすという、それこそゲームの主人公みたいなアクションぶりを見せつけている。もっと広まれ。もっと知られろ。
帽子は絶対のトレードマークであり、彼にとってはタモリ氏のサングラスと同じぐらい外せないものであり、帽子を取らなければならない仕事のオファーがあっても、仮にあの北島三郎氏に言われたとしても断るという。
「帽子は身体の一部であり、逆に帽子を被るとジェロだとバレてしまう、帽子を取るとわからない」らしい。事実、後述の取材でも帽子を被るまで正体がバレなかった。
また、本人曰く「ハゲてはいない」らしい。(帽子の下にはバンダナを巻いている。)が・・・・・・。・
また、筋トレも趣味であり、たびたびジムに行った報告ツイートをしたり、ボディビルショーを見に行ったりしている。
2018年にデビュー10周年を迎え、記念ライブ「感謝感激」を開催したが、同年5月、歌手活動の休業を発表した。その2年前から通信制の大学院でITセキュリティーを学んでおり、外資系のIT企業に就いているという。
その約1年後、Youは何しに日本へ?でたまたま取材を受けていた。帽子を被るまで取材班に全く気づかれなかった。また、「ハゲていない」と言いつつも前髪はかなり後退していた。
休業前にファンクラブ会員に綴った手紙では、「歌に対する情熱は消えていない」「今はまだいつとは言えないけれど、必ず復帰する」と書いていたものの、取材では「今のところ復帰の予定はない」と言っていた。そのため、「引退した」と勘違いしている人も少なくない。
仮に予定があるとしてもコロナの影響で再開しづらくなっているのかもしれない。今のところTwitterは時々ではあるが更新しており、「無期限休業」から復帰したアーティストは数多くいるものの、ジェロ氏の明日は、果たして・・・・・・・。
代表曲
- 海雪
- えいさ
- やんちゃ道・・・オタケベ!カスカベ野生王国主題歌
- 夜明けの風
- セレナーデ
- うぬぼれ
- ひとり舟