曖昧さ回避
プロフィール
1981年9月4日生、本名はジェローム・チャールズ・ホワイト・ジュニア。
ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のアフリカ系アメリカ人だが、母方の祖母が日本人であるクォーターでもある。
経歴
小さい頃母方祖母を喜ばせようと彼女が口ずさむ演歌を歌ってみせるうち、自身が演歌に魅せられてゆく。
2回の日本留学を経由して、大学卒業後日本で働きながらコンテストに出場、スカウトを経て、2008年にシングル『海雪』でデビュー。その年の日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得したほか、NHK紅白歌合戦出場を果たした(翌2009年も出場)。
歌唱は演歌ながら、HIPHOPスタイルのファッションが特徴的だったが、第5シングル「嘘泣き」以降は30代を迎えたこともあって、ハットにスーツの大人なスタイルが定着した。
演歌にとどまらず、オールジャンルの曲をカバーするライブを毎年秋頃に横浜、名古屋、大阪で行っていた。2015年ごろからはバラードやR&Bタイトルにも力を入れている。
また、3ヶ月に一度、下北沢でも定期ライブを行っていた。下北沢に縁のあるコンテンツのファンの方々はこの繋がりで一度聴いてみると良いだろう。
2018年にデビュー10周年を迎え、記念ライブ「感謝感激」を開催したが、同年5月、歌手活動の休業を発表した。その2年前からボストンの通信制の大学院でITセキュリティーを学んでおり、外資系のIT企業に就いているという。
その約1年後、『YOUは何しに日本へ?』でたまたま取材を受けていた。帽子を被るまで取材班に全く気づかれなかった。
休業前にファンクラブ会員に綴った手紙では、「歌に対する情熱は消えていない」「今はまだいつとは言えないけれど、必ず復帰する」と書いていたものの、とある取材では「今のところ復帰の予定はない」とコメントしている。そのため、「引退した」と勘違いしている人も少なくない。
仮に予定があるとしてもコロナの影響で再開しづらくなっているのかもしれない。今のところTwitterは時々ではあるが更新しているが、所属事務所公式サイトには名前は残っていない(2019年時点ではまだ残っていたようであり、Wikipediaには現在も残っているが微妙なところである。まぁこれに関してはフリーに転身した可能性もあるが…)。
ちなみに会社のパーティーなどではたびたびミニライブを開いているようだ。
「無期限休業」から復帰したアーティストは数多くいるものの、ジェロの明日は、果たして…
人物
帽子は絶対のトレードマークであり、彼にとってはタモリのサングラスと同じぐらい外せないものであり、帽子を取らなければならない仕事のオファーがあっても、仮にあの北島三郎に言われたとしても断るという。
「帽子は身体の一部であり、プライベートでは帽子を取るとわからないが、逆に帽子を被るとジェロだとバレてしまう」らしい。事実、後述の取材でも帽子を被るまで正体がバレなかった。
また、本人曰く「ハゲてはいない」らしい(帽子の下にはバンダナを巻いている)。ただし、前述の「YOUは何しに日本へ?」出演の際には、前髪がかなり後退していた。
また、筋トレも趣味であり、たびたびジムに行った報告ツイートをしたり、ボディビルショーを見に行ったりしている。
「ウィル・スミス似のイケメン」と表されながらも熱愛報道が回ったことは一度もない。アメリカではダンススクールに彼女がいたようだが、「女性に関してはかなりの奥手」と言われているようで、現在は結婚もしておらず彼女もいないようだ。
五木ひろし、坂本冬美、藤あや子を特にリスペクトしており、プライベートでも交流がある。また、石田明(NONSTYLE)や中村中、森山愛子とも仲がいい。
ワサビが苦手だそうで、自身が本人役で出演した『映画クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』でもネタにしていた。
ファン以外にはあまり知られていないが、ゲーマーでもあり、マリオシリーズやドラゴンクエストシリーズ、ファイナルファンタジーシリーズなどを遊んでいる。『不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 砂漠の魔城』のイメージキャラクターとCMソングも務めた。
第7シングル「夜明けの風」では、パチンコ、パチスロ「必殺仕事人」とのコラボで大当たりの映像に出演し、マイクの柄の部分から光の刀身が飛び出したり、同じくパチの「仕事人」コラボの配信シングルではマイクが金色になり桜の花びらのビームを出せるようにアップデートしており悪の忍者を吹き飛ばすという、それこそゲームの主人公みたいなアクションぶりを見せつけている。
余談
所属事務所が藍井エイルと同じであったり、2回目の紅白出場での対戦相手が水樹奈々だったり、クレヨンしんちゃんの映画に出演した際、メインゲストとして共演した相手が当時ブームを起こしていた「涼宮ハルヒの憂鬱」の人気キャラの中の人だったりと意外とアニメや声優にも縁がある。が、本人はあまりアニメは見ない模様。
ちなみに藍井エイルも無期限休止したが、のちに復活している。
代表曲
- 海雪・・・デビューシングル
- えいさ
- やんちゃ道・・・『映画クレヨンしんちゃんオタケベ!カスカベ野生王国』主題歌
- 晴れ舞台・・・NHK「みんなのうた」で発表。母や祖母への想いが込められており、自身のコンサートではシメのカーテンコールで必ず流している。
- 試練・・・風来のシレンCMソング
- 夜明けの風・・・ぱちんこ「必殺仕事人」コラボ
- セレナーデ・・・5周年記念
- うぬぼれ・・・初の本格演歌
- ひとり舟・・・現時点で最後のシングル。
カバー
関連タグ
クリス・ハート・・・彼の後にデビューしたアフリカ系J-POPアーティスト。経歴もスタイルももろ被っているがメディアでは何故かこちらの方が優遇される。J-POPの方がより多くの人に親しみやすいためだろうが、J-POPファンやJ-POP歌い手の海外勢は多いのに対し、ジェロのように演歌が好きな人はなかなか見られないし、実力や情熱も確かなものなので決して物珍しさだけで売ってるわけではないのだが…。なお、こちらもジェロの少し前に無期限休業に入ったものの、復帰した。