プロフィール
「遂に来たわね、来てしまったわ! お待ちかねの水着姿で、女王メイヴここに現界よ! 私くらいお肌に価値がある英霊なんて───そうはいないわ。ねえ、あなたもそう思わない?」
概要
『Fate/GrandOrder』の2018年の水着イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」に登場。去年に引き続き、まさかのメインでの出演である。
水着に着替え、叔父貴の魔剣カラドボルグを持ってきてセイバーにクラスチェンジした。
イベント中は一度だけサポート枠で操作可能。その後BBやXXと共に実装された。レアリティは☆4。
セイバークラスに珍しい「悪・混沌」属性持ちで、混沌属性まで獲得したのは彼女がお初である。
人物
ライダー時代とほぼ大差なしの、自分の美貌に絶対の自信を持つ夏の悪女。
ただしライダーの時よりもグラビアアイドルとしての意識が高く、人を惹きつける花としての自覚が強い。
サバフェスに出場するのも、自分のグラビア写真集を売って自身の魅力を伝えるため。そしてそれが1位になることは彼女にとって絶対である。
元々男を魅了する力が強く男性ファンが多いことに加えて、反則ギリギリのあらゆる手段を使い、戦略的に宣伝してサバフェスを有利に進め、他の人気サークルを押し退ける売り上げを誇る。その高い人気の一方で、従来の同人誌を楽しむサバフェス古参からは快く思われておらず、あの美女好きの黒髭ですらメイヴのブースのものは絶対に買わないと豪語している程。
オルタたち主人公側にとって、サバフェスにおける宿敵である。
ストーリー中では第二霊基の水着で、第一はシンプルなピンクでガーリーなビキニに猫型サンバイザー、第三は敢えてのニット帽に白のノースリーブジャケットがセットになったビキニと変わっている。
能力
接近戦重視なセイバークラスとなったせいか、筋力と耐久が向上し、代わりに魔力が低下している。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C | D | B | D | EX | A+ |
保有スキル
私が水着に着替えたら(A+) | 自分の肉体でどれだけ大衆、および目当ての殿方を悩殺させられるか。A+ともなればその威力は絶大。本来は「黄金律(体)」を含む複合スキルだが、本作では効果が一部異なる。 |
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オードトワレ・ホワイトハニー(B) | 声色や吐息に蕩けるような蜂蜜の甘さが香り、ただ立っているだけで対象のパラメーターを自在に操作する。魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち意のままにできるだろう。たとえば幼い少年を、熟練の戦士にも匹敵する勇士へと変えることも可能。逆に、熟練の戦士を幼い少年のようにしてしまうこともできる。サーヴァントであっても、抵抗手段がなければパラメーターを弄られてしまう。スキル「果実の酒気」と似て非なるスキル。スキル使用時に香水をつける仕草をするので、その動作を邪魔すれば発動を止められるかもしれない……が、彼女の行動を阻むことのできる人間などこの地上にどれだけいようか。 |
女王の躾(海)(A) | ライダー時のスキル「女王の躾」の亜種と思われる。 |
対魔力(B+) | クラススキル。魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。Bランクでは魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。 |
騎乗(A) | 乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。Aランクで幻獣・神獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。…のだが、彼女の場合は何かもっと違うものに感じてしまうのは気のせいだろうか? |
宝具
愛しきカレの虹霓剣(フェルグス・マイ・グッドルッキングブレイブ)
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~20
- 最大補足:1~10人
生前における恋人のひとり、英雄フェルグスの宝具である魔剣カラドボルグを武器として使用する。
当然の如く真名解放も可能だが、今回は自粛しているようだ。素敵なリゾート地に地震を起こすのは女王メイヴであっても、いや、女王メイヴだからこそやるはずがない。
ライダー時と同じく『英雄を我が物とする』逸話や伝説、その性質から宝具を実体化させたものなのか、それともカルデアのフェルグスから普通に借りてきただけなのか、真実は誰にも分からない。
フェルグス本人が使用する際よりもさすがに威力は落ちるが、その分、柔軟さ、自在さは向上している。
「えいっ」と可愛らしく振るえばたちまち虹のヴェールが展開される。
メイヴの標的になった敵兵は虹のヴェールに絡め取られ、恍惚の光のなか、訳も分からないままに無力化されるだろう。
本作では常時型武装。真名解放はされない。
愛しき夏の恋逢瀬(ワンショット・マイ・ラブ)
- ランク:A+
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~40
- 最大補足:1人
一夏の恋、一枚きりの記念写真(ワンショット)。
本来のメイヴは『生前に我が物とした英雄たちの宝具を操る』という特徴を有するライダーだったが、水着となって霊基が変化したメイヴは新たな宝具を得るに至った。
すなわち、女王メイヴが有する強力な武器のひとつ『魅力』を利用した、恐るべき対人必殺宝具である。
鼻歌交じりで歩く彼女から「あら、こんにちは」と声を掛けられたが最後、対象はたちまち彼女に惹き付けられ、一夏の恋に落ちる。必ず落ちる。
そして思う存分彼女に好き放題された挙げ句、あえなく夏の空に果てるより他にない───
宝具『愛しき夏の恋逢瀬』の対象となった者は己を誇るべきだろう。
女王メイヴが声を掛ける相手は、そう、選ばれしグッドルッキング・ブレイブ……否、グッドルッキング・スレイブだけである筈なのだから……!
この恐るべき宝具は彼女の魅力を中心に構成されているが、なんと、意外なことに継続的な魅了効果はない。
「一夏の恋って、ほら、そういうものよね?」
とはメイヴ本人の弁である。
ゲーム上での性能
最大ステータスがHP:13609/ATK:8017と、ジークフリートに匹敵するHP偏重型。
ATKに関しては、実質☆3.5であるセイバー・リリィに次ぐブービーと、かなり極端な性能をしている。
《Quick:1/Arts:2/Buster:2》のセイバーの定型で、Q性能こそ騎乗スキルと4hitするおかげでそこそこ良いが、A性能は2hitかつ平凡で、Extra Attackも5hitするものの性能自体は地味である。
しかし下記のスキルのおかげで、意外にNP効率は悪くない。
スキルは、ライダークラスの「黄金律(体)」の変質スキルで自身にNP獲得状態(3T)&スター獲得状態(3T)を付与する「私が水着に着替えたら(A+)」、敵全体を魅了(1T)&Arts耐性ダウン(3T)の「オードトワレ・ホワイトハニー(B)」、「女王の躾」の変質スキルで味方全体の攻撃力アップ(3T)&自分以外の味方全体のクリティカル威力アップの「女王の躾(海)(A)」、の三つ。
「私が水着に~」のNP獲得量はかなり高く、毎ターン最大で20%と実質60%のNPを獲得できる破格のチャージ性能を誇る。スターも毎ターン最大10個補給でき、とりあえず使って便利な有能さが売り。
「オードトワレ~」の魅了効果は性別不問かつ確率固定、さらにAカード限定だが敵の防御性を崩すなど、酒呑童子の「果実の酒気」に近い性能をしている。魅了自体はそこまで強くないが、A耐性ダウンの方は効果がピンポイントなだけになかなかのデバフを発揮する。
「女王の躾(海)」は、原形から男性限定の枷を外して味方の攻撃性に磨きをかけてくれる。「オードトワレ~」のA耐性ダウンと噛み合った場合、Artsクリティカル威力が一気に跳ね上がる。ただし自分にクリティカル補正はかからないので注意。
宝具は「愛しき夏の恋逢瀬」で、効果は【敵単体に超強力な攻撃&「Nice Shot!」の回数だけ防御力ダウン付与(3T)<オーバーチャージで確率アップ>】。
Arts単体攻撃かつ6hitするため、「私が水着に~」と「オードトワレ~」と合わせてNPのリチャージ性能も良好。
最大の特長は「Nice shot!」の回数分発生する防御デバフで、演出中5回発生するカメラのシャッターチャンスで判定が発生し、その回数だけ防御デバフが重なっていく。オーバーチャージ(NP200%以上or宝具チェイン2順目以降)で確率が上がり、最大500%で5回すべてがほぼ確定で入り、敵の耐久力を骨抜きに出来る。
自らを主軸に置きながら周囲を鼓舞して戦わせる、安定の女王スタイルを貫くサブアタッカー。
当然ながらArtsパーティーとの噛み合わせが良く、味方全体のNP効率を引き上げながら、高威力に高められた通常攻撃と宝具を連発できる青い暴力が浜辺を容赦なく制圧する。
課題は「黄金律(体)」が変質したため、耐久性は素の体力の身で粘るしかない点か。
ほか「悪・混沌」属性のため、優位が取れるランサーでも鬼将ヴラド公の悪特攻に引っかかる危険性がある。
そして2019年の正月からは幽境の温泉宿の女将の悪・混沌特攻にばっちり引っ掛かるようになってしまい、現状敵対することこそないが、鉢合わせたらお裁き確定である。―――合掌。
関連サーヴァント
第一宝具の持ち主。
メイヴ自体は彼を結構気に入っているらしく、宝具の使用感も「あなたと一緒にいるみたい」となかり蠱惑的なセリフで表現し、使用期間の延期をねだっている。
宿敵にして意中の想い人。
相変わらずつれない態度で交わされてしまうが、今回は水着になったとあっていつも以上に積極的なアピールを展開する。……もっとも恥じらいとプライドが先立つのか、毎度の調子で遠回しなのだが。
またストーリーでは彼と念願のタッグを組んで、主人公たちとビーチバレー対決に挑むことになる。
犬猿の仲。
元が同じライダークラスでありながら、山育ちという型月世界のチート環境育ちゆえの「天然の健康美人」であることに、内心でなかりの嫉妬を覚えている。
牛若丸も彼女の「己の満足のためなら悪辣も辞さない」高慢さを嫌っている。
クー・フーリン関連における最大のライバル。
自分をまるで認知していなかったことを相当根に持っており、今度こそ認めさせようとする―――が、スカサハは一瞥した後さっさと立ち去ってしまった。
異聞帯の女王で、スカサハの同位体である氷の女神。
憎き本家とは正反対、女王なのにやたら可愛げに溢れる彼女に困惑しつつ、彼女の放つ謎の魅力に取りつかれてしまった。
2019年の正月には同じ部屋に宿泊しており、甲斐甲斐しく面倒を見ては悶絶している。
相変わらずゲーム三昧で引きこもりがちな彼女の面倒を見ている。
彼女が一番苦手なケルト英霊。
単に彼女に靡かないばかりか、自分の妻を自慢してくるという空気の読めないところがダメとのこと。
もっともフィンもあれで相当な切れ者なので、わざとそうして彼女を煙に巻いている話もあり得る。
余談
水着メイヴのクラスはセイバーだが同クラス内にはメイヴにとって生理的に無理な人物がいたりする。
ちなみに彼女の絆礼装は、この傍若無人ぶりからは想像しえない純真で繊細なものとなっている。
彼女の「無垢にして清楚、淫蕩にして悪辣」という性質を、端的かつ見事に表したものといえよう。