※なお同様に国鉄史上のエポックメーカーとなった気動車についてはこちら→キハ80系
国鉄 80系電車
国鉄のエポックメーカーとなった電車。
詳細は国鉄80系へ
大阪市交通局(現・OsakaMetro) 80系電車
今里筋線・0番台
大阪市営地下鉄時代に開業した今里筋線用の車両として4両編成17本が製造された。車体デザインは長堀鶴見緑地線用の70系をベースとしているが、設計箇所に変更点がみられる。
車内空間を最大限確保するため、70系は扉は床上から1400mmの位置でガラス・車体とも内側に折れ曲がっていたのに対し、80系はコストダウンのため扉の下の位置で車体を曲げ、ガラスを直線タイプに仕上げている。LED式の車内案内表示器は70系の「貫通扉の上部」から、「ドアの上に千鳥配置」へ変更した。また、今里筋線は開業時からホームドアを設置しているため、リニューアル改造前の70系とは違い天井部にもラインカラーのオレンジを配している。
長堀鶴見緑地線・30番台
ダイヤ改正に伴う運用見直しのため今里筋線運用編成が1本余ることになり、OsakaMetro移管後の2018年に、0番台の第17編成が長堀鶴見緑地線への転用改造を実施することになった。改造内容はラインカラー変更など最小限なものにとどまり、車両形式は「80系」のまま、番号が30番台・第31編成へ改められた。