概要
大阪市交通局(大阪市営地下鉄)の路線として1990年(平成2年)3月20日に開業し、2018年の民営化に伴い現在はOsakaMetroが営業している。ラインカラーは鶴見緑地をイメージした「黄緑」。ナンバリングはN(Nagahori-Tsurumiryokuchiから)。
大正~門真南間を結ぶ、リニアモーター式のミニ地下鉄(⇒リニア地下鉄)である。日本最初のリニアモーター式地下鉄であるとともに、日本最初の営業用リニアモーターカー路線となった。もともとは「鶴見緑地線」の路線名称で、鶴見花博への観光客輸送のために京橋~鶴見緑地間が先に建設された。最初の開業時は他の地下鉄路線との繋がりの無い孤立路線だった。また京橋駅はやや不便な位置にあり、JRや京阪などとの乗り換えも便利というわけではなかったが、花博開催中は唯一の鉄道アクセス路線として機能した
花博終了後は、1996年(平成8年)12月11日に京橋~心斎橋間が、翌年1997年(平成9年)8月29日に大正~心斎橋間・鶴見緑地~門真南間が延伸し、最終的にはこの形態となった。上述の心斎橋までの延伸の際、市の中心部は長堀通りの直下を通るため、「長堀鶴見緑地線」と改称した。
OsakaMetroの路線の中では今里筋線の次に収益の無い赤字路線で、(黒字路線である)御堂筋線の収益で赤字を補充している。近年は利用客が増えている。
駅一覧
ほとんどすべての駅が島式ホームで右側の扉が開く。可動式ホーム柵(ホームドア)の設置は完了済み。
接近予告・接近・発車のすべてのメロディーが他の路線と大きく異なっているのも特徴。
駅番号 | 駅名 | 乗り換え路線 | 備考 |
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N11 | 大正 | JR大阪環状線 | |
N12 | ドーム前千代崎 | 阪神なんば線(ドーム前駅) | |
N13 | 西長堀 | 千日前線 | |
N14 | 西大橋 | ||
N15 | 心斎橋 | ||
N16 | 長堀橋 | 堺筋線 | |
N17 | 松屋町 | ||
N18 | 谷町六丁目 | 谷町線 | |
N19 | 玉造 | JR大阪環状線 | |
N20 | 森ノ宮 | ||
N21 | 大阪ビジネスパーク | ||
N22 | 京橋 | ||
N23 | 蒲生四丁目 | 今里筋線 | |
N24 | 今福鶴見 | ||
N25 | 横堤 | ||
N26 | 鶴見緑地 | ||
N27 | 門真南 | 大阪モノレール本線(2029年開業予定) |
運行系統
2019年3月ダイヤ改正時点では、朝ラッシュ時最短3分間隔、夕ラッシュ時最短3分30秒間隔、日中6分40秒間隔で運転される。
列車は基本的に大正~門真南の通し運転であるが、大正発の最終電車は横堤止まりである。
京セラドーム大阪でイベントなどがある場合は、大正~心斎橋間の臨時列車が運転されることがある。
使用車両
余談
発車メロディは、当時の広報担当者によると開業当時の両端駅「京橋」「鶴見緑地」の読みを大阪弁イントネーションにしたものがモチーフになっている。