三冠

さんかん

1人あるいは1チームで3つのタイトルを獲得すること。三冠王ともいう。あるいは、特定のスポーツにおける主要な大会あるいはタイトル3つのことを指す。

主にスポーツで3つのタイトルを獲得した選手やチームなどに対して言われる。

日本では特にプロ野球と競馬のものが有名。

タイトルの数が4つ、5つ…と増えると四冠、五冠…と呼ばれる。

プロ野球における三冠

首位打者、本塁打王、打点王の3つのタイトルを獲得した選手を指す。

また、最優秀防御率、最多勝、最多勝率を投手三冠ということもある。

アメリカ、メジャーリーグには14人いるが、1967年のカール・ヤストレムスキーを最後に三冠は排出されていない。

国内一部リーグ、国内カップ戦、大陸クラブタイトルをワンシーズンで全て制覇する事。

欧州ではトリブレと呼ばれ、その凄まじいまでのスケジュール密度から、これまでに達成したクラブは思いのほか少ない。

競馬の三冠はイギリスのクラシックレースが元となっており、2000ギニー・ダービー・セントレジャーの3つのレース、あるいはそれに相当する、各国の3つのレースを勝利した馬が三冠となる。ただしセントレジャーの権威が失墜したため、1970年のニジンスキーを最後に三冠を目指す馬はほとんどいなくなった。

日本の中央競馬では皐月賞・東京優駿（日本ダービー）・菊花賞がそれに該当する。牝馬三冠は桜花賞・優駿牝馬（オークス）・秋華賞（かつてはエリザベス女王杯）である。

日本中央競馬歴代三冠馬（2009年に描かれたためオルフェーヴルはいない）

PWFが管理・認定する全日本プロレスのタイトル。正式には三冠ヘビー級王座という。

2011年10月現在、諏訪魔が王座にいる。

囲碁の代表的なタイトルである、棋聖・名人・本因坊を同年に一度に獲得する事を大三冠と呼ぶ。獲得者は2010年現在で趙治勲のみ。