概要
元々アメフト選手を目指していたが、結局プロにはなれずアマチュアFAでMLBに契約し81年にトロント・ブルージェイズに入団、その後ミネソタ・ツインズを経て、83年に阪急ブレーブスに入団。MLB時代の登録名は「グレッグ・ウェルズ」だったが、当時阪急に在籍していたバンプ・ウィルスと紛らわしかったため「ブームを呼ぶ男」という意味で「ブーマー」となった。
83年からオリックス・ブレーブス、オリックス・ブルーウェーブ時代を含めて8年の在籍間の内、84年には日本プロ野球初の外国人選手の三冠王を達成、同年の阪急パ・リーグ制覇に貢献した。
92年に福岡ダイエーホークスに移籍し、同年に引退した。
逸話
- オリックス・ブレーブス時代に当時の同僚だった門田博光がホームランを打った時ハイタッチをしたら門田が脱臼したというブーマーの怪力を象徴するエピソードは有名だが、実は門田自体は脱臼癖があり、別にブーマーの怪力のせいではない。
- 阪急ブレーブスに強い愛着心を持っている。
- 歴代三冠王の例に漏れず恐妻家で、日本での1日の小遣いがたった2000円で食事がうどんとフライドチキンばかりだった。これに見かねた上田利治監督がステーキを何度かご馳走したという。
- 球場へは阪急時代の親会社である阪急電車を利用しており、有人改札を顔パスで通ってたという。
- 現役時代は乱闘など暴れん坊のイメージも強かったが、後年では当時から野球に真摯な人柄を備えていたことがメディアでもよく伝えられるようになった。