概要
山梨県の県庁所在地であり、人口は19万人と最大都市でもある。かつては特例市であったが、特例市廃止に伴い2019年に中核市に分類された。なお、県庁所在地および中核市としては最小人口である。
非常に南北に長い形であり、市の北端は山梨県の北部で長野県と隣接している。市の南端は山梨県南部の富士河口湖町と隣接しており、静岡県まで接近している。
市内の状況
県庁所在地ということもあり、甲府駅を中心に商圏が広がっている。しかし中心部への道路が狭く、自動車社会の山梨にとって致命的となっている。そのため近年では中心部から郊外へ移転する商業施設が多い。スターバックスや無印良品の店舗もかつてはあったが郊外へ転出してしまい(無印良品は県庁所在地で唯一店舗がない)、マクドナルドすら甲府駅から徒歩30分圏内に存在しない(モスバーガーとロッテリアは駅前にある)。一方で地方では珍しい成城石井やヨドバシカメラがあるなど店舗の有無がいびつな状況になっている。
官公庁やメディア関係は甲府市に集中しているが、その他の上場企業はほぼ市外にある。
市政
周辺自治体が自由民主党主体なのに対し、甲府市のみ立憲民主党(民主党)が主体である。そのため周辺自治体と折り合いが悪く、上述の通り縦に細長い市域の要因になっている。
市内の主な施設
交通
鉄道
中心駅は甲府駅。特急を含むすべての列車が停車する。
中央新幹線の駅が市内に設置される予定であるが、甲府駅から車で30分離れた市の南側に設置される予定である。
バス
路線バスはほぼすべての系統が甲府駅を経由する。バスタ新宿や名古屋駅、大阪駅から高速バスも運行されている。
道路
中部横断自動車道が市の南部を通っているが、唯一市内にある甲府南インターチェンジは中心部から30分以上かかる。隣町にある甲府昭和インターチェンジを利用することが望ましい。