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「俺の耳は10km先の蚊のクシャミでもキャッチ出来るんだ!」

CV:大山豊

概要

銀帝軍ゾーン銀河闘士の1体で、両耳まで翼になった蝙蝠を思わせる姿を持つ。

自称「探索のスペシャリスト」らしく、嘘吐きの少女マコを利用してファイブマンの基地であるマグマベースの所在をドルドラと共に探ろうとした。

尚、劇中描写を見る限り、あらゆる物を見透かす透視能力に加え、聴覚も抜群に優れている他、発信機を相手に忍ばせる等、上記の自称が決して嘘ではない事が窺い知れる。また、逆さになって木にぶら下がると言う蝙蝠らしい一面も有る。一般怪人でありながら、上司であるドルドラにタメ口を利いている点も見逃せない。

何より彼を語る上で欠かせないのは、巨大化に失敗して死亡すると言う前代未聞の顛末を迎えた事だろう。ドルドラが呼び寄せたゴルリンがすっ転んで脳震盪を起こし、吸収されないまま爆死すると言う最期は今作品の中でも屈指のギャグシーンである。

活躍

ファイブマンと友達である」と言う嘘をクラスメイト達になじられるマコの元に現れ、ファイブマンの基地を聞き出そうとする。逃げ出そうとしたマコをドルドラがザザと共に捕えると、彼女に案内されて湖の近くにやって来る。だが、自身の透視能力で調べても基地らしい物は何も存在せず、嘘である事が分かると、再び逃げ出すマコを捕える。

折しも湖の傍で釣りをしていた文矢にその様子を発見されると、彼に一本釣りされてしまった為に戦闘に突入。ブラックにスピンキックをお見舞いされた上でマコまで保護され、ファイブブラスターによる銃撃に怯まされた隙に逃げられてしまう。

だが、文矢が現れた事で間違い無くこの周辺に基地が有る事をコウモルギンは確信していた。

「何、文矢が彷徨いてたという事は、やはりこの近くに基地があったのだ!俺は探索のスペシャリスト!必ず暴き出してやる!」

その後、ファイブマンに保護されて基地に迎え入れられたマコは内部を探検してはあちこちでトラブルを起こし、ファイブマンを攪乱させてしまう。そしてその時に鳴った警報の音を、コウモルギンは持ち前の聴覚でしっかりと捉えていた。

やがてマコが誤ってランドガンマを発進させてしまい、その事で5人から叱責される様子をドルドラ、ザザの2人と共に伺うと、発信機をマコの靴に忍ばせる。それと同時にメドーガロアにマグマベース総攻撃の準備を命じた。

だが、マコの是非を巡ってと文矢が喧嘩すると、彼女が2人を止めようとした拍子に靴が脱げてしまい、発信機の存在が明るみに出てしまう。が発信機を破壊した事でとうとうマコがゾーンのスパイである事実が5人に発覚。彼等の元から逃げて来たマコに対してコウモルギンは改めて基地の所在を尋ねる。ドルドラとザザが現れ、追って来たファイブマンに緊張が走る中、マコはマグマベースの位置と正反対の方向を指差した。そしてコウモルギン達はそれが嘘だと知らず、真っ直ぐ指差された方角へと向かってしまう。

その後、マコの嘘に踊らされて基地を見つけられない中で現れたファイブマンと交戦になると、ブラックとブルーの連携攻撃に怯んだ所へアースカノンを叩き込まれて敗北。

直後にゴルリン12号を呼び寄せるドルドラだったが、当のゴルリン12号は何と岩に躓いて転倒。頭を地面にぶつけて脳震盪を起こしてそのまま絶命してしまったのだ。そして巨大化出来ぬまま、コウモルギンは爆散して果てるのであった……。

ビリオン「ゴルリンも、走れば岩に、躓くか…」

ドルドラ「おのれっ!!」

ザザ「人生色々でございます」

余談

モチーフは蝙蝠で、デザインは大畑晃一氏が担当。

『百化繚乱[下之巻]』にて大畑氏は「脚本に「歳を取っている」という要素があったので、聞き耳を立てる時に耳が伸びると言うギミック等を入れてみた」とコメントしている。

声を演じた大山氏は昨年の『高速戦隊ターボレンジャー』でもユーレイボーマの声を演じていた。続く本編第27話のカマキラーギンと第33話のゴリワシギンのワシギン側の声も担当している。

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