概要
早瀬マサト氏の小説『仮面ライダーEVE』に登場する主人公・門脇純が仮面ライダーとして覚醒した姿。
原作漫画『仮面ライダー』の世界観に連なる本作において、仮面ライダーBLACKではない11人目の仮面ライダーである(ちなみに漫画版『Black』では『仮面ライダー』はフィクションのヒーローである)。
ちなみに、仮面ライダーガイアの名前を授けたのは本郷猛こと仮面ライダー1号。
ショッカーによって、ショッカー首領の種子を守る「鉢」の役割を担う改造人間「ガイボーグ」として改造された純が、復活したショッカー首領に力を奪われたのち、10人ライダーの「ライダーシンドローム」による結集したエネルギーを源として進化した。
専用マシンは、とある町工場で造られた改造バイク『クルセイダー』。
放った技は「ライダーキック」のみであるが、一撃でショッカー首領を撃破する桁外れの力を見せている。
余談
特撮エース連載時には影も形も出て来ておらず、特集記事でラフが公開されたのみだった。連載時の挿絵は、村枝賢一氏の描いたガイボーグが飛び出してくるイラストだったが、単行本化の際に構図はそのままで紺野直幸氏のガイアに差し替えられ、本文にもガイボーグが変化した描写が書き加えられている。
ちなみに、仮面ライダーガイアの名は、石ノ森章太郎氏が仮面ライダーZX同様に雑誌媒体で活躍するつもりで考えていたライダーの名前に由来しており、その設定には『真・仮面ライダー』(第3の目)『仮面ライダーZO』(自然の中で眠っており覚醒した)『仮面ライダーJ』(地球・自然の力を源とする)に連なるアイディアもいくつか見受けられる。 また、この名前は仮面ライダークウガの企画タイトルとして検討された事も。
デザイン画も残されており、石ノ森氏のラフでは、ガイボーグとガイアの名前が逆になっていた。
そのため『仮面ライダーEVE』に登場した『仮面ライダーガイア』はZX以降の仮面ライダーのオマージュや似通った設定が非常に多い。
例を挙げると上記のようなネオライダーのような共通点もあれば、自らは赤い石を埋め込まれ、身内が緑の石を埋め込まれた改造人間にされている。なおかつ敵怪人の名前に怪人とつく、命の危機に瀕したときに不思議な力(ここではライダーシンドローム)によって新たな姿に生まれ変わる。
自然現象を操り、長い間眠りについていた、石を埋め込まれた戦士。記憶喪失など。
クルセイダーには、何故かスマートブレイン社のロゴがプリントされている。
関連タグ
仮面ライダーZX:漫画『仮面ライダーSPIRITS』では、大首領復活の要となる「器」の役割を担う等、似た設定を持つ。
仮面ライダーポセイドン 仮面ライダークロノス:こちらもギリシャ神話に登場する神の名を冠した仮面ライダー。