概要
「自己中心的な性格」とは、自分を客観視できない(自我中心性)性格、または自己の利益ばかりを重視する(利己的)性格の事であり、一般的にはマイナスの印象を持たれる。心理学的な意味での「自己中心性」は前者のタイプだが、一般的に自己中と呼ばれるのは主に後者のタイプ。
わがままや自分勝手などが類義語ではあるが、これらと比べても基本的に蔑みの意味を込めて用いられる事が多い。
他人を自分の都合の良いように利用したいという考え方は一般的な人にも多かれ少なかれあるわけだが、それを露骨に出すと周囲には嫌われ、警戒されることは避けられない。
余談
元々は、自己中心的を略したものとして2000年代初頭あたりから中高生間で主に用いられた、主に『テメー勝手な奴』という意味の若者言葉であった。
2001~2004年頃にかけて片山恭一の恋愛小説『 世界の中心で、愛をさけぶ』が一大ブームになった際、
その内容が本居宣長いうところの『もののあわれ』--あくまで人の心の移ろいを主題とした視点という意味でーーとしてはピュア層のハートを唸らせたものの、
メタ的な視点では主人公の数々の言動がエゴや矛盾、独善に満ちたものにも見なくもなくもない内容で、映画版の終盤では白血病で死の淵にあるヒロインをオーストラリアまで連れていこうと(無謀にも)主人公は計画。病院から無断で抜け出し、空港まで連れ出した先でヒロイン失神&主人公「助けて下さい!!」と絶叫という…
加えて、原作冒頭では主人公の祖父が「自分が死んだら、遺骨を(祖父の)初恋の人の墓の中に入れてくれ」と、盗掘を指示する描写もみられ、俯瞰的な層・批評家からの評判はいまいちであった。
この作品、愛称が『セカオワ』もしくは『セカチュー』であった為、これを捩ると共に作品の内容を皮肉った『ジコチュー』が一部でレッテル貼りとして付せられるようになり、同時にそれに共感する層も一定数見られ、『自己中』が市民権を得ていく一助となってしまった。
関連タグ
自己中心的 ぎゅわんぶらあ自己中心派 暴君 ジャイアニズム 唯我独尊 エゴ
我田引水 独善 わがまま 身勝手 自分勝手 ダブスタ/ダブルスタンダード 自己愛
ジコチュー:ドキドキ!プリキュアの敵キャラクター
小悪党・卑劣漢・ツンデレ:他者に自己中とよく言われる者はこの中のどれかの要素に該当する(悪人であれば前者2つ、善人であれば後者だが)。
外部リンク
第7回 創作漢字コンテスト | 産経Square(スクエア):「自己中」の創作漢字が入選している。