概要
株式会社アメージングが開発・運営している、美少女育成サッカーシミュレーションゲーム。公式略称は『びびび』。
ソーシャルゲームとして2015年11月サービス開始。現在はiOS・AndroidOS・PC(AndApp)にて配信中。スマホとPCでデータを共有して遊ぶこともできる。
プレイヤーは女子サッカーチームのオーナーとなり、選手のスカウト・育成・編成・試合、果ては経営までを行うことができる。
リアルイベント開催にかなり積極的でコラボカフェ、ゲーム大会開催など盛んに行われており
ライトユーザーにもヘビーユーザーにも間口が拡がっている。
本作はモバゲーで提供されていた『ビーナスイレブン』(2014年サービス終了)の後継作、およびそれを含む『ビーナスシリーズ』の集大成となるタイトル。
本作オリジナルキャラや歴代シリーズキャラ・コラボキャラなど、選手として登場するキャラクターは2020年には400名を超えており、全ての選手が最高レアリティまで育成可能。
pixivへの投稿作品のタグには、旧作タイトル『ビーナスイレブン』が使われている場合もある。
登場キャラクター
キャラ数が膨大なため、記事の作成されているキャラクターのみ。
特徴
萌え萌えなキャライラストとは裏腹に、ゲーム内容は育成シミュレーション&シミュレーションサッカーゲーム。選手を育成し、試合に出場して報酬を得、さらに育成していくスタイル。
試合パートは(リアルタイムで動くサッカーゲームとは違い)ゲーム内設定の時間経過による戦術シミュレーションとなっており、SD化されたキャラが動くのを見ながら、アクションの指示を出して試合を進めていく。
「コンシューマゲーム版キャプテン翼みたいなシステム」といえばピンと来る人もいるだろう。
試合は“リーグ”と呼ばれる常設CPU戦、イベントCPU戦、“エキシビション”と呼ばれる対ユーザーチーム戦(操作はCPU)がある。
CPU戦はリーグやイベント、また難易度によって、数種類の定型パターンチームか、他ユーザーチームからの選抜か、になる。
課金圧はやや特殊であり、1回のスカウト(ガチャ)はビーナスハート(以下VH、課金通貨の事)400個と割高である分、VHの購入時に通常の購入分(有償用)に加えて無償分のVHが追加される購買枠が多数あり、そちらの方で得するよう課金のバランスが調整されている。特に期間パス(一定額を課金後、30日間かけて少しずつ無償分がもらえるシステム)は微課金勢にかなり配慮されており、日数こそかかるものの最終的に購入学の3.5、4.6倍程のVHを受け取れる。
有償分でしか買えないものも、他のソーシャルゲーム同様に「サプライズチケット」「スカウトチケット」等に当たるものになる。
試合は普通にプレイしていると1試合分で10分程度必要。緩和策として高速モードのON、OFFができたりアイテムを使って任意に試合を飛ばす(数秒で強制終了。但し勝ち点が下がる)事ができる
環境が充実してくると何試合もマラソンする事になるので必須となる。
また、稼働当初からキャラクターが多かった分全てのキャラへのフォローが回っていない部分がある。
キャラの人数の多さに加えて各キャラの衣装の量もそれなりにあるので特定キャラの特定の衣装が目当てだと、場合によっては復刻をもってしても再出現に時間がかかる。特定の衣装を来た好みのキャラを狙い続けるのであれば、いつ復刻しても確保できるようにVH用と課金は準備しておこう。
課金に妥協ができるのであれば、VHを使ったスカウトのキャラ重複や課金をする事で特別な交換チケットが手に入るようになり、ある程度新作の衣装が好きな時に手に入るようになった。
もちろん高レアリティで且つ描き下ろし衣装だと必要枚数が多くなるので、本当に欲しい衣装だけを狙うと良い。
- 経営シミュレート
一応、サッカーチームとして拡充していくための“経営”シミュレーション要素もあり、「スタジアム」「クラブハウス」「会社」のそれぞれをレベルアップさせていく。
ゲーム内通貨(ゴールド)を使って拡張する他、キャラクターをこれらの施設に配置しておくと、試合時の収入や獲得ファン、経験値にボーナスが付く。どの施設に対し能力を発揮できるかのステータスは、サッカーのステータスとは別に設定されている。また、配置されたキャラには一定時間毎に少量の経験値が入る。また、この3つのステータスは固定されており、各キャラ毎に得意、不得意で表現されている(経営能力が高い設定のキャラは会社の値が高い、そもそも仕事がしたくないキャラはオール1等)
- キャラクター保有システム
キャラクターそのものは重複所属できない。重複入手した場合は、レアリティポイントと呼ばれるポイントが上昇し、一定値以上になると上位のレアリティとなり、レベル及びステータスの上限が上がる。最終的に全キャラを最高レアリティ(SSビーナス)まで成長させられる。
レアリティポイントは他に専用アイテムで上昇させることも出来る。
Sビーナスになるとキャラ毎に専用の固有スキルが追加され、コラボを含めて能力が全く同じのキャラは一人もいない(似たようなキャラはそれなりにいる)
SSビーナスの昇格には必要なアイテムが更に増え、専用のアイテムの他にも試合数、Sビーナス時の育成完了など、試合に関わる要素も加わるのが特徴
その分、SSビーナスにした選手は非常に強力で初期レアリティ最低のキャラでも初期レアリティ最高レアがSビーナス時だったら二回りほど上回る能力を誇るほど
また上記の固有スキルを同じSSビーナスの選手に付け替えが可能になる為、ぼくの考えた最強の選手が作れるようになるのも夢ではない(ただし下記の着替えシステムによって限度がある)
なおコラボキャラやもぶキャラは自身の固有スキルが継承できない代わりに、どんな種類のそれなりに強い試合時に使えるスキルが付けられるようになる。
スキルの付け替え自体は可能なので「他作品のキャラの方が遥かに強くなった」、なんてことも…
新規にとって条件があまりに複雑すぎるシステムな為か、開始時になんと一人だけ
すぐにSSビーナスに出来るだけのアイテムが配布されるようになっている。
初めて触れる人でも安心の設計。ただ上記の通り、一人だけでは完全には堪能できない。
二人目作成からが本番なのでイベントを頑張ったりログインボーナスを狙おう。
ガチャ(スカウト)等で未所属のキャラを当てた時はそのキャラの所属とデフォ衣装+衣装が、所属済みであれば衣装+レアリティポイントが手に入る。
- 好感度システム
この手のゲームでは定番のシステム。試合に出場したり、専用アイテムを使うことで上昇する。上昇するとキャラクターごとの固定シナリオを読める他、オーナールームでつついた時の反応が変ったりする。
今は季節物の衣装以外ではそういった台詞が用意されておらず、好感度が500未満時でしか使われないボイスがランダムで用意されるようになっている
因みに上限は相当高く設定されており、これのランキングまで存在する
そのため人によっては100万、200万など貯める猛者もいる
- レンタルシステム
試合のうちCPU戦では、フレンドユーザーから1名キャラを借りることが出来る。自分から貸し出すキャラは、キャラクター育成画面から選択する。チームの編成などには影響されないが、チームアイコンはレンタル対象キャラになる。
ヘビーユーザーにフレンドになってもらえば、後発プレイヤーや無課金・低課金プレイヤーでも結構な難易度のところまでプレイできる。ただし1度使うと一定時間同じプレイヤーからキャラを借りることができなくなる。
- 着替えシステム
標準のビーナスユニフォームの他、追加のコスチュームが配信されている。着替えさせるためには好感度をMAXにする必要がある。着替えると、ホーム画面(オーナーズルーム)や育成メニューでの見た目が変わるだけでなく、別の種類やより強力な“スペシャルわざ”(シュート、ダイレクトシュート、パス、突破ドリブル、パスカット、ドリブルカット、キャッチ、パンチング)が使えるようになる。
コスチューム毎にスペシャルわざも変わるので注意されたい
ちなみに着替えと言っても、健全な作品なのでパンチラやブラジャーが見えるといった要素は無い。コラボ先の原作でそれなりに性的な肌の露出があったキャラですら水着止まり。
とはいえ水着が実装されたキャラのほとんどがビキニな上に紐が少し緩めなキャラもあったりして非常に際どい。
ついにコラボキャラ限定ながらも衣装が破けた衣装も用意された。
(スキル演出でSDキャラだが、もぶキャラが下着姿にひん剥かれる演出も一応ある)
なお、そんなビキニ水着以外にもほとんど裸同然のアニマルパーカー衣装(胸まで開けてるキャラはチューブブラ着用でごまかしてる、下が見えるキャラは黒パン)、
通常なら普通の衣装だけどラッキースケベな展開であられもない状態で描き起こされた衣装まで
実装されてきてるので、ここ最近は非常にギリギリなラインとなっている。健全とは一体…
他にもステータス強化としてのスキル枠がある。ここで各ステータスの長所、短所のカバーを行う。
一部の人気キャラにはびびっどモーション衣装と呼ばれるLive2D機能を活かし、実際に
ある程度動く衣装が用意されている。後付けで追加されたためこれを売りとしてるゲームには
及ばないため、あくまでもキャラが好きな人向けといえる。アニメのON/OFF機能もある。
ちなみにこの着替えシステムは試合内の性能に直結しているため、衣装が少ないキャラはその選択肢が少なく不利な部分がある。
- びびっどボード
入手時の好感度シナリオの他に、更に蓄積された好感度ポイントを使ってキャラクターの固有追加シナリオを読めるシステム。ただし全キャラに解放されているわけではなく、後述の人気投票の結果によって順次追加されている。現在は100を超えるボードが用意されており、
一つのボードに付きシナリオの他にも各種アイテムが獲得でき、その中には貴重なVHが
含まれている為、特にお気に入りでない選手の場合はそれを開放する用として主に扱われる
- 常設人気投票
毎月人気投票が行われており、月前半が予選、月後半が予選上位10位による決戦になる。人気投票上位のキャラはコスチュームの追加とびびっどボードの設置が優先して行われるが、若干上位常連キャラが存在するのが世の流れ。自分の好みのキャラクターを推したいのであれば、ネット上やゲーム内で好みのキャラを積極的にPRするしかない。もちろん、自分でも最大限に投票する事。
なお、保有していないキャラにも投票できるが単発コラボキャラには投票できないので注意。
投票券は試合で得た“ファン”の数値から変換して入手できる。ライトユーザーでもガンガン投票できるぐらいには入るが、全ユーザーが1日毎の投票数に制限があるため、大量に溜まったからといって全てを注ぎ込めるとは限らない。上位が常連であっても投票数は同じである。
- 人気投票プラスワン(インフィニティ)
3周年以降から開催された特別な人気投票。大体11月の投票戦がこれになる。
予選においては投票数の上限が解放され、一気に投票をすることが可能。
特に今まで上記の本選で中々殿堂入りが果たせなかったキャラにチャンスが訪れるのと、
自身の推してるキャラがマイナーすぎる上にイベントや新衣装が無いという
誰も見向きされないような状況下に顔を出すことで一気に知名度が上げられるイベントとなっている。
なお、本選では通常のルールに戻る為予選で上位であっても本選では下位という事は珍しくない
また同時に獲得ファン数が通常の約17倍となる特別なエキシビションも開催される。
4周年まではプラスワンという表記で、本選は優勝者のみが殿堂入りだったが
5周年ではインフィニティと名称が変更され本選も上位3名が殿堂入りの形となった。
インフィニティでは予選の順位によって本選へのボーナス票が初めて実装された。
- 旧作からのキャラ継承
『ビーナスリーグ』・『ビーナスイレブン』・『ビーナスランページ』・『ビーナスファンタジスタ』・『ビーナスアカデミー』からのキャラクターがスターシステムで参戦している。ジャンルがサッカーである旧『イレブン』や『ファンタジスタ』からのキャラはしれっと登場している他、中にはどう見てもファンタジーなキャラがいるのは『ランページ』からのキャラクター。出身地が異世界なキャラはもちろん、外国人としても紛れ込んでいる。
普通の生徒、学生、教師っぽい感じのキャラは『ビーナスアカデミー』からの登場が濃厚。
後述のコラボと異なり、『ランページ』のキャラと絡む「ランページリーグ」は常設となっている。また、ガチャ(スカウト)で出ることもある。また、追加コスチュームもあり、人気投票にもエントリーされている。
なお、旧作から容姿が同じだけど名前は変更されたキャラについては『びびっどが初出典』となっている。ごく一部のキャラが該当している
最新のリーグ「春雷リーグ」のキャラは全員新キャラである。
- そしてビーナスシリーズ恒例スタッフキャラ実装公式が病気
旧『イレブン』時代辺りから導入されていった、スタッフキャラやナビゲーター役が
実際の試合や戦闘でも扱えるようになる。というのは『びびっど!』でも例外ではない。
常設シナリオ上のライバルチームのキャラクターやオーナーはもちろん、ファンショップの売店のロリっ子、はては序盤のチュートリアルゲームに出てくるモブキャラたちまでプレイアブルキャラクターに(わかりやすく言うと千川ちひろや音無小鳥をデビューさせられるアイマス状態)。
ちなみにこのもぶこ達、固有スキルが地味に強力で、SSビーナスになると全てのスキルが扱えるようになったりとガチ方面でも十分な性能を有する。
- 頻繁な単発コラボ
結構頻繁な頻度で、それも著名作品とコラボしている。過去にはパチスロアプリや
マイナー気味なスマホアプリのコラボが多かったが、SNK格闘ゲームキャラや『BLAZBLUE』シリーズや閃乱カグラ、アニメ方面ではヤッターマンやグレンラガンなどともコラボしていた。
最近だと五等分の花嫁や彼女、お借りしますなど人気作品とのコラボも多くなり
「にゃんこデイズ」vs「ごとよめ」vs「かのかり」といった全くサッカーとは無縁な作品同士と試合できたり、
「FAG」VS「グレンラガン」vs「ヤッターマン」といったスパロボでやれと言わんばかりな試合ができたり、
「モンはれ」vs「オオカミ姫」vs「ハッカドール」などといったサ終したアプリのドリームコラボ試合が出来たり、
「ハイスクールDxD」vs「クイーンズブレイド」vs「ダンジョントラベラーズ2」といったお色気要素がふんだんに盛り込まれた作品同士との試合が出来たり、
とにかくクロスオーバーどころじゃ済まされないような試合も楽しめる
もう、何のゲームしてるのかわかんなくなるなこれ!!
残念ながら新規がこれらのキャラを獲得することは著作権的な関係などで非常に難しい。
もしニュースサイトでコラボ開催!となった時にそこから初めて見るのも〇
まだ続いてる作品だったら復刻されるケースがある。
- 遠征
選手を数時間単位の遠征に出して、選手経験値と育成アイテムを獲得できる。遠征に出せる人数の枠は累計課金額によって増える。遠征中の選手は編成に入れることができなくなるが、普段出場させていない選手もイベントや団体戦で特効枠に選出される可能性があるため、手の空いている選手は遠征に出しておいて損はない。
プレイヤー向け情報
アメージング公式ブログにて初心者サポート漫画「ひなとつぐみのおしえて!ビーナスイレブンびびっど!」が公開されている。
メディアミックス
作中キャラである詩奏音ことばと上下上下上によるユニット「★MONOCHROME☆」でオリジナル楽曲が歌唱されており、配信アルバム「ビーナスイレブンびびっど! イメージアルバム」に収録されている。
詳細は★MONOCHROME☆の個別記事内を参照。
過去の情報
- 当初Android版は、Google Playと楽天アプリ市場での配信だったが、楽天アプリ市場が閉鎖されたため、新たにAmazonアプリストアでの配信が始まった。
- データは各配信版で共有であり、移行用コード(使い捨て)を使えばプラットフォーム間の移動も可能。なおAndApp版も移行可能だが、モバゲーIDと紐付ける際は諸注意をよく見ておいた方が良い。
- 過去にはPCアプリ「Yahoo!ゲームプレイヤー」でも展開されていたが、同アプリは2020年6月にプラットフォームとしてのサービスを終了した。
関連タグ
表記揺れ:ビーナスイレブン_びびっど! ビーナスイレブンびびっど
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キズナストライカー! … 同社・同ジャンルのゲーム。こちらは男性キャラが登場する、女性向けタイトル。2020年12月7日サービス終了。