概要
ゲームボーイのローンチタイトルの一つである『スーパーマリオランド』(1989年)の舞台となる世界。
サラサランドは四つの王国(後述)からなる連邦(連合王国)で、『スーパーマリオブラザーズ』の舞台であるキノコ王国と隣接している。
各国王以下の住人たちは宇宙から飛来した侵略者・宇宙怪人タタンガの催眠術によって操られており、デイジー姫を救出するべく駆け付けたマリオの前に敵として立ちはだかる。
ゲーム中で登場するキャラクター(ザコ敵)の一部がキノコ王国のそれと同一、もしくは似通った特徴を持つ。
デイジー姫は紆余曲折を経て「マリオファミリー」の一員としての立場を確立し、ラスボスであるタタンガは『スーパーマリオランド2 6つの金貨』にも出演(ただし中ボスに格下げ)。
それ以外のキャラクターはシリーズ中で再登場の機会を得られていない。
ピラプト王国
ワールド1。エリア1・2はエジプト風の情景が広がり、エリア3はピラミッド内部。
国王キング・トトメスはスフィンクスのような姿をしており、ゲーム上の性能はクッパに近い。
ミューダ王国
ワールド2。エリア1・2は海上で、海底のエリア3は潜水艇マリンポップ号に乗ってのシューティングステージ。
国王ドラゴンザマスは巨大なタツノオトシゴで、無敵の生命体タマオーを護衛につけている。
イーストン王国
ワールド3。エリア1・2は荒野をモアイ像が駆け回り飛び跳ね、エリア3は流砂の洞窟。
国王ヒョイホイは手足の生えた怪力のモアイ像で、攻撃手段であると同時にマリオの足場にもなるガンチャンを投げつけてくる。
チャイ王国
ワールド4。エリア1・2は中国風、上空のエリア3は戦闘機スカイポップ号を駆ってのシューティングステージ。
国王パオキントンはタタンガの前座で、画面内を動き回る雲の中に隠れており、雲からはザコ敵のチッキンが無限に湧いてくる。
4つの王朝とデイジー姫の関係は明確にされていないが、チャイ王国のパオキントン王は恥ずかしがり屋で常に雲の中に隠れており、他の王たちが明確に人外の存在であることから、パオキントンがデイジーの父親ではないかとする説がある。
本山一城版ではチャイ王国にピョンピーが登場することから霊幻道士や幽幻道士を意識した展開・人物が描かれている。