概要
『ファイナルファンタジー6』のティナ・ブランフォードとセリス・シェールの二人が描かれたイラストのタグ。
この二人はゲーム内の性能面では、オリジナルコマンドを除いて、装備面や初めから魔法が使える点、剣による物理攻撃が出来る面と、共通項が多い。
そのためか、色合いや体格差で対になるように描かれることが多い。
あとは、この二人が仲良く親しげにしている様子や、百合カップリングとして描かれることも多い。
ロリ担当のリルム・アローニィを混ぜた作品は『6三人娘』参照。
注意
この記事自体はGLのカテゴリで登録されており、「百合のつもりで描いた訳ではない」或いは「受け攻めが逆なのにタグが付けられた」と不快に思われるケースも少なからずあるため、第三者がタグを追加する際、二人が並んでいるだけorコンビ感覚でタグを付ける場合には注意が必要。
萌えポイント
対照的なキャラ付けや、「人を愛することはできるの?」「からかっているのか?」のやり取りや、EDに百合要素を見出す人が多いようである。ガウのおめかしイベントでは、二人とも年頃の娘なのに、服のセンスに対して仲間たちに駄目出しされている。仲間の誰かの声なのか、モブキャラの声なのか、はたまたプレイヤー自身の声なのか…。
貧乳気味なティナはふかふかした動物が好きであり、巨乳気味なセリスはアンティーク絵本(二次元)が好きであり、自分の体型と真逆のものに夢を求めているのが分かる。
お絵描きが趣味のリルムには、この二人を驚かせる飛び出す絵本を描いて欲しいものだ…(女神・ラクシュミの絵は悪霊・チャダルヌークが宿ってしまい、未完成に終わったらしい)。
ロクセリとの関係
意外にも、ゲーム中でこの二人がロック・コールを取り合ったことは一度たりともない(ロックは二人それぞれにレイチェルの面影を重ねたが、ロックに想いを抱いたセリスだけと特別な関係になっていったようだ)。
ロックはゲーム中でティナには初めて会ったが、セリスのことは以前から知っており、記憶喪失のみがレイチェルに似ていたティナとは違い、セリスはほぼレイチェルそのものだった為、必然的な流れであった。
ロック以外の男性キャラとティナ&セリスの関係に至っては、すべて仲間同士の関係である。
強いて言えば、港町でロックがセリスの気を引くためにティナを利用した時に仲間以上三角関係未満の関係になっただけで、ロックがセリスが好きで仕方ないこと、ロックがセリスが好きにも関わらず、レイチェルを殺した帝国の味方になれないジレンマに悩んでいること、ロックがセリスをティナよりもナイスバディだから選んだのではないこと、ティナがロックよりもセリスを優先していることが同時に分かる萌えイベントなのである。ティナの「レオ将軍と一緒にいるセリスが羨ましい」「セリスを傷付けるからロックと行きたくない」「帝国とリターナーのどっちが善でどっちが悪か分からない」と思っている仕草が見られるのも萌えポイントである(ティナがセリスを差し置いて、一目散に走り去る時の人物構成、前後のレオ将軍やシャドウとの会話、ティナの表情に注目。ティナは断じて、ロックと一緒に行きたがってる訳ではないのだ)。
ティナはロックと同様に帝国の異性が気になっていて、帝国に大切な人を殺された点が共通している為、恋愛感情以外でロックと気持ちがシンクロしていた可能性が高い。また、セリスとレオ将軍の、自分たち帝国関係者が過去にしてきた過ちを悔いていて、ケフカに反発しているキャラ付けも共通。
なんと、このイベントは、シャドウ&ストラゴス&リルムのサマサ勢の見せ場の橋渡しも担っているのだ。この流れは、シャドウが魔大陸でセリスを助け、「シャドウが気になる」の台詞が出るまで続く。
帝国の会食の後で、ロックが「ティナが行くのなら俺も行く」と言った後のティナは(最初の返答以外は)無反応だったが、「台詞が棒読みになってますよ」「こっち見んな」と思ったティナinプレイヤーは多かったはず?(サマサのロックとセリスが冷やかされるイベントのティナの笑顔とどう結び付いたのだろうか)。
オルトロスを威嚇し、ガウのおめかしイベントで「なんか言った!?」と言い放ったティナなら、プレイヤーと同じことを思っていそうである(セリスは同イベントで「何!?」と貴重な将軍口調を使う)。
余談
この二人は、全員が主人公のFF6のダブルメイン主人公的な位置付けであり、あらゆる面で対照的な生き方をしている。ティナにとっては母親で真人間で人間嫌いのマドリーヌが、セリスにとってはセリスと瓜二つで帝国によって命を失ったレイチェルがそれぞれのライバルヒロイン的な位置付けになっていて、二人それぞれが「帝国時代の自分」(ティナは操りの輪、セリスは常勝将軍)「もう一人の自分」(ティナはトランスティナ、セリスはオペラセリス)という同一CP向きの要素も持つ。