冒涜
ぼうとく
崇高なものや神聖なもの、または大切なものを、貶める行為、または発言をいう。
価値観が異なる人からすると冒涜の基準が異なるため、ある行為や発言を冒涜と感じるかどうかは各個人によるものである。
冒涜を扱う作品を創る際には、その対象のデリケートな要素に気を付ける必要がある。匙加減を誤れば、叩き目的のみでうろつく粘着荒らしの餌食となる危険も有り得る。
中東では、異教を全て否定する考えに基づいてイスラム過激派(特にイスラム国、アルカイダ、ボコ・ハラム)による他宗教の施設を襲撃・破壊する事件が相次いでおり、それらの宗教に属する人達の命をも脅かしている時点で論外である。
奈良ドリームランドはアナハイムにあるディズニーランドを参考にし、それを日本流に模倣・アレンジしたと言われているが、ウォルト・ディズニー氏からは冒涜的な施設と見做された。後年、千葉県に東京ディズニーランドを建設する際にこの件が原因で難航した。
ゲーム作品関連
変わったケースとして、原作者が後年自身が手掛けたシリーズ作品を後続作で冒涜(※)する斜め上の行動を執った事例も存在する。これをやった場合、高確率で原作者とファンの間で深い溝を生む。
※原作者が直接関わっていない作品も複数存在し、原作者曰く「自分が手掛けたもの以外認めない」考えであるのが原因。
ゲームクリエイター桜井政博の場合、メディアミックスを境に複数回やってしまった為に、十数年以上経った現在でも傷跡を残している。更に、派生作品とそれらの作品で登場するキャラを各地で冒涜呼ばわりする悪質な信者(蔑称:スマブラ賊)が荒らし回っている為に収束の目途は立っていない。
この他にもスマブラSPにおいて参戦作品の主人公を貶める描写を複数回繰り返す行為が見られ、二次創作・同人ならまだしも商業作品で堂々と冒涜をやっている事が問題視されている。
ただ、スマブラの世界観は『命を吹き込まれたフィギュアが戦いに明け暮れるイメージの世界』とされており、公式という訳ではないので多少は問題にはならないが……。
『星のカービィ』シリーズではアニメオリジナルキャラのゲーム再登場(逆輸入)が『あつめて!』と『スターアライズ』で行われているが、アニメオリジナルのメインヒロインが候補から除外されたのは上記の経緯が原因であるとも言われている。
また、セガぷよも二次創作・同人ならまだしも商業作品で堂々とコンパイル時代のものとはあまりにもかけはなれた(しかも、コンパイル時代のキャラが元の世界に帰れない)キャラ、世界観のものである事が問題視されている。ひどい時はセガキャラがコンパイルキャラを冒涜するを商業作品で堂々とやっている。
更に十数年以上経った現在でも続いてしまった結果、旧ぷよ及び魔導物語を各地で冒涜呼ばわりしたり、旧ぷよや魔導物語が好きな人に攻撃する悪質な信者が荒らし回っている為に収束の目途は立っていない。
なお、こちらはスマブラやスターフォックスコマンドと違い現在に至るまで公式かどうか人それぞれな所謂「IF」「パラレル」と明言されていない。
スターフォックスコマンドは内容こそは問題がある(特に一週目のエンディングがメインヒロインが恋敵にくっついてしまう展開固定という過去作への冒涜)が、『公式かどうかは人それぞれ』とスタッフが明言しており、所謂「IF」「パラレル」として扱っている。