碇シンジ(シンカリオン)
しんかりおんせかいのしんじくん
凄まじいレベルでのネタバレ注意
CV:緒方恵美
概要
『新世紀エヴァンゲリオン』コラボ第2弾である31話のゲストキャラクター。
速杉ハヤトが「東京駅が存在しない世界」で出会った少年で、容姿やほぼ原典の碇シンジそのまま。服装も普段通りの第3新東京市立第壱中学校の夏服。同級生には洞木ヒカリも居る(ついでにあの二人も登場している)。
誕生日やプロフィールも殆ど一緒(6月6日生まれ)で、家族構成や生育環境は寧ろ『学園エヴァ』やコミカライズ『育成計画』に近い。身長は145cmのハヤトよりも一頭身上(170cm程度)で、性格は原典よりもシッカリしていて頼り甲斐が有り、笑い方もニヒル』とされる。ハヤトには「くん」付けで呼びながらも「自身の事は呼び捨てで構わない」と云う寛容な精神の持ち主。
新幹線超進化研究所西日本司令室の葛城ミサト(シンカリオン)が指揮するシンカリオン「500_TYPE_EVA」を操縦する謎の運転士として登場した。『EVAを動かすサードチルドレン』ではなく『シンカリオンを動かす運転士』なので、ちゃんとシンカギアを左腕に装着してレバーを引き倒して超進化速度へと突入させ「チェンジ、シンカリオン!」の台詞もある。
その為、リュウジに続く二人目の中学生シンカリオン運転士とも言える。パイロットスーツもまた、形状は微妙に異なるがプラグスーツに準じたカラーリングを採用している。
31話が夢オチのような形で終わったのでもう二度と登場しないかに思われたが、『劇場版』にて再び登場。E5はやぶさMkⅡが雪のゴジラとの戦闘中に浴びた「光の粒子」により別世界に飛ばされた事で、ハヤトは再び洞木姉妹やシンジと再会する。しかし、まるで31話のやり直しのような展開に、(以前遭遇していた際の記憶を失いつつもデジャブを感じていた)ハヤトは困惑する。
ハヤトは再び夢オチのような形で北海道へと帰還するが、その副作用で再びシンジやヒカリ達と出会った記憶が消えてしまう。このような事態が起こっていたのは、ヴァルハランが開発した決戦兵器ヴァルドルが発する光の粒子の影響により、シンカリオン世界と異次元世界が繋がってしまっていたからであった(31話でのシンジたちとの邂逅も夢オチではなく、劇場版での出来事を先取りしたうえで記憶が消えた為と考えられる)。
東京駅中央迎撃システム内でヴァルドルと決戦を繰り広げたハヤトは、「ヴァルドルに攻撃する事でわざと光の粒子を使わせ、異次元世界への扉を開く」という作戦を実行した。それが功を奏してシンジと500TYPE EVA及び雪のゴジラが別次元から現れ、総攻撃によってヴァルドルを撃破。戦いを終えたシンジは微笑みを残して元の世界へ帰還していった。
原典が完結したため、視聴者からは流石にもう登場しないだろうと思われていたが、続編『新幹線変形ロボ_シンカリオンZ_THE_ANIMATION>新幹線変形ロボシンカリオンZ』21話でも三度(劇中登場は四度目の)登場。左手にはシンカギアではなく、『超進化モバイル Zギア』を携えている。愛機の500TYPE EVAは『シンカリオンZ_500_TYPE_EVA』に強化された。
今回は『新劇場版』初号機を基にした怪物体「鬼エヴァ」が現れたことでシンカリオン世界へ急行し、Z・E5と共闘した。
戦闘終了後はシンカリオン世界に父ゲンドウが迷い混んで迷惑をかけたことを謝罪したが、シンからは「ワクワクした」と返答された。その言動からハヤトと似た思考の持ち主と認識し、かつて共闘した事実を覚えていたことが示唆されている。
同じく迷い混んだ父と会話を交わしており、原典のような険悪な関係ではなく、親子として会話が成立している様子を見せた。
余談
彼らが登場する一つ前のエピソードである30話の予告では、地上波放送版に限り葛城ミサト(CV:三石琴乃)によるナレーションの次回予告が流れた。これはシンカリオン登場回担当の脚本家が「当時は一視聴者だった為に完コピした」とシンカリオンTwitterで呟いている。更に言えば、予告のフォントはエヴァに準じ、只のコラボでは終わらない勢いで、もはや「本作がシンカリオンなのかエヴァなのか分からない」と困惑した人も多いだろう。
なお、(中の人はその予告をリアタイで見逃し、当日は世界の反対側で主題歌を歌ってると同じく呟いている)。
後にブルーレイBOXvol.2に収録された映像特典には、反響が高かった地上波放送版が収録されている。
続編『Z』での登場前次回予告でも、予告ナレーションがミサトではないことを除けばまたもや完コピだった。