概要
2004年9月24日に発売。開発・制作はガイナックス、発売元はエンターブレイン。
プレイヤーは葛城ミサトとして碇シンジのスケジュールを組み、育成するという育成シミュレーションゲーム。
ゲームは全26話構成になっていて、本編準拠のシリアスな「タナトス編」・シンジが前向きになる「パトス編」・いわゆる学園ラブコメの「キャンパス編」に分かれる。
クリア後には、赤木リツコとして渚カヲルを育成する「渚カヲル養成計画」がプレイ可能になる。このシナリオは、ゼーレが極力穏便に碇ゲンドウからシンジを引き離すためにカヲルを派遣するという物で、シンジをカヲルの虜とする事が目的。BL色が非常に強く、最低でも友達の関係を超えなければバッドエンドになってしまう。
オリジナルキャラクターとして、原作に登場したモブのNERV職員をモデルにした、阿賀野カエデ・最上アオイ・大井サツキの3名が登場。また、『鋼鉄のガールフレンド』から霧島マナが再登場している。ルート次第では彼女達との結婚も可能。
漫画版
GAINAX・株式会社カラー原作、高橋脩作画の漫画作品。『月刊少年エース』(角川書店)で2005年6月号から2016年4月号まで連載された。単行本全18巻。
上記のキャンパス編のスピンオフ作品となっており、原作の陰鬱な展開からは一変、シンジを主人公に平和で平凡な世界のなか、エヴァキャラたちと学園生活をエンジョイするという明るいものとなっている。(TV版最終話のいわゆる「学園エヴァ」を膨らませたものをイメージするとわかりやすいかもしれない)
これについて原作アニメおよび貞本エヴァのキャラクターデザインを担当した貞本義行は本作品について“「明るいエヴァ」はまかせたぁ!”と本帯にコメントしている。
世界観は原作の気候が夏一辺倒であったが、秋物の服装を着こなし、戦闘要素も一切排除しており、使徒やエヴァといったものは登場しない。ただし謎の研究機関としてのネルフは存在し、そこでシンジ・アスカ・レイは実験モニターとして協力し、戦闘訓練(と呼べるものかはともかく)を受けていたりなど、その面影を随所に残す。
基本的に原作開始時に死亡しているユイ、キョウコ、ナオコも存命している設定になっており、ある程度幸せな生活を営んでいる。
また戦闘要素を排除するためにゲンドウが一級フラグ建築士のギャグキャラ化したり、ゼーレが消極的だったりなど、一部キャラクターが大きく変貌している。(ただしゲンドウはその素質があるため、ありえたかもしれない姿の一つとも解釈できる。)
関連タグ
- 新世紀エヴァンゲリオン
- カヲシン
- プリンセスメーカー:実はガイナックスは本作以前から育成シミュレーションを出していた。