東京

とうきょう

地名の一つ。日本では現在事実上の首都機能の置かれた東京都地域の略称として一般的に用いられる。

その他曖昧さ回避

熟語としての原義はその名の通り「東の都（都市）」で、漢字文化のあるアジア地域でも用いられている。

読みは「とうけい」あるいは「ドンジン」。

主に洛陽と開封の別名として用いられている模様。

現在の韓国の慶州は、高麗王朝時代に東京と呼ばれていたとされる。

首都ハノイは、1831年まで東京（「ドンキン」、「トンキン」）という名であった。

その名残として南シナ海北西部のバクボ湾をトンキン湾と呼ぶこともある。

地名として、

・関東地方南部に位置する現在の都道府県の東京都

・その都市機能の中枢部で、地方自治法に基づく特殊な自治体である特別区エリアの東京23区

・第二次世界大戦終戦前後まで存在した、旧東京府、旧東京市

の略称となっている。

明治維新という国家の近代化が行われていた1868年、現在の京都府京都市からの遷都を機会として江戸から改称。

東京23区の人口は約960万人、東京都の総人口は約1,400万人、周辺の衛星都市を含めた都市圏（首都圏又は東京都市圏）では約3,700万人である。

この都市圏は人口規模が世界最大のメガロポリスであり、GDP（域内総生産）でも米国のニューヨーク都市圏と世界一二を争っている。

なおインフラ施設や民間企業の商業施設等について、東京都外に立地しているにも関わらず「東京」の名が看板に入れられている場合も多い(東京ディズニーランド、旧称新東京国際空港等)。