概要
『ONEPIECE』に登場する動物系悪魔の実の一つ。他の動物系と同じく、複数のモデルが存在する。
食した者に偶蹄目の動物に変身する能力を与える。シカシカの実があるのかどうかは不明。
分類
モデル野牛(バイソン)
能力者は現サクラ王国国王のドルトン。獣形態には鯨偶蹄目ウシ科ウシ亜科バイソン属アメリカバイソンのような姿になる。
ごつい外見とは裏腹にスピード(特に突進力)が上がり(実際にバイソンは1t以上の体重で時速65kmで走り、高さ2mの物を飛び越える事ができる)、人獣形態(所謂ミノタウロス型)では一斉射撃を分身したかの如き早業ですべて回避できるほど動きは機敏。勿論、腕力も強くなる。
余談だが、作中で最初に名前が判明した動物系悪魔の実であり、また悪魔の実に「動物系」という系統が存在する事もこの時初めて明かされた。
ワンピースマガジン掲載の『悪魔の実図鑑』によればイチゴに似た実で、牛の頭部のような真っ黒いフォルムをしている。
モデル麒麟(ジラフ)
バナナによく似た形をしている実(モデル野牛とはまったく形状が異なる)。獣形態時には鯨偶蹄目キリン科キリン属キリンの姿になる。キリンです。
能力者はカク。エニエス・ロビー帰還後にスパンダムから渡された物を食べて能力者となる。
人獣形態では何十倍にも巨大化し、その巨体を生かした攻撃(嵐脚「周断」など)も繰り出せるようになった。また、なぜか長すぎる手足や首を折りたためるようになった。ゾロ曰く「そんなキリン居ねえ」。
なお、SBSでは「もしカリファが食べていたらどうなったのか」を描いたイラストを作者が描いている。
Boichiによる漫画版『episodeA』では先代と思しき能力者が登場。エースと戦い、敗北してのびていた所をティーチに殺害された。おそらくはこの男の能力が移った(あるいは継承者が間に何回か入った)実をスパンダムが入手したものとみられる。
余談
TVシリーズ「zの野望編」で登場するシューゾの兵力に大砲の姿と能力を持った(ただし発射するのはレーザー)アルパカが登場しており、物に悪魔の実を食べさせたケースと思われる。