はじめに
当記事は「ルイージ」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
兄・マリオと共に初代64版から参戦している準レギュラーの一角(『X』のイベント戦より)。
ファイター番号は09、通り名は緑の人気もの。…こらそこ、永遠の二番手とか言うな。
特徴
いろんな意味でオールラウンダーなマリオとは対照的に、極端或いは変な特性が多い。
例えば、
- ジャンプ力がマリオより高い
- 空中機動力が最低クラスで、挙動がふわりとしている
- 非常に滑りやすい(『for』まで)
- カベジャンプができない(『DX』以降)
- しゃがみ歩きができる(『X』以降)
- 何よりもネガティブなキャラクター性
など。
…原作で散々カベキックをしているのになぜスマブラでできないのかは不明。
通常必殺ワザ「ファイアボール」はマリオと違い水平に飛び、早く消滅する。
原作シリーズではマリオと同じ色だが、『スマブラ』では緑。
横必殺ワザ「ルイージロケット」は『スマブラ』のルイージを象徴するワザ。ピカチュウ(ピチュー)の「ロケットずつき」に似ているが、こちらは画面手前側を見ながら半目で突っ込んでいく。
ため具合に関わらず、たまに暴発することがある。特に『DX』では暴発時のスピードが凄まじいことになっていた。
『X』以降では最大ためを維持できるが、『for』以降ではためすぎると疲れて不発になってしまう。
ちなみにこの「ルイージロケット」、向きは異なるが『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』に逆輸入されてしまった。
上必殺ワザ「スーパージャンプパンチ」はハイリスクハイリターンで、ルイージの重要な「決め手」になりえるワザ。
普段は極小ダメージで全くふっとばせないが、出した瞬間に当てると、ファルコンパンチに迫る強烈なふっとばしをお見舞いする(「スマブラ拳!!」では「ファイヤージャンプパンチ」と命名)。
なお、マリオは『X』から下必殺ワザが「マリオトルネード」から「ポンプ」に変更されているが、ルイージは「ルイージサイクロン」のままである。
経緯
『for』以外では隠しファイターとしての参戦。
ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ
マリオの「モデル替えキャラ」で、ワザやモーションは基本的にマリオと同じ。空中攻撃全種などマリオと全く同じ性能のワザも多い。
ただし、マリオとは下強攻撃とダッシュ攻撃のモーションが異なる。
当時の下強攻撃「ローキック」はリーチがかなり短くダメージも低いが、スキが非常に小さくコンボに使いやすい。
一方でダッシュ攻撃「ぽこぽこパンチ」は公式の発言通り、当時は全く使えないワザだった。
下必殺ワザ「ルイージサイクロン」は、『DX』までは回転部分が単発ヒットだった。
大乱闘スマッシュブラザーズDX
「どんけつ」「ねこパンチ」「かかとげり」「脳天チョップ」「地獄突き」、そして横必殺ワザの「ルイージロケット」と、マリオとは全く異なるワザを多数獲得。
マリオと同じワザに関しても、通常空中攻撃の「ルイージキック」のベクトルが上方向になる、空下の「ドリルキック」が単発のメテオになるといった感じにベクトルや威力が変更されるなど、性能が大きく差別化された。「ファイアボール」の投げ方もマリオとは異なるものになっている。
「ルイージサイクロン」は上昇できなくなった代わりに、地上での移動速度が「マリオトルネード」の3倍にまで引き上げられた。
「スーパージャンプパンチ」で真上に跳ぶようになったのも『DX』から。
地上に向け斜めに空中緊急回避することにより、地面を滑りながら移動出来るという一種のバグのようなテクニック「絶」の恩恵を最も受けたファイター。
ルイージのよく滑るという特性が功を奏し、普通に走るよりも速い速度を手に入れる事が出来る。この絶を使ったテクニックが『DX』のルイージの持ち味であり生命線。
大乱闘スマッシュブラザーズX
「ルイージサイクロン」が多段ヒットワザに変わり、連打でかなり上昇できるようになった。
下スマッシュ攻撃もマリオとは異なるモーションになっている。
最後の切りふだは、周囲の相手に状態異常を起こす「ネガティブゾーン」。
文字通りルイージのネガティブなイメージから来ている。
しりもち落下で頭から着地する、ルイージロケットで頭が壁に刺さる、そして上述の切りふだや『亜空の使者』での扱いなど、コミカル・ネガティブな要素がますます強まり、シリアスさを追求するマリオとは対照的になっている。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
「ルイージの年」もあってか、念願の最初から選択可能なファイターとして参戦。
最後の切りふだで念願の「オバキューム」を使えるようになった。
細かい所では地上ジャンプがバタ足ジャンプに変わったり、表情がかなり豊かになったり、下投げが「ヒップドロップ」に変更されていたりする。
上必殺ワザや下必殺ワザの移動距離が減少したことにより復帰力が低下、ふっとばしにおいても横スマッシュ攻撃や通常空中攻撃のふっとばしが落ちるなど、純粋な性能面ではどちらかといえば弱体化の方が多い。
しかしシステム面との噛み合いが絶妙に良く、キャラランクは逆に準強レベルにまで急上昇している。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
ルイージの特徴でもあり、独自の性能だった滑りやすさが他ファイターと同じ仕様になり、滑りにくくなった。
上強攻撃が猫パンチでアッパーする「ねこアッパー」に変更。
また、下強攻撃「かかとげり」の性能が上述の「ローキック」に近くなり、ネスのように連発できるようになった。
さらにオバキュームの「キューバンショット」を使ったワイヤーつかみが実装。それに伴いつかみ攻撃・前投げ・後投げ・上投げが一新された。
既存のファイターが新たにワイヤーつかみを手に入れたのはルイージが唯一(同作では逆のパターンもある)。
ちなみに『SP』のオバキュームは『ルイージマンション3』からの先行登場となっている。
スキの減少のおかげで前作よりもコンボがやりやすく、ダメージを稼ぎやすい。前作で弱まっていたスマッシュ攻撃のふっとばし力も改善された。
また、今作でも「下投げ→空下→空N→空下→空上→上B」といった、0~低%から一気に撃墜まで持っていけるコンボが存在し、一発逆転を狙うことも可能。
一方で「ルイージサイクロン」が『DX』と同様に上昇しなくなったため、復帰力が大幅に下がっている。
勝ちあがり乱闘「こっちに来ないで、コワい人!」
ROUND | 敵 | 備考 |
---|---|---|
1 | トゥーンリンク×4 | 全てダークリンクカラー |
2 | リドリー(ジャイアント) | |
3 | ベヨネッタ | |
4 | Mii(剣術×2、格闘×3、射撃×1) | 軍団戦(2体ずつ) |
5 | リンク | ダークリンクカラー |
6 | リトル・マック→Mr.ゲーム&ウォッチ(ジャイアント) | マックはワイヤーフレーム+スウェットカラー |
BOSS | ドラキュラ |
『ルイージマンション』にちなんだルートで、影や魔物など闇・ホラー調のファイターと戦う。
その他
アピール
ルイージを語るに外せないのが、いじけながら軽く蹴る攻撃判定付きのアピール(格闘ゲームでいう挑発)だろう(『X』以降は下アピールに対応)。
初代では1%のダメージと若干のふっとばしのみだったが、『DX』からは空中の相手に当てた時のふっとばし方向が真下に(メテオスマッシュ化)なり、『X』からはダメージが2%へと増加し、ヒット時にホームランバットの打撃音が鳴り、地上にいる相手を高く浮かすようになった。