ピチュー(ファイター)
ぴちゅー
概要
第2作『大乱闘スマッシュブラザーズDX』、最新作『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』に参戦。
ファイター番号は19、通り名はやんちゃな電撃。漢字部分が似ているが、ピカチュウは「雷撃(らいげき)」、ピチューは「電撃(でんげき)」である。
特徴
進化前だけあってかピカチュウのモデルチェンジファイター(モデル替えキャラ)となっており、使用するワザはピカチュウとほぼ同じ。
『SP』ではモーション自体は全て固有のものになっているものの、今までの元モデル替えと違い固有のワザが極端に少ない(横強、上スマ、空N)ため、事実上ポジションは据え置きとなっている。
その調整は(色々な意味で)常軌を逸しており、
- 電気を帯びるワザを使用すると、無条件に自分が反動ダメージを受ける
- 全ファイター中、最もふっとびやすい(あのプリンよりも)
- ワザのリーチがとても短く、判定も弱い
- 攻撃力が低く、ふっとばせるワザが少ない
…などなど、これでもかというほど欠点が多く盛られている。
上必殺ワザは名称が「こうそくいどう」と異なっており、復帰能力が高いがダメージ判定が一切ない。
ちなみにスマブラの必殺ワザで実際にピチューが覚えられるのは「かみなり」のみ。
大乱闘スマッシュブラザーズDX
元のピカチュウと比べてほぼ全ての面で性能が劣っており、公式のコンセプト通り「実力が離れている相手に対してのハンデ用キャラ」といった側面が大きい。
桜井氏も「このキャラを大会の上位戦で使うような豪の者がいたら、拍手してあげてください。」とコメントしている。
しかし全キャラで唯一着地した時のスキが通常の半分であること、モデル替え元がピカチュウであるため機動力が高いこと、復帰力は縦横共にかなり高いこと、空Nや上スマなど使いこなせれば強力なワザがいくつかあることなどから、少なくともただ弱いだけのファイターではないのは事実である。
事実、ガチ対戦の環境でもピチュー以上にハンデに適したファイターが結構いる。
余談だが、『DX』に限りスティックを下にしてしゃがむと眠る。その姿がとても可愛い。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
なんと17年ぶりの復活。
ピカチュウよりも低い攻撃力や、電撃ワザを使うと反動ダメージを受ける点は相変わらずだが、発生の早さ・持続の長さ・後隙の小ささがピカチュウよりも優れている。運動性能は全体的に見れば劣るが、空中スピードのみピカチュウを上回っている。
これにより「ダメージが蓄積しやすいリスクがある代わりに、ピカチュウよりも攻めの能力に秀でている」というなかなか面白い仕様になった。
一方で相変わらずの超軽量で、強いワザを受けるとすぐにふっとばされてしまうのは健在。しかもピカチュウに合わせて電気ワザが増えたので『DX』よりもリスクが増えている。落下速度も『DX』そのままで、とても速いわりに急降下の補正が弱いため相手のコンボに弱い。
総じて「耐久はペラペラだがパワーがあり、当たらなければどうということはないを地で行く」ファイター。
あまりのピーキーぶりから「スマブラ界の豪鬼」と呼ばれることも。
かつて公式から「ハンデ戦専用」とまで言われたファイターではなくなったのである。
ピカチュウよりもわずかにダメージが高いが、それ以上に反動ダメージが大きく、ほぼ下位互換のワザとなっている。
アップデートで最も極端な下方修正が行われたファイター。
当初の暴れっぷりからか、Ver.3.1.0で喰らい判定の拡大、横強攻撃のふっとばし力低下+後隙増加、反動ダメージの大幅増加(酷いものだと0.8%→1.3%)と、他のファイターとは比べ物にならないレベルで弱体化されてしまった。
さすがにやりすぎたと思われたのか、Ver.11.0.0では一部ワザの反動ダメージが初期のものに回帰(上Bはさらに低下)した他、通常空中攻撃に耳の無敵判定付与が施されている。