当記事は「ネス」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
『初代』から皆勤で参戦している準レギュラーの一角(『X』のイベント戦より)。
ファイター番号は10、通り名はPSIを持つ少年。
そのためか、pixivでもカービィと一緒に描かれたイラストが多い。
特徴
野球少年らしい運動神経の高さを活かした肉弾戦と超能力の両方を駆使して戦う。
ワザの数々が見た目以上にパワフルで決め手には困らないが、超能力で跳躍しているためか空中ジャンプの軌道が独特で、空中での挙動がフワフワしているなど、操作性のクセが非常に強い。
小さい体とフワフワした動きで軽量級と思われがちだが、見かけによらず体重設定は平均的。
シールドを超能力で補強しているので、他のファイターよりシールドが少し大きいという地味な特性もある。
その他にも、空中ワザやダッシュ攻撃が優秀。横スマッシュ攻撃の「バットスイング」や、全ファイターの投げの中でも最強のふっとばし力を誇る後投げ「リバースPKスルー」で決めると非常に爽快。
必殺ワザ
必殺ワザでは「PSI」を使うが、「PKフラッシュ」以外はすべてポーラとプーの物で、原作『MOTHER2』では自身が覚えることはできない。フィギュアでの説明によると「仲間から教わった」らしい。
- 通常必殺ワザ(DX以降):PKフラッシュ
原作で彼自身が使っていた(いわば原作準拠の)PSI。
『スマブラ』では光の弾を放ち、ボタンを離すか一定時間後に炸裂させる。左右入力で弾の軌道を変えられる。
ただし、最大ために達する前にすりぬけられない床に当たると不発になってしまう(『SP』ですり抜けられるようになった)。
そうそう決まるものではないが、最大ためはかなりの破壊力。
- 通常必殺ワザ(初代) / 横必殺ワザ(DX以降):PKファイヤー
地上では真横よりも若干下の角度に、空中では斜め下に光の弾を放つ。
弾は相手に当たると相手を拘束しながら多段ヒットする火柱に変わる。持続が非常に長く、中心を当てればかなりのダメージを与えられる。
余談だが、原作では「PKファイアー」という名称である。また、光の弾は「PKビーム」と同じデザイン。
- 上必殺ワザ:PKサンダー
電撃弾を発射し、弾が消えるまではネスではなく電撃弾を操作するという非常に変則的な飛び道具。
本体ががら空きになってしまうため普通の飛び道具の様には使えないが、空中や場外への敵への追撃に絶大な威力を発揮する。
また、弾を操作して本体に当てると、弾から本体を結んだ方向に突進する(PKサンダー体当たり)。
作品にもよるが出始めは無敵&強力な吹っ飛ばし力を持ち、最重量級相手でも余裕で低%撃墜が狙える。
しかしネスにとってはこれが唯一の復帰ワザだが、安定して出来るようになるまでは練習が必要な上に、何かに当たって弾が消えるとしりもち落下になってしまう。
またスターフォックス勢の「リフレクター」やむらびと・しずえの「しまう」といった飛び道具を反射したり吸収するワザに妨害されやすく、復帰阻止への耐性は全ファイターの中でもかなり弱い部類。
『SP』では突進する方向を表す矢印が表示されるようになった。
- 下必殺ワザ:サイマグネット
バリアーを展開し、エネルギー系の飛び道具を吸収してダメージを回復する。
回復量は吸収した飛び道具の1.6倍で、上限は30%(『初代』・『DX』では2倍で上限なし)。
『SP』では攻撃判定も発生するようになり、コンボに使えるようになった。
- 最後の切りふだ:PKスターストーム
遥か上空から流星群を落とす。作品によって仕様が大きく異なる。
『X』では1個1個の流星が独立している。リュカと比べると流星群の数が少なく当てづらいが、代わりに一発当たりのダメージが多い。
『for』ではビームのように無数の流星群を降らす。発動中は左右入力で角度の調整が可能。また、SEが原作に準じたものになっている。
『SP』では『X』と『for』を合わせたような仕様になった。ネスのものは中央から末広がりに降らす。
さらに原作で登場した重要アイテム「おとのいし」の背景に変化するようになり、ポーラとプーが応援に来てくれるようになった。
アシストフィギュアのジェフと合わせ、スマブラで遂に4人全員が登場した夢の構図は多くのファンに感動を与えた。
変遷
隠れファイターとして参戦している作品の方が多いものの、『X』以降では真っ先に隠し条件が解放されるなど、実質的に扱いは最初から使用可能なファイターとほとんど変わらない。
ただし、『初代』では隠れキャラ4体の中で一番出現難易度が高かった。また、この時は「PKフラッシュ」が無く、通常必殺ワザが「PKファイヤー」だった。
『DX』と『X』では『MOTHER3』の主人公であるリュカに交代する形でリストラされる案もあったが、『DX』では一度開発中止になったこと、『X』では海外未発売であることから続投することになった。
『for』では目が大きめで黒一色になったり、靴が一回り小さくなるなど、デザインが変更された。
また、上強攻撃が「PKトス」、下空中攻撃が「PKメテオキック」に変更されている。
カスタマイズ必殺ワザで疑似的に(当初は不参戦だった)リュカを再現することも可能。特に「PKフリーズ」には専用の声も収録されている。
『SP』では必殺ワザに原作シリーズ風のエフェクトが追加された。このうち「PKサンダー」は『MOTHER3』準拠となっている。
また、上空中攻撃が「PKワイパー」に、つかみ攻撃が「つかみPKショック」に変更された他、向きによってモーションが反転するようになっている。
その他
アピール
上アピール(および『DX』までのアピール)では「OK!」と言う。
これは原作で名前設定を確定する際に出てくる「OKですか?」というSEが元ネタである。
カラーバリエーション
某虎っぽいものをはじめ、どせいさんが描かれたシャツや、ゲップーを意識したデザインのシャツ、『MOTHER2』のファイルセレクト画面から採られたチェッカー柄のシャツなどがある。
亜空の使者
廃墟の公園でポーキーによって操られた「キングのぞう」に追われていたリュカの元に駆け付け、一緒にポーキーを退ける。
だが、その直後に現れたワリオが放ったダークキャノンからリュカを咄嗟に庇った事でフィギュアに戻され、彼にさらわれてしまった。
その後、ワリオからフィギュアを強奪したデデデの計らいでブローチが付けられる。
これ以降はしばらく出番が無かったが、終盤でタブーによって全てのファイターがフィギュアに戻されてしまった際にブローチの効果が発動し、ルイージと共に復活する事が出来た。
助けてもらったデデデを復活させ、彼らと共に最終決戦へと赴く事になる。
結果、自動的にラストメンバーになる数少ないファイターとなった。
勝ちあがり乱闘「ホームシック! オネットに帰ろう」
ROUND | 敵 | 元ネタ |
---|---|---|
1 | ネス | 敵側のネスは5Pカラー(青)。「マジカント」にいる幼少期のネス。 |
2 | リュカ | 唯一元ネタが存在しないROUND。恐らく『MOTHER』つながりでの選出と思われる。 |
3 | ロボット×3 | 全て4Pカラー(ピンク)。「フォーサイド」の「モノトリービル」にいる「みはりロボ」。 |
4 | シーク | ステージの「ゲルドの谷」は「サターンバレー」を意識した選出。アイテムもどせいさんしか出ない。 |
5 | トゥーンリンク×2 | 全てダークリンクカラー。「スリーク」を意識しており、アイテムはアシストフィギュアのジェフしか出ない。原作でネスとジェフが初めて会うのがスリークだからだと思われる。 |
6 | むらびと、しずえ | 原作冒頭を踏まえ、アイテムはアシストフィギュアのスターマンしか出ない。 |
BOSS | マスターハンド(&クレイジーハンド) |
ホームシックになったネスが、原作『MOTHER2』で訪れるステージの順番と逆のエリアから家に帰るというシチュエーションとなっている。
参戦自体が海外で作品の運命を変えた
MOTHER2は当初、海外ではさほど注目されたRPGではなかった。むしろ古臭いグラフィックの印象を持たれていたという。その当時は海外では知名度の低い任天堂のマイナー作品扱いのままだった。
ところが、初代スマブラが海外でも発売された際に隠しファイターとして現れたネスが海外のプレイヤー達に突然注目される。
「一体このキャラクターは何なんだ!?」となったらしく、「これはEARTH BOUND(MOTHER2の海外タイトル名)の主人公らしいぞ!」となり、ついには原作の再評価に繋がったとのこと。
なお、開発中止となったN64版MOTHER3がもしも世に出ていたらネスではなくリュカが先に出ていたかもしれなかったとも言われている。
関連動画
関連タグ
リュカ:ネスをベースとして制作されたファイター
マリオ:『初代』ではマリオの骨格を使って制作されていた
09.ルイージ → 10.ネス → 11.キャプテン・ファルコン