当記事は「ドクターマリオ」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第2作『大乱闘スマッシュブラザーズDX』より、マリオとは別のファイターとして参戦。
ファイター番号は18、通り名はカプセルの弾幕。
原作シリーズとは違い、黒いジーンズを履いている。
pixivでもこの『スマブラ』に準じた姿で描かれたものが大半である。
特徴
マリオのモデルチェンジファイター(モデル替えキャラ)で、モーションやワザはマリオとほぼ同じ。
主に攻撃力やふっとばす方向、持続の長さなどで性能差を付けている。
前空中攻撃の「ドクターグーパンチ」は、マリオの「メテオナックル」と異なり、メテオを持たない代わりに出だしに強烈なふっとばし力を得ている。そのふっとばし力があまりにも強烈なため、ドクターマリオ使いからは高学歴パンチ、高学歴グーパン等と呼ばれていたりする。
しかし、全体的な傾向は各作品で大きく異なっている。
詳細は下記の「変遷」にて解説。
必殺ワザ
- 通常必殺ワザ:カプセル
マリオのファイアボールよりも高く跳ねる飛び道具。
炎属性がないため、ネスとリュカの「サイマグネット」や射撃Miiの「アブソーバー」に吸収されない。
『SP』では攻撃判定がカプセルに合わせられている。
- 横必殺ワザ:スーパーシーツ
シーツを振って飛び道具を反射する。直接攻撃で向きを反転させることもできる。
マリオの「スーパーマント」と比べ、判定が横に狭く縦に長い。
『DX』では空中で使った時の浮きが弱く、復帰距離をのばすことはできない。『for』以降では全くブレーキがかからないため、復帰のタイミングをずらすこともできなくなっている。
『SP』では足元のシーツを下から上へ振り上げるという独自のモーションに変更され、性能と見た目がよりマッチしたものになった。また、反射倍率が1.6倍とマリオより高くなっている。
- 上必殺ワザ:スーパージャンプパンチ
マリオと同じ名称のジャンピングアッパーカット。
『DX』ではマリオと比べてヒット数が少なく、無敵が1Fのみ。コインは出るが、ヒット音はなぜか汎用のもの。
『for』以降では単発ヒットで、出始めを当てると強烈にふっとばす。機動力に合わせてか、上昇力はただでさえ低いマリオよりもさらに低い。また、ヒット音に合わせてコインが出なくなっている。
- 下必殺ワザ:ドクタートルネード
連続ヒットする高速回転で相手を巻き込むワザ。最大ヒット数は『DX』と『for』では5、『SP』では7。
回転中は左右への移動が可能で、Bボタンを連打すると少しずつ上昇する。
『X』からマリオの下必殺ワザが「ポンプ」に変わっているが、こちらは「ドクタートルネード」のまま。
『SP』では「ルイージサイクロン」のような無敵や風はないが、代わりに地上版限定で出始めに10%まで耐えるアーマーが付く。
- 最後の切りふだ:ドクターファイナル
2つの巨大カプセルで相手を押し出していく。いわばマリオファイナルのカプセルバージョンで、炎属性は付かない。
『for』では攻撃力の補正を除くと、攻撃判定が前に出ている程度の違いのみで、事実上の上位互換。
『SP』では大幅に差別化され、通常必殺ワザと同様に攻撃判定がカプセルに合わせられた他、ダメージの入り方も異なる……が、Ver.8.0.0以降ではマリオ側の大幅強化により、マリオよりも抜けられやすく、最大ダメージでも大きく劣るなど、下位互換気味の性能に。
変遷
大乱闘スマッシュブラザーズDX
「もしも元となるキャラとかなり近い性能のキャラがいたら、その微妙な違いを使いわけられるだろうか?」というコンセプトで製作された。
マリオと「ほとんど同じ」のように見えて、実際には細かな違いが非常に多く、やりこむほど「ぜんぜん違う」キャラであることを実感できる。
カベジャンプが使えない、横スマッシュ攻撃のリーチがとても短い、通常空中攻撃のポーズが地味にマリオと違う、ふっとばす方向があまりにも特殊など、以降のドクターマリオには見られない特徴もあった。
フィギュア説明では「運動不足がたたってほんの少し足が遅いが」と書かれているが、この頃の機動力はまだマリオと同じで、むしろ攻撃力の上昇によってマリオの火力不足が改善されたような性能のため、事実の上位互換に位置していた。
各ワザの特異なふっとばし方向もこの頃はメリットになることが多かった。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
「モデル替えキャラ」改め「モデルチェンジファイター」の再実装に伴ってか、まっさきに復活。
デザインが『Dr. MARIO & 細菌撲滅』をベースとしたものに変更され、ネクタイを着けるようになった。黒いジーンズは健在。
コンセプトは「ちょっと重くて攻撃力のあるマリオ」。
ふっとばす方向の独特さやワザの持続部分が強めといった『DX』での特徴もある程度受け継いでいるが、基本的に「キャラ作り」の仕組みを利用して攻撃力や機動力に倍率補正をかけることで性能差を付けている。
全体的に一撃が重たく(攻撃 +15)、マリオに比べ多彩な撃墜手段を持つパワーファイター。
ワザが全体的に重いため、上強攻撃や後空中攻撃はフィニッシュに使える程強烈な威力。
横スマッシュ攻撃「心臓マッサージ」はリーチの短さがやや改善された他、マッサージの名の通り根本の腕の部分の方が威力が高いという、マリオの「ファイア掌底」とは対照的な性能になっている。
つかみ攻撃も攻撃力だけなら全ファイター中最強(白ピクミンは除く)。
反面、『DX』のフィギュア説明に合わせてか機動力が低くなっている(速度 -50)。
『DX』と違いカベジャンプは出来るものの、カベジャンプできないステージでの縦復帰は絶望的。下Bは浮きはするが、硬直が長く縦にはほぼ使えないので、あまりにも強く下に落とされると厳しい。斜め下はいわずもがな。
下空中攻撃と下必殺ワザは『DX』準拠の「ドリルキック」「ドクタートルネード」。
「ドリルキック」はルイージと違い連続ヒットで持続も長い。
ちなみにこの作品のみ、立ちポーズがマリオのものをゆっくりにしただけのものになっている。
モデルチェンジファイターのため、カスタマイズ必殺ワザはマリオ・ルイージと同じ。
なお、公式ページには(マリオと比べると)ふっとびにくい、フィギュア説明文には(マリオと比べると)体重は重たいと記載されているものの、体重や吹っ飛びやすさはマリオと特に変わらない。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
攻撃力がさらに上がり(攻撃 +22)、運動性能が相対的に落ちた(速度 -65)。
下空中攻撃が両足で踏み落とすメテオワザ「全力メテオキック」に変更。
後投げも投げ全体でもトップクラスのふっとばし力を誇る「ヒコーキ投げ」(『for』までの前投げと同じ名称だがモーションは異なる)に変わり、撃墜手段がより増えた。
また、ふっとばす方向がよりマイルドになったほか、コンボ向けのベクトルを持つワザが大幅に増やされたため、前作よりもワンタッチからの逆転力が大幅に増している。
その他
アピール
とても地味。
『DX』から引き継がれている横アピール(カプセルをキャッチ)はともかく、上アピール(地面踏みしめ)と下アピール(肩叩き)は、待機モーションにしても違和感がないほど。
カラーバリエーション
カラーバリエーションの中で特に目を引くのが5Pカラーの黒い白衣。
白のイメージの強いドクターマリオにとって対照的となる黒故、そのかっこよさから特に人気のカラーで、pixivでも黒カラーの彼が描かれたものが結構多い。
勝ちあがり乱闘「いろいろ三色大作戦」
ROUND | 敵 | カラー |
---|---|---|
1 | Mr.ゲーム&ウォッチ×3 | 2・3・6 |
2 | カービィ×3 | 2・3・4 |
3 | ヨッシー×3 | 2・3・4 |
4 | Wii Fit トレーナー×3 | 5・1・7(女性) |
5 | ロボット×3 | 8・5・3 |
6 | ワリオ×3 | 2・4・6(オーバーオール) |
BOSS | マスターハンド(&クレイジーハンド) |
原作の三色のウイルス(赤・青・黄)をモチーフにしたカラーリングのファイターが3人1組で登場。
常時1対3という厳しい戦いが続くルート。
余談
桜井氏曰くスマブラにドクターマリオを参戦させた理由として、「ドクターマリオの音楽を入れたい」というものがあったらしい。
関連動画
関連タグ
マリオ:ベースとなったファイター
ルイージ:同じくマリオをベースとしたファイター