プリン(ファイター)
ぷりん
特徴
カービィと同様に空中ジャンプが5回できる能力を持ち、空中を自由に行動できる。高い空中機動のおかげで復帰阻止の影響を受けにくく、逆の立場では復帰阻止を行いやすい(どころかうまくいけば画面外まで運べてしまう)ため崖外での攻防にも強い。
しかし、リーチが非常に短い、地上機動力が最低クラス、全ファイターの中でも特にふっとびやすい、上必殺ワザが復帰に使えないなど、ハンデとしか思えないような欠点が多く盛られている。
さらにふうせんポケモンである故か、シールドが割れてしまうと上にものすごい勢いでふっとび、天井が無い限りミス確定となってしまう。
そのため、ふっとばし力の強いスマッシュ攻撃や、マルス(ルキナ)の通常必殺ワザやクッパの下必殺ワザのようなシールド破壊能力が高いワザに対して極端に弱い。
プリンの代名詞といっても過言ではないのが下必殺ワザの「ねむる」。
一見するとプリンが寝るだけのただの挑発技に見えるが、実は使うとプリンが眠る瞬間に自身の中心に向かってピンポイントで強烈な攻撃判定が発生する。
そのため、相手が弱っていて尚且つ大きな隙ができたときに、相手の頭上に移動して「ねむる」を使用することで、場外へ強烈な勢いで吹っ飛ばすことが可能。
ただしワザ名の通りに一定時間プリンが眠ってしまうため、使用した場合の隙は大きいので多用は禁物。
経緯
『for Wii U』以外では隠しファイターとしての参戦。
ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ
この作品のみ、体つきが似ているカービィの骨格を流用しており、同じモーションのワザも多かった。
また、通常必殺ワザが「はたく」だった。
当時は上記の欠点が強調され、公式サイトでも「ある程度強さのバランスを取られているキャラクターの中にあって、明らかに弱く設定されている」と書かれるなど、表向きはストリートファイターシリーズのダンのような意図的に弱くされたキャラとして扱われていた。
代名詞の「ねむる」も、日本版の時点ではふっとばしが弱く、完全に挑発用のワザだった。
一方でカービィよりを上回る空中スピードなど光る点もあり、現在のガチ対戦ではそれなりに強いと言われている。
これだけお膳立てがなされていれば言えることはただひとつ。
最終的には、そのプレイヤーの強さだ!
(公式サイトより)
大乱闘スマッシュブラザーズDX
公式最弱キャラの座をピチューに明け渡し、この作品から空中戦特化型としての個性が強調されるようになる。
新たな通常必殺ワザとして「ころがる」が追加され、「はたく」は横必殺ワザになった。
「ころがる」はためた時間に応じて威力が増していくが、ためが短すぎると攻撃判定が発生せず、大きなスキを晒してしまう。
ワンパターン補正にもよるが「ねむる」のふっとばし力が凄まじく、ダメージ0%付近の相手をいきなり撃墜することも可能。この「ねむる」の存在と、異常な判定を持つ後空中攻撃を始めとする空中性能、復帰が難しい本作において復帰難度が低めといった要素により、前作でのコンセプトとはうって変わって強キャラの地位にまで上り詰めている。
同様の理由で、イベント戦などの一人プレイにおいてもとても便利なファイターとなっている。
大乱闘スマッシュブラザーズX
画面いっぱいに膨らんだ後、風圧で周囲のファイターなどを押し出す。この時、チーム戦の味方もルール問わずふっとばされるので注意。戦場などの足場が小さいステージでは強力だが、75mなどの全体が広いステージでは効果が薄め。
ちなみに『X』では「オルディン大橋」における橋の修復でキャンセルされると…
前作から一転し、全体的に火力が大幅に下げられるなど、大幅な弱体化が施された。
公式からの発言は無いが、全体的に当初のコンセプトに近くなったといえる。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
デザインが『FRLG』以降に準じたものに変更された。
また、『for Wii U』で初めて最初から使用可能なファイターとなり、遂に準レギュラー4体が初期ファイターとして並び立つことになった。
個々のワザ自体の性能は微強化されているものの、システム面との噛み合いが絶望的に悪く、総合的には前作以上に弱体化される形となり、ぶっちぎりの最弱キャラと評する声も多い。
何故かプリンだけアップデートでの強化が無く、Ver.1.1.1におけるシールドの仕様変更も追い打ちをかけている。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
久々にアニメに登場したことに合わせてか、初めて声が新規収録された。
つかみ攻撃は足で蹴る「つかみキック」に変更。
最後の切りふだ「おおきくなる」の仕様も変更され、風圧と無差別攻撃の代わりにさらに巨大化して2回目の攻撃を行うようになった。
さすがに前作での処置があんまりすぎたと判断されたのか、本作ではアップデートにより数回強化されている。
使いこなすまでに苦労するファイターではあるが、『スマブラ』自体キャラを愛した分だけ強くなるというスルメ要素の強いゲームでもある。「それでもプリンが好きだ!」という人は、ぜひ使い込んでみよう。
勝ちあがり乱闘「64オールスターズ」
ROUND | 敵 | 備考 |
---|---|---|
1 | リンク | 2Pカラー(息吹の勇者服)。『スマブラ64』でも最初の相手はリンクだった |
2 | マリオ | このROUNDからファイター番号順に出てくる |
3 | サムス、ヨッシー | |
4 | カービィ、フォックス | |
5 | ピカチュウ | |
6 | ルイージ、ネス、キャプテン・ファルコン、プリン | プリンは6Pカラー(リボン)。『64』の隠しファイター4体 |
BOSS | ドンキーコング(ジャイアント) | 「1人用ゲーム」Stage6の敵 |
『スマブラ64』に参戦した12体を相手にする。
ウルフやリヒター、しずえも似たようなテーマが決められていることから、プリンのルートもまた『スマブラ64』のファイターの中で一番大きい番号が付いていることから設定されたものと思われる。
このルートではボスキャラクターが一切登場せず、最後は『64』の1人用ゲームに登場した「ジャイアントドンキーコング」と戦うことになる。