概要
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ皆勤賞のファイターの1体、プリンの最後の切りふだ。
ふうせんポケモンの本領発揮と言わんばかりに大きく膨らんでいき、限界まで大きくなってから「プリーーーー!!」と咆哮、その後一気に萎んで普段の大きさに戻る。
原作であるポケットモンスターシリーズ本編では登場しない完全オリジナルのワザ(ちなみに「ちいさくなる」は存在する)。しかしポケモンシリーズの「わざ」の命名法則に則っているのか、技名は全てひらがなで表記されている。
巨大化していくプリンの全身に当たり判定があり、付近のファイターはそれによってどんどん押し出されていく。そして咆哮の瞬間、ダメ押しとばかりに吹っ飛ばしてそのまま相手を場外まで押しやってしまう。なお、発動中は如何なる攻撃でもプリンにダメージを与える事はできない。
他のファイターの最後の切りふだと違い、ダメージを与えることを念頭に置いていない。一応、最後に収縮していくタイミングでなかなか強烈な攻撃判定が発生するため、一切ダメージを与えられないわけではないのだが、この最後の切りふだは基本的にダメージは与えずひたすら強引に相手を場外へ押し出そうとするのが最大の特徴。
使う場所や有効なタイミングが限られがちである反面、たとえ相手の蓄積ダメージが0%であろうとも強引に場外へ追いやってバーストさせてしまう可能性を秘めている。狭いフィールドであるほど相手にとっては脅威になりやすく、逆に広いフィールドでは使いどころが難しく、有効打にもなりにくい。また、チーム戦では味方も巻き込む事になりかねない点に要注意。
基本的な仕様は初登場の『大乱闘スマッシュブラザーズX』からほとんど変わっていないが、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では発動中の表情がアニメ版で見せていた怒った表情に近いものに変更された。
なお『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、オルディン大橋で橋を修復している最中に発動した場合、大きくなったまま元の大きさに戻らなくなるバグが存在する。
ちなみにこの「おおきくなる」、スマブラオリジナルのワザなのだが、後に本家にも似たようなシステムが実装されることになる。当初、この作品にはプリンは実装されなかったものの、DLCで遂に参戦し、全国のスマブラファンとポケモンファンを驚かせた。