はじめに
当記事は「ベヨネッタ」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第4作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』から参戦。
ファイター番号は63、通り名はアンブラの魔女。
特徴
「レディの扱い方、ママに教えてもらいなさい」
通常必殺ワザ | バレットクライマックス |
---|---|
横必殺ワザ | ヒールスライド / アフターバーナーキック |
上必殺ワザ | ウィッチツイスト |
下必殺ワザ | ウィッチタイム |
最後の切りふだ | 大魔獣召喚 |
様々なコンボで大火力を取ることができる。要であるコンボは始動ワザが当てやすく、一度コンボが成立すれば、相手を上空へと運んだり前へ押し出したりしてそのまま撃墜できる事もある。
攻撃ボタンを長押しすると放つことができる「バレットアーツ」は、他のプレイヤーが吹っ飛ばしたキャラに当てると自分の得点にすることができる。
下必殺ワザ「ウィッチタイム」は全体に効果を出すとものすごく対戦のテンポが悪くなるため、スマブラでは発動させた相手のみを遅くする。蓄積ダメージが多いほど、止められる時間が長くなる。
なお、連続で同じ相手に使うと止められる時間が短くなっていく。
弱点としては、軽くてふっとばされやすい、ワザの発生が全体的に遅め、コンボ特化でありながら自身のコンボ耐性が低いことが挙げられ、下手に扱うと混戦時に大きな隙を晒してしまいがち。
さらに、コンボを決められることを前提にしているが故に、一つのワザだけで撃墜するには厳しいものがある。
相手のふっとびを読んで次に出すワザを決める判断力が他ファイターよりも重要。
最後の切りふだは「大魔獣召喚」。ウィッチタイムで相手全員をスローにし、その間に攻撃を当て続けて画面中央のクライマックスゲージを上昇させ、最大まで溜めた後に攻撃を当てればワザが発動。魔獣ゴモラを召喚して噛みつき攻撃をさせる。この時点でダメージが100%を超えている相手は即死する。
経緯
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
「あ~ら珍しい、まだ天使が残っていたとはね」
「私と一緒に踊ってみない?」
「スマブラ投稿拳」で欧州1位・北米5位以内・交渉と実現が可能なキャラクターにおける世界第1位となり、2015年12月16日の「最後の特別番組」で、『スマブラfor』最後のDLCファイターとして参戦が発表。
2016年2月4日よりカムイと共に配信された。
参戦ムービーでは最初ピットをメインにしていた為、『新・パルテナの鏡』からまた新たに参戦するのでは?…と、誰もが思った矢先の登場に度肝を抜かれた人は多いはず。別作品のキャラとの会話が展開される唯一の参戦ムービーでもある。
『BAYONETTA』に出てくるアレな姿の天使よりも一般的な天使姿のピットやブラピにも容赦無く、女神パルテナにまで挑発をかけている。
と、言うより天使・女神を狩る気満々の参戦にしか見えない。恐るべし、アンブラの魔女。
彼女の参戦に伴い、ステージ「アンブラの時計塔」も追加された。
こちらのステージは、足場となる時計塔の一部が高速で落下している。
背景には天使達が群がっているが、特に危害は加えて来ない。
元々タイマン向けに開発されていたファイターであり、乱闘ではそこまで強力なファイターでは無かったが、自身の本領を発揮できる1on1など一部のルールでは圧倒的な性能を発揮。
1on1での開催が基本であるスマブラの世界大会がベヨネッタ一色になり、ヨーロッパ等一部の国では使用を禁止されるなど、『X』のメタナイトの如く暴れまくり、クラウドと共に本作の対戦環境を大崩壊させた。
その凄まじさは別のゲームのプロプレイヤーにも「1人だけ別のゲームしてる」とドン引きされるほど。
後のアップデートにてベヨネッタピンポイントでの弱体化が施行されたが、そんな逆風はお構い無しと言わんばかりに、最後まで「最強」として君臨し続けた。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
やはり当然というべきか、『SP』では「コンボから抜けやすくなる」「各攻撃力低下」など、大幅な弱体化が施された。
主な弱体化は以下の通り。
- 前作で問題視されていた「即死コンボ」に使われていたワザは、判定の全体的な縮小や、技がやや繋がりにくくなるようふっとばし力が調整され、コンボの安定性が落ちた。
- 弱攻撃、各種強攻撃のダメージが減少した。
- 前空中攻撃の硬直等が調整され、他のワザに繋げにくくなった。
- 上空中攻撃のふっとばし力が大幅に減少し、ふっとばし方向が斜めになりコンボの繋ぎとしても撃墜手段としても弱体化した。
- 地上横必殺ワザ「ヒールスライド」のダメージが減少し、シールドで防がれた場合そこで止まる上に、二段目に派生しなくなるようになった。
- 上必殺ワザ「ウィッチツイスト」の発生が少し遅くなった。さらに上昇力も落ちた。
- 下必殺ワザ「ウィッチタイム」の効果時間が激減し、相手の蓄積%に大きく依存する仕様になった。また、カウンター部分の発生が遅くなり咄嗟に攻撃を防ぎにくくなった。
勝ちあがり乱闘「散りゆく翼の鎮魂歌」
天使のように羽根を持つファイターたちを狩っていく。
BOSS直前よりも前にボーナスゲームが配置されているルートの一つ(ベヨネッタはROUND5とROUND6の間)。
また、このルートではボスキャラクターが一切登場せず、最後は『1』のラスボス「ジュベレウス」を意識したジャイアントパルテナと戦うことになる。
その他・余談
- コスチュームは『2』版と『1』版の2種類で、それぞれ4色ずつ。『2』版にはジャンヌカラーもある。
- 日本版に限り『2』版では日本語音声、『1』版では英語音声と声が分けられている。
- 原作『ベヨネッタ』シリーズは、Wii U版・Switch版および『2』以降を任天堂が、後発のPS4版を含めた他機種ではセガが発売元を担当しているため、ベヨネッタを他社組に入れるかどうかで議論になることが多い。
- しかし、『SP』におけるサウンドテストや、トレーニングにおけるアシストフィギュアの並び順、そしてamiiboの版権表記から、少なくとも公式ではセガからの参戦扱いであることは確実である。
- 参戦以前は「ベヨネッタの特徴(エロい、拷問道具、グロテスク…etc)から参戦するとCERO的に表現どうすんだよ」だの言われてきたが、魔獣召喚時には全裸にならなかったり(よくみるとドレスっぽい状態になっている)拷問道具といった残虐描写が殆ど無く、彼女のスタイリッシュアクションを特に重点にしているようで、ウブな坊や・お嬢ちゃん達にも安心である(スマブラが良い子のCERO:Aであるため、このような形になっていると推測できる)。
- また、彼女が銃使いでもある事から「スネークがCEROの規定を厳守して銃器やナイフを封印した例」もありそこはどうなるのかと思われたが、「スカボロウフェア」「ラブイズブルー」が架空の武器であるため通ったと思われる(CEROの審査には『現実の銃器の登場』が審査対象としてあるらしい)。
- 彼女のエフェクトは多めに書かれており、ジャンプ時には魔法陣や蝶の羽が現れ、着地時には蝶が舞い、ダメージを受けるとバラが散るなど独特の演出になっている。
- また、『for 3DS』以外では彼女の影がマダムバタフライになっている。魔女ですから。
- しゃがむと「尻を高く上げて地面で頬杖をつくポーズ」という余裕すぎる姿を取る。なぜなら彼女は魔女ですから。
- プラチナゲームズの神谷氏によると、『1』ベヨネッタと『2』ベヨネッタが同時に出てくるのはやった事が無かったらしく、スマブラで実現した事でスタッフと一緒に盛り上がったらしい。
- さらに発売発表からしばらく音沙汰無しだったベヨネッタのamiiboが2017年発売に決定した際に、神谷氏の所に『2』ベヨネッタのamiiboのサンプルが持ち込まれた際に神谷氏が「『1』バージョンのベヨネッタのamiiboもあれば・・・」と呟いたら、持ち込んできた担当者が何かを取り出そうとしている所を「もしかしたらボケをかましてくるのか?」と思った矢先、本当に『1』ベヨネッタのamiiboが作られており、びっくりしたんだとか。
- そこで実は『1』と『2』両方のamiiboがリリースされる事を知る事となる。
- さらに発売発表からしばらく音沙汰無しだったベヨネッタのamiiboが2017年発売に決定した際に、神谷氏の所に『2』ベヨネッタのamiiboのサンプルが持ち込まれた際に神谷氏が「『1』バージョンのベヨネッタのamiiboもあれば・・・」と呟いたら、持ち込んできた担当者が何かを取り出そうとしている所を「もしかしたらボケをかましてくるのか?」と思った矢先、本当に『1』ベヨネッタのamiiboが作られており、びっくりしたんだとか。
- 当然、踊りも健在。アピールとして実装されており、長いため途中キャンセルも可能。
- しかし『SP』では全体のアピール短縮の影響を例外なく受けてしまった。