CV:千葉繁
概要
吸血鬼マイクロビキニと吸血鬼下半身透明の兄で、吸血鬼三兄弟の長男。本名はケン。
読んで字のごとし野球拳が大好きな吸血鬼。催眠術で野球拳を強要し結界の中で一対一の野球拳を行う。催眠術と結界の二つを使いこなすのはかなり高度な技術がいるらしい。
野球拳を続けている限り外から結界を破る術は無いが、張っている本人が萎えて野球拳を止めると結界が消える他、結界内にいる相手は普通に攻撃できるのが弱点。また、相手が普通にジャンケンが強くて、返り討ちにあう事もある。
それでも、ジャンケンを始めれば相手は否応なく野球拳に従わざるおえず、ジョンが相手の時は胸毛を刈り、ゼンラニウムが相手の時は逆に着せる、ドラルクのように相手がズルをしたら即全裸にする(ただし、相手を物理的にぶちのめす場合は自分から使う)、わざと野球拳に負けて拘束を解くなどの応用が効くのが強み。また、第169死では野球拳も無しに結界を張った状態で末弟の下半身透明と共に雪山で行方不明になった長弟のマイクロビキニを探しに向かっていた。
女性と野球拳をするのは特に好きな変態吸血鬼で、サテツやロナルドを次々と裸にしていき、最後に残ったマリアも毒牙にかけようとした。羞恥心のないマリアは先制でパンツを脱ぐという方法で動揺を誘うも、「最後の1枚をむしり取るエロスが強調されるだけ」と興奮し逆効果になってしまった。その後は怒涛のジャンケンで脱がそうとしたが、結界内にいる自分なら相手を攻撃できると気付いたマリアに叩きのめされた(ロナルド達も「真面目になってた俺たちは何をだったんだ」と呆れ、後に野球拳大好きと遭遇した際は、ジャンケンされる前にボコるようになった)。なお、初登場のみぎっしり厚着していた。
ター・チャンにも野球拳を仕掛けようとしたが、ショットに庇われた上に、「付き合ってられん」と帰ってしまった。
第62死ではギルドマスターゴウセツの不在中、1人店番をしていた彼の娘のコユキに接近するものの返り討ちに遭い、成り行きで作中屈指のメシマズ属性である彼女の手料理を口にし、そのとてつもない不味さに悶絶する羽目になる。この時、お世辞を言った事で「初めて料理を褒めてくれた人」としてコユキに気に入られた。隙を見て野球拳に持ち込むが、コユキが普通にジャンケンが強すぎて返り討ちに遭った(そして全裸のまま店を出た直後、即通報された)。
しかし、その後の第146死で前述の一件がゴウセツにバレて以来、彼に殺意を向けられるようになった。
ゴウセツから向けられるその殺意は極めて強烈なものであり、第163死では登場した瞬間にハンマーで殴られる等、散々な目に遭っている(ちなみにコミックス7巻収録の「すぐ死ぬ歌うまいやつランキング」にて、ゴウセツが野球拳大好きに既に殺意を向けていることが明らかにされている)。
また、ホームランバッターは「野球拳てのは本来脱衣ゲームじゃねーぞ」と怒りをあらわにしたが、どこ吹く風だった。
催眠術で配下達を従えて「ビキニ御殿」なる豪邸を作っているマイクロビキニや廃病院でお化け屋敷を運営する下半身透明とは違い特に定職にはついてないためか、VRCにわざわざ収容されにいってはホテル代わりにしており、同じくVRCをホテル代わりにしているY談おじさんとは意気投合し、後に二人の能力を組み合わせたトラブルを引き起こした。
下半身透明からは「ケン兄(または拳兄)」と呼ばれる反面、マイクロビキニからは「愚兄」と呼ばれぞんざいな扱いを受けるが、マイクロビキニとの兄弟喧嘩には絶対勝つ。しかし雪山で遭難したマイクロビキニを助けに向かったり、母親に代わって生まれて間もない下半身透明を育てる等と根は兄弟思いな性格で、ポンチな性格は真面目に弟達の面倒を見ていた反動らしい。
ヨモツザカが開発した「性格が反転する鱗粉」を浴びた際は、変わらず野球拳をするが勝った方が脱ぐ「男気ジャンケンver.」になっていた。
ドラルクが解説した通り、吸血鬼の能力である催眠術と結界術の併用はかなり高等な技能。
本来彼の一族は催眠術に特化した一族なのだが、彼は特別変異的に催眠術と結界術の能力が発現した麒麟児らしい。
関連項目
ロナルド…こちらもまたゴウセツ同様の親バカであるドラウスから目の敵にされているが、内心では息子の友人として認められているため、完全に嫌われている訳ではない。
漏瑚…声が千葉繁かつ、特定の領域内で一定のルールを元にした特殊能力使い繋がり。