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東宝版フランケンシュタインの編集履歴

2021-12-02 09:33:22 バージョン

東宝版フランケンシュタイン

とうほうばんふらんけんしゅたいん

本稿では東宝制作の特撮映画「フランケンシュタイン対地底怪獣」に登場するフランケンシュタインについて解説する。

データ

  • 身長:20m
  • 体重:200t
  • 別名:不死身の魔人 不死身の人造人間 改造巨人
  • 出身地:ドイツ
  • 演:古畑弘二

概要

太平洋戦争の末期、ナチスが密かに計画していた不死身の兵士製造のためドイツからUボート広島へ運ばれて来た不死身の心臓、通称「フランケンシュタインの心臓」が原爆投下の影響で人間型に成長したもの。終戦から15年後に突如心臓の状態から幹細胞的に自ら人型へと成長した。

本来、フランケンシュタインとは上記の心臓を作った科学者の名前だが、作中では基本的にこの怪物自身が「フランケンシュタイン」と呼称されている。


当初は浮浪児として野良犬や家畜を捕食しながら暮らしていた。その後放射線医学研究所で保護されるが、僅かな期間で数メートル規模にまで巨大化。基本的には温厚なものの、言葉を喋ることができず、突発的に凶暴性を示すこともあり、危険防止のために鎖でつながれて檻に入れられてしまう。


やがて関係者の証言で彼と「心臓」の関連性が疑われていき、「本当にフランケンシュタインならば手足を引きちぎっても再生するはず」という非人道的な確認方法が提示される。そんな折、取材に来た新聞記者が焚いたカメラのフラッシュに驚いた彼は、檻を破壊して施設を脱走してしまう。その際に鎖でつながれていた手首がちぎれ、その手首が栄養を求めて這いまわっていたことで彼がフランケンシュタインである事が確認された。


その後は山中に潜伏しつつ、故郷であるフランクフルトに気候が似ている日本アルプス周辺まで移動する。人間に危害を加えることはなかったが家畜の盗み食いや、鳥を狙って投げた木が誤って木こり小屋を破壊、イノシシ用に掘った落とし穴に戦車が落ちてしまうなどの不幸が重なる。更に同時期、地底から出現したバラゴンが村落を破壊し、人間家畜を全滅させた為に、世間からは「フランケンシュタインが人を喰い殺している」と誤解されてしまう。しかし、その濡れ衣で自衛隊から攻撃されても、決して反撃することはなかった。研究所にいる間は衣服を着ていたが、脱走後はぼろ布を纏っている。最終的には毛皮を着ていた。


その後は自分を追いかけてきた博士たちがバラゴンに襲撃されたため、彼らを守るために富士山麓にてバラゴンと対戦。博士たちの救出に成功した後も、村を狙うバラゴンを止めるために戦い続ける。戦い自体は持ち前の知能とスピードで優勢に進め、最終的にバラゴンの首の骨を折って倒すことに成功した。


ラストシーンは2バージョンあり、オリジナル版ではバラゴンが地底を移動するために堀った地中の空洞の影響で地盤が沈下し、その影響で発生した地面陥没に巻き込まれ生き埋めになる。

テレビ放映版では、突如湖から出現した大ダコと疲労困憊の状態で連戦し、大ダコに湖に引きずり込まれる。

どちらのバージョンでも、不死身の心臓を持つフランケンシュタインはいずれ復活するだろうと予見されて物語は終わる。


しかし、数年後、フランケンシュタインは誰もが予想しなかった形で再び人類の前に姿を現すことになる…


余談

続編『サンダ対ガイラ』はパラレルワールド的な世界観なので、このフランケンシュタインの細胞がサンダガイラに変異したわけではない。ただし、「脱走したサンダが琵琶湖を通過し、富士付近で死んだと思われていた」という本作とほぼ同じ前日談の存在が語られている為、ストーリー上はフランケンシュタイン=サンダと見做して構わないようだ。


元々はゴジラと対決する予定だったが、諸般の事情で新怪獣に変更された。1995年に『ゴジラvsバイオモンスター』というリブートが制作される企画もあった。


関連タグ

フランケンシュタイン対地底怪獣

東宝怪獣 バラゴン フランケンシュタイン


サンダ ガイラ

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