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なぞのばしょの編集履歴

2021-12-02 12:44:28 バージョン

なぞのばしょ

なぞのばしょ

「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」などにおいてバグで行ける場所の呼称

概要

ポケットモンスターダイヤモンド・パール』に存在する(存在しないがバグで行ける)場所の呼称。ただし、特定の場所ではなくバグで進入できる場所のことであり、そこからそのバグマップ全体がそう呼ばれている。


「なぞのばしょ」を経由して通常では入れない場所に行ったり、通常では入手できないポケモンをゲットできるなどとして話題になったが、あくまでもバグ技であるため障害物にめりこむ等の意図せぬ動作を起こして遭難するトレーナーが続出した。当時、主人公の位置を強制的に自宅に戻す修復プログラムが配信されるという事態にもなったほどである。

そうした経緯や「なぞのばしょ」という絶妙な名前、バグによって起こる現象の奇怪さなどから都市伝説的な知名度がある。


「なぞのばしょ」という名称自体ゲーム内で表示されるある意味正式名称ではあるのだが、こういった名称は通常プレイでは見えない空データの部分につけられた開発スタッフの便宜上の名前である。いわばマップ版「けつばん」ともいえる。

「わざわざ名称が付けられているのはおかしい、意図的に作られたマップだ」「なぞのばしょでイベントが起こるのはおかしい、意図的に作られたものだ」と解釈する者もいるが、空データや没データに便宜上の名前がついていたり、それらを読み込むことで通常プレイでは起こらない状況が発生するのは珍しいことではない。


当然ながら、ここに進入すること自体が本来の仕様ではないため、場合によってはプレイ続行不可能になることやデータ自体が破損する可能性もある危険な行為である。


pixivではそれをネタにした(ブラックなものも含む)イラストにタグが付けられているようである。


BDSPでは…?

時は流れ2021年、本作のリメイク版であるBDSPが発売された。

BDSPではこのバグは流石に修正されており、なぞのばしょに行くことは不可能…

と思われていたが、別の方法でなぞのばしょに行けることが判明し、しかもシェイミもゲットできてしまうことも判明してしまった。


例のバグ


また、ゲームバランスが崩壊しかねない増殖バグも発見されてしまっており。伝説ポケモン色違い等のレアポケモン、ガンテツボール(本作ではオムニ7のショップ限定特典)・マスターボール・とくせいパッチ・ふしぎなアメなど一部のレアアイテムの価値が崩壊してしまう事態にもなっている。

増殖バグの亜種として、色違いポケモンと通常色のポケモンを“融合”させて通常色のポケモンの進化形を色違い個体に変えてしまうバグも発見されている(通称融合バグ)。


壁抜けバグも現時点では解禁されていないシェイミが居る場所に行けてしまうという事が発見されてしまっており、一部プレイヤーから「なぞのばしょの再現」などと皮肉られてしまっている。

例のバグ

ピッピにんぎょうを使うとトレーナーとすらバトル回避出来てしまうバグが発見され、ジムリーダーや四天王・チャンピオン戦をスキップしシナリオが崩壊してしまう事態が発生(シロナに関しては、特定のタイミングでむしよけスプレーを使うことでも突破できてしまうことが確認されている)。


技の思い出しにもバグが確認されており、手持ちに2体以上ポケモンがいる際に特定の動作をすると、本来であればそのポケモンが覚えられない筈の技を覚えさせられてしまうバグが発生する。これにより、りゅうのまいガブリアスや、ノーガードぜったいれいどカイリキーといった、環境破壊間違いなしの化け物が次々と生み出される事態となっている。

零度カイリキー

一応、こうした本来覚えることのできない技を習得したポケモンは、通信対戦や交換でも弾かれてしまう仕様になっているため、幸いなことに上記のバグと比べるとそこまで深刻な問題にはなっていない模様。

ただ、バトルタワーの難易度が大幅にダウンし、これによりBPと交換できるアイテムの値打ちが大きく崩壊することになるため、やはりゲームバランスを考える上ではあまりにも問題のある存在であることには間違いない。


ちなみに、上記のバグの多くがボタンの同時押しでメニューが多重に開けてしまうバグをトリガーにしているのだが、これはday1パッチであるVer1.1で起こり、パッケージ版でパッチ未適用の場合(Ver1.0)では起こらないという。まさかのエンバグである。

ヒカリ増殖バグ壁紙

他、致命的ではないもののテキストバグ、名前バグ、主人公のグラフィック増殖バグなども確認されている。というか、本作はここ最近のシリーズ作品と比較してもバグが極めて多い

これについては、通常のシリーズ作品と比べて開発期間が短く十分なデバッグが行えなかったこと、制作を担当した株式会社イルカは本来CGの制作メーカーであり、ゲーム制作のノウハウが少なかったことなどが原因ではないかと言われている。


結果として、毎日のようにプレイヤーによって新たなバグが発見されるというゲームとしてはあまりに情けないと言わざるを得ない事態になってしまっており、遂には「BDSPはバグだらけスペシャルの略」「ゲームの内容そのものよりも、どのようなバグを見つけ出すかでプレイヤーが盛り上がっている」という皮肉めいたジョークまで産まれている。


いずれにしてもこのままでは埒が明かないため、修正パッチの早期の配信が待ち望まれる所であるのだが、現時点では公式はこうしたバグに対する声明を一切出していない。

このため、プレイヤーからは「こうした混沌とした事態を招いてしまった以上、せめて今後どういった対応をするのかプレイヤーに対して説明する義務がある筈なのに、それを完全に放棄している」という批判の声が上がっている。


発売から13日後、修正パッチが配信。メニューを起点としたバグはやろうとするとエラーになり、増殖・融合・技のバグは排除された。


関連タグ

ポケモンDPt バグ技

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