概要
エレブ大陸北、イリア地方出身。知識を求め、魔の島に渡る手段が無く港で立ち往生していたところ、偶然エリウッド たち一行に会い、旅に同行することになる。闇魔法使いであるが、元学者という異色の経歴の持ち主。妻帯者であり、奥さんは理魔道士。パントとの会話にて兄が三人いることが分かるが、同時に兄たちについて衝撃の事実が明らかになる。
物腰柔らかな人当たりのいい人物で、その人の良さのあまりにヴァイダのドラゴン「アンブリエル」に書物を食べられたり、バアトルに決闘を申し込まれたり、散々な目に遭っている。
シリーズの闇魔法使いは、口数が少なかったりアブない思考を持っている人物が多く、カナスのような気さくなタイプは珍しい。
学者崩れとあって本の虫で、本に書いていることを鵜呑みにしてしまう傾向があり、上記のヴァイダのドラゴンに二冊目の本を食べられたのも本に書いていた飛竜の疑わしい生態情報をヴァイダの前で言ってしまったからであった(しかもカナス本人は目の前のドラゴンが飛竜であることに気づいていない)。
本編中で生存していても、エンディングでは妻とともに災害を食い止めようとして命を落とすことになる。
息子はヒュウ、母親はニイメ。封印の剣 と通信していると、散り際のセリフが全く違うものに差し代わり、ヒュウを母に託す内容になる。
ユニット性能
能力値
兵種そのものの強さはほぼ据え置きだが、闇魔法の命中に上方修正が入ったほか、魔道書「ルナ」が新たに追加。この魔法自体には攻撃力がないものの、相手の魔防を無視してダメージを与えるという特殊効果付き。基本性能も命中95・必殺20とかなり高く、闇魔法使いの大幅強化に繋がっている。一方で、魔道書全体の重量が増しており、攻速落ちしやすくなった。
幸運が伸びにくい以外は平均的な成長を見せる。初期値と成長率の傾向が同じなので、育てると初期値をそのまま伸ばしたような形になりやすい。魔法職としてはHPと守備が高めであるものの、速さがそこまで伸びず、先述のように攻速落ちしやすいこともあり、前線に出すのは控えた方がいい。
能力値だけ見れば平凡な部類だが、本作唯一の闇魔法使い、ひいてはルナの使い手という点が、代用のきかない個性となっており、ユニットとしての評価を大きく押し上げている。特に、物語終盤は魔防の高いボスがやたら登場するため、お世話になる機会も多い。
支援関係
相手 | 属性 | 支援C | 支援B | 支援A |
---|---|---|---|---|
パント | 氷 | 28ターン | 28ターン | - |
ニノ | 炎 | 28ターン | 28ターン | 28ターン |
レナート | 理 | 41ターン | 41ターン | 41ターン |
バアトル | 雷 | 41ターン | 41ターン | 41ターン |
ヴァイダ | 炎 | 41ターン | 41ターン | 41ターン |
属性は理。
全体的に加入が遅い相手ばかりで、支援は活かしづらい。バアトルやパントと組んでしまうか、支援なしで運用することになるだろう。ニノ、ヴァイダ、レナートは加入時期が遅すぎて、基本的には選択肢に入らない。
ヒーローズ
知識の探究者 カナス
「これはこれは…興味深い所ですね。
おっと、挨拶が遅れました。
僕はカナス…ただの学者ですよ。」
属性 | 赤 |
---|---|
武器種別 | 赤魔 |
タイプ | 歩行 |
武器 | ラウアアウル+→古代魔道の稀書(専用) |
補助 | 相互援助 |
パッシブA | HP魔防2 |
パッシブC | 魔防の指揮3 |
戦禍の連戦の報酬として手に入る、カタリナ以来のラウアアウル持ちユニット。
パッシブスキルAの「HP魔防」によって高い魔法耐久を持つが、守備は低めなので直接攻撃を受けないように運用したい。
「ラウアアウル」はキャラを隣接させていると「攻撃速さ守備魔防が人数×2」上昇する武器であるが、素の威力が低いので相手が魔法だけでも単騎突撃はできるだけやめておこう。
「魔防の指揮」は同移動タイプユニットが2体以下の場合に発動するバフスキル。「相互援助」も相まって移動タイプのごちゃ混ぜパーティでサポートを始めとした活躍ができる。相互援助を活用するなら開いたパッシブB枠に「回復」を継承させるとよりサポートに磨きがかかる。
奥義は「氷蒼」を継承させておくと高い魔防を生かせる。速さが少し頼りないので高威力の「氷華」よりカウントが少ない方がいいだろう。主力として運用するならB枠に「赤魔殺し」や「切り返し」「攻め立て」など一定条件で追撃できるスキルが欲しいところ。武器の性質上「空からの先導」持ちの飛行ユニットと組めばワープ先で強化した魔法を打ち込める。とにもかくにもキャラとの隣接を意識していこう。
2022年1月のアップデートで専用武器「古代魔道の稀書」が追加。。
周囲3マス以内に味方がいる時は戦闘中、攻撃魔防+5かつ自分か敵の高い方の魔防の20%をダメージに加算する効果で特殊錬成効果は3ターン目までターン開始時に奥義発動カウント-1すると敵のHPが75%以上の時は戦闘中、攻撃魔防を更に+5。
これでダメージの上乗せで低い攻撃をカバー可能になり、奥義発動カウントを加速の個性を得た。
余談だが、ホーム画面では召喚士を前にして「(召喚士に)一度会ってみたいものですねぇ」と上記の飛竜のやりとりのような台詞をぶっちゃけてしまっている。そりゃヴァイダも怒るワケである。
また、後に登場した「アクセサリー」機能でモノクルの上にエポニーヌの「眼鏡」を付けることができるというちょっとワケの分からない格好ができたりする。
余談
イラストでは、モノクルを付けているからなのか、エッツェルとともに書かれたりする。
担当声優の森久保祥太郎氏はファイアーエムブレムシリーズ初担当。球界の漢の中の漢を筆頭に彼のような優男も演る事に意外と感じる者も少なくない。
関連イラスト
関連タグ
エリウッド ヘクトル リンディス フロリーナ ニニアン ファイアーエムブレム ニノ 烈火の剣 封印の剣 ←カナスの母親、ニイメ、息子のヒュウが参戦している。