概要
ゲーム『ファイアーエムブレム』シリーズの登場人物。
リメイク作品である『新・暗黒竜と光の剣』及び『新・紋章の謎』の追加キャラクター。
初期兵種は「ソーサラー」。
旅の魔道士で『ファイアーエムブレム』シリーズ全体で見ても珍しいメガネキャラ。
既婚者であるが妻を戦争で亡くしており争いは嫌っている様子。作中の会話から他界した妻の形見である指輪を肌身離さず持っているようだ。
『新・暗黒竜と光の剣』では自軍の生存人数が一定数以下だとプレイすることのできる外伝マップにて登場。
旅の途中で前述の指輪をグルニア軍に奪われてしまい、それを取り戻すためにマルスたちに不本意ながら敵対することになる。彼を撃退することなく玉座を制圧すれば指輪を取り戻し、マルスたちへの礼も込めて仲間になる。
ちなみに彼は敵軍でいるときはその場から動かないので、彼の攻撃範囲内に入らなければ特に問題はない。
肝心のユニットとしての性能は初期能力、成長率共にイマイチパッとしなく、他の「魔道士」たちを差し置いてまで使う必要は薄い。
…というかそれ以前に彼を仲間にする17章外伝に進むためには17章終了時点で自軍の生存人数が(マルスを含めて)15人以下という条件なため大量の戦死者(と未加入者)を出す必要がある。そのため彼を使う以前に、仲間にしたことがないプレイヤーも結構いるんだとか。
仲間になったら仲間になったらで20章外伝で登場する新キャラを仲間にするために初期装備の「エルファイアー」を取り上げられて(その微妙な能力から)真っ先に生贄にされるかわいそうなキャラ(20章外伝の出現条件も自軍の生存人数が20章終了時点でマルスを含めて15人以下)。
ただ、上にも書いた通り『ファイアーエムブレム』シリーズでは希少なメガネキャラで、キャラデザインも恵まれており、自軍では唯一のデフォで「ソーサラー」のキャラなので、仲間になった彼に愛を注いで使ったプレイヤーもそれなりにいたんだとか。
約2年後に発売された『新・紋章の謎』にも登場。
前作で仲間にするための条件がプレイヤーからかなり不評だったためか、今作では特に条件なくいけるマップで仲間にすることが可能。
9章にて敵軍でいるところをマルスで話せば仲間となる。自分から移動することのなかった前作とは違い、今作では向こうから動いて攻撃を仕掛けてくるので注意。
難易度ハード以上だと砂漠マップで自軍には進軍しづらい環境で同時に攻めてくる「魔道士」の群れと「ドラゴンナイト」が厄介で、きっちり敵の始末をしてないと説得をしに行ったマルスが「魔道士」にタコ殴りにされゲームオーバーになることもあるため注意。
ユニットとしての性能は初期能力が前作に比べると若干ながら上がり、成長率が全体的に底上げされ、『新・紋章の謎』キャラの中でも珍しい高い魔防の初期値と成長率のおかげで、特にドーピングや兵種変更せずとも物語終盤まで実用に耐えうるユニットに化けた。
なんと守備の成長率が45%もあるが、デフォの兵種(「ソーサラー」)のままだと守備の成長率が大幅に下がってしまう欠点がある。
育成するなら「ソーサラー」のままやっていけばストーリー攻略には困らないだろうが、物理系の兵種を経由して堅い堅い「魔道士」にするのもおもしろいかも。
ただし、幸運・速さが微妙に足りないので必殺の一撃、追撃には注意。
あと、エッツエルと(入力を)間違う光景がネット上ではそれなりに見かける。