大好きなヒーローをキミの手でつくろう!
パズル感覚でだれでもカンタンにつくれるプラモデル
(バンダイ公式より引用)
概要
上述のキャッチコピーでもわかるように、プラモデルとしては難易度が比較的に低く、誰でも作れるプラモデルを目指しているレーベル。ラインナップによっては若干異なるが、基本的に接着剤、工具も不要、スナップフィット、タッチゲート方式で、塗装なしの素組みでも楽しめるようになっているのも特徴。ものによってはシール不要もある。
このレーベル自体、RX-78-2とストライクガンダムもリリースされていることもあってガンダムから派生したものと思われがちだが、実は仮面ライダーゼロワン(令和ライダー)がレーベル初期に展開(のちに仮面ライダーセイバーもリリース)されていたので、ガンダムがメインというわけではない。
ただしガンプラとそれ以外では完成後の扱いが全く異なっており、バンダイホビーサイトでは、同グレードながらガンプラカテゴリとキャラクタープラモデルカテゴリで分けてカテゴライズ化されている。
ライダー以外にもドラゴンボールや星のカービィ、ドラえもん、名探偵コナン、ウルトラマンゼロといったあたりがラインナップに存在。そのため、プラモ未経験者でも組み立てる楽しみを知ってもらい、他のレーベルにも挑戦してほしい……という意味合いがあるのかもしれない。
エントリーグレード(ガンプラ)
安価で少パーツ数ながら、ほぼ完璧に近い色分けと高い可動範囲の両方を目指したモデル。
HGクラスに多いポリキャップランナーはなく、PSと関節用のKPS素材のランナーでのみ成形されている。
目の隈取部分は存在せず、目の部分だけ浮き出た形にすることでその陰で再現するという割り切った方法を採用している。関節部分はHGACリーオーやHGCEウインダムなどで採用されたファインビルドで培ったC型のスナップ式。
一部はHGシリーズとの互換性があり、ストライクガンダムはHGCEのストライカーパックやシールドをそのまま装着できる。νガンダム(22年4月発売)もHGUCの武装と互換性があることが発表された。
同グレードは家電量販店や模型屋以外の場所でも商品を売りやすくすることをコンセプトとしており、ライトパッケージ版は箱ではなくヘッダー付きの袋詰にすることでコンビニや書店、ゲームセンターやドラッグストアなどでも販売しやすくなっている。
また一番くじの景品やスナックとセットで詰めた食玩のようなラウンドボックス形式でも発売されている。
元々はメイン武装をオミットしたライトパッケージ版のみを一般販売とし、武装付きのものはガンダムベース限定品として販売すると発表したことから軽く炎上騒動となり、後に従来どおりの「ライトパッケージ版」とメイン武装付きで箱詰めの「通常版」の2種類形態での販売となった。後にRX-78-2ガンダムは本体を色替えし、さらに武装を追加した「フルウェポン版」も発売されている。
エントリーグレード(キャラクタープラモデル)
ガンプラとは一転してこちらはポーズ固定のディスプレイモデルとなっている。
また袋詰のライトパッケージではなく、全シリーズ箱詰めでの販売である。
こちらも成型色で色分けの殆どは再現されているが、さすがに仮面ライダーやウルトラマンは色分けが複雑ゆえシールも少し多めになっている。
一部モデルは
- ドラえもん→星やハート型のパーツを合わせて、最後は鍵状に頭と胴体を接続する
- カービィ→食べ物のパーツを次々と完成させて裏返すとカービィの顔が出来る「まんぷくビルド」
- コナン→パーツの一部の組み方が取扱説明書記載の謎解きになっている「謎解きビルド」
と、組む段階に何かしら遊び要素を取り入れているのが特徴。
ちなみにポケモンでも似たようなプラモデルがあるが、そちらはポケプラクイックのカテゴリ扱いとなっている。