昆布(こんぶ、コンブ)は海藻の一ジャンルである。
生物学的には「コンブ」という植物は存在しない。マコンブやリシリコンブやミツイシコンブやガゴメコンブなどといったいくつかの種類をひとまとめにした呼び名である。
生態と栽培
大きく育ったものを集め干して出荷する。
食文化
日本料理の代表的な出汁として知られる。あっさりとしたうまみとほんのりした甘味を持つ。
うま味調味料(化学調味料)の主成分であるグルタミン酸や、甘味料にもなるマンニットといった有機物質を豊富に含む。
その他
ラッコは体に海藻を巻いて寝る習慣があることで知られるが、そのときに昆布が用いられることがよくある。大きいし、簡単に入手できるからであろう。
函館本線の昆布駅
北海道後志管内の函館本線に「昆布」という駅があるが、内陸にあることからも分かるように、海藻の昆布とは無関係である。アイヌ語の「トコンポ・ヌプリ(小さなコブ山)」に由来するとされる。