ウルトラマンガイア スプリーム・ヴァージョン
- 飛行速度:マッハ25
- 走行速度:マッハ7
- 水中速度:マッハ1.5
- 潜地速度:マッハ2
- ジャンプ力:1500メートル
- 握力:120000トン(人間換算で120キロ)
ウルトラマンガイアV2が自身とアグルの光の力を最大に解放しヴァージョンアップ(タイプチェンジ)した最強の形態。メインカラーに青が加わったほか、赤や黒部分の面積も増し、それまでのウルトラマンと比べるとかなり派手なカラーリングである。
また傍目にも分かりやすい特徴として、体格が驚くほどマッチョ。パワータイプやストロングタイプと比べても、主にスーツアクターを担当していた中村浩二氏の代表格とも言える存在となっており、ゲーム作品やフィギュアでももれなく再現される(劇場版ガイアや以降の作品ではスーツアクターが違うこともあり、通常と同じくスリムとなる。通称「スリム・ヴァージョン」)。これだけのビルドアップを果たしているにもかかわらず、なぜか身長体重はV2とまったく同じ。
ファイティングポーズも平手を突き出していたV1やV1とは異なり、突き出すのは握り拳となっている(大怪獣バトルウルトラコロシアムの『大怪獣データ図鑑』では構えがなぜかV2と同じになっている)。
ティガやダイナのタイプチェンジと異なり何か尖った特殊能力を持っているわけではなく、光線技や身体能力など基礎的な力が底上げされた、ある意味もっとも強化形態らしいフォーム。
その代わりなのかレベルアップの振れ幅がとてつもなく大きく、その圧倒的なパワーが生み出す純粋な「強さ」が最大の特徴。なんと初登場以来本編客演全て含めてもこの形態で負けた事は1回たりともなく、ある意味登場そのものが勝利フラグ。既に追い詰めた敵へトドメを刺すためだけにこの形態へ変身したこともあり、苦戦したのは規格外の相手にしてラスボスであるゾグ第2形態のみと、名実ともに最高のガイアである。
BGMに「ガイアノチカラ」などかかろうものなら勝利は確定したも同然であり、弾幕で終了のお知らせが流れるのがお約束。主な標的はミーモス。
また投げ技を多用することも特徴であり、一度の戦闘で敵を何度も投げつける(格闘戦を行った最初の相手は9回も投げられた)姿からついた別名は「投げの鬼スプリーム」。それ故スプリームが投げ技を使わないと残念がるファンも多い。
なお、ヴァージョンアップのポーズは他のウルトラマンのモードチェンジポーズと比べるとやや複雑。
実はこれの上を行く最強形態が存在し、大怪獣バトルNEOに登場した「ウルトラマンガイア・グリッターバージョン」。『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場するグリッターバージョンが元ネタなのだが、映画での姿がV2ベースだったのに対して、こちらはスプリーム・ヴァージョンがベースになっており、実質的なゲームオリジナル形態。グリッターティガの能力を鑑みるに、スプリーム・ヴァージョンの攻撃力にグリッターの防御力と闇への特攻を付加したチート形態という事になる…。
主な技
スプリーム・ヴァージョンを無敵たらしめる所以。詳細はリンク先を参照。
シャイニングブレード
両手から発射する光のブーメラン。射程距離は無限で相手に命中するまで追いかけてくる。
ガイア初期の代名詞。V2の時より更に威力が上がっている。
最終話とOV版で使用。
クァンタムストリーム
最終話で使用。アグルのフォトンスクリューと同時に反対側から撃つことで、ドビシの群れ(及び出現元であるワームホール)を挟み撃ちにし、ドビシを完全に駆逐した。その後のゾグ第一形態への必殺技ラッシュでも使用された。
ガイアスラッシュ
ガイアV2と共通で使用できる光弾。
スプリームホイップ
怪力で敵の体を持ち上げて、思い切り遠くへ投げ飛ばす大技。
後述のものも含め様々な類似技が存在する。
スプリームリフティング
敵を重量上げのように高々と頭上に掲げたのち、投げ飛ばす。
スプリームキック
足にエネルギーを集中させ、空中から放つキック技。レオキックの様に真っ赤に光る。
通常は牽制程度に使われることがほとんどの蹴り技でも敵を爆散させられるあたりは、さすがの最強タイプと言うべきか。
スプリームクロスカウンター
腕を赤熱化させて放つクロスカウンターパンチ。
ビゾームに対して使用され、一撃で粉砕する威力を見せた。
ちなみに
「ウルトラヒーローズEXPO 2021 サマーフェスティバル」では、なんと満を持して丸山浩氏が温めていたウルトラマンアグルのスプリーム・ヴァージョンがまさかの登場決定。公式から公開された画像ではガイアの赤い要素が加わっている。