基礎データ
他言語版の名称
英語 | Sandygast |
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イタリア語 | Sandygast |
スペイン語 | Sandygast |
フランス語 | Bacabouh |
ドイツ語 | Sankabuh |
韓国語 | 모래꿍 |
中国語 | 沙丘娃 |
進化
スナバァ → シロデスナ
概要
『ポケモンSM』(第7世代)から登場する、砂の山のような姿をしたポケモン。
頭に何故か玩具の赤いスコップが突き刺さっているのが特徴。口の喉の奥に当たる部分がトンネルのように開いており向こう側が見えている。目は砂と同じ色の瞳に狸のイメージイラストの如く周りを扇状に黒く縁取ったデザイン。
名前の由来は「砂場+(驚かす時の擬音語)バァ」からであろう。砂かけ婆がかかっている可能性もある。名前の発音はアニメでは「砂婆」(「バ」がアクセント)。
ゴーストタイプの例に漏れず、このポケモンも幼げな容姿や名前に反して恐ろしい生い立ちを持っている。
進化系のシロデスナが砂地獄らしき物にポケモンを引き込み、それで倒れたポケモンの怨念が砂山に宿って生まれるというのである。砂の塊自体がスナバァの正体だ。
逆に言えば、シロデスナや彼らが作る罠とセットでないと出現できない事から、生息域は海岸や砂漠地帯など砂地が連続する場所に限られるものと思われる。
お気に入りでもある頭のスコップはうっかり触ってしまうとスナバァに操られてしまい、操った子供達を利用して自分の体を大きくする。一部の個体はスコップを無くしてしまうことがあり、代わりに木の枝や旗を刺し自分のスコップを探すために彷徨う。
またこのスコップはどうやら海岸で遊んでいた子供が置き忘れたものであるらしく、その子供が取り返しにくると取り合いにムキになって殴りあいのケンカに発展することもあるらしい。なんとなく可愛らしいが、記述されている通り子供を利用して増えていくポケモンなのでその後を想像すると少し怖くもある。しかしあの体でどうやって殴るんだろうか…。
トンネル状の口で人間やポケモンの生気を吸うため、アローラ地方にはこの口に手を入れる度胸試しがあるようだ。図鑑(ムーン版)によると、口の中に手を入れた者を操って砂山の体を大きくさせるそうだが……。
ちなみに、子供たちが作った砂山も放置すればスナバァになるのだという。どうあがいても発生は止められないのだ。
ゲーム『SM』ではナマコブシ投げアルバイトで有名なハノハノリゾートの、右端のビーチに数個ある盛り上がった砂の中から野生出現する。ヒトデマンの方が出現する可能性もあるので捕獲までは多少の根気が要求される。
特性は新しい「みずがため」。「みずがため」は弱点であるみずタイプのわざを受けると、ぼうぎょが2段階上がるというトンデモ特性である。ただひらいしんのようにダメージを無効化する事はできないので弱点は突かれてしまう。
アニポケのスナバァ
『サン&ムーン』編(以下SM編)22話で初登場。ビーチでサトシのニャビーが技を特訓している時に現れるが、「砂浜に刺さったスコップ」という見た目や「小さな砂山を伴って動き回り、道を塞がれると進路を変える」という動きをピカチュウとイワンコに面白がられて追い回される。
これに怒ってサトシたちの前に戦意むき出しで完全に顔を出すが、サトシがイワンコに指示した「いわおとし」によって頭のスコップが弾かれ海に落ちてしまい、凶暴化。サトシがスコップの代用としてロトム図鑑を刺したことがトドメとなって怒りが頂点に達し、シロデスナに進化してサトシやニャビーを飲み込んでしまう。その後の展開はシロデスナの記事に記載。
SM編ではアマカジに続く2体目の進化シーンとなった。
スコップに触った者は人間もポケモンも心身共に操れる。カキも幼い頃に祖父の言いつけを守らずちょっかいを出してうっかり指先で触れてしまい、目を赤く光らせたうつろな表情で翌朝まで黙々と砂山を作り続けた。その体験もあってカキはスナバァを相当警戒している。