概要
PC-8801用の『アドベンチャーツクール』から端を発し、以降家庭用ゲーム機や携帯電話などでもリリースされ続けているゲーム作成ソフト。ただし、ソフトによってはツクールの名を含まないものもある。
難解なプログラミングの知識を必要とせずにゲームを作成することができるが、ソフトによってはJavaScriptやRGSS(Ruby Game Scripting System)などのスクリプト言語に対応しているものもある。RPGツクールのシリーズではオプションとしてUnityを使うこともできるツクールシリーズも存在する。
現在までに多様なジャンルのツクールが多数リリースされているが、中でも『RPGツクール』が定番のシリーズとなっている。
記念日協会(日本)より「ツクール」の語呂合わせの「296」を2月9+6 日と見立て、2月15日をツクールの日として認定されたと発表。
※Makerシリーズについてはこちらへ。
RPG
PC用
RPGコンストラクションツール Dante
RPGコンストラクションツール Dante 2
RPGツクール Dante98
RPGツクール Dante98 II
ダンジョンRPGツクール だんだんダンジョン
RPGツクール2003(早期購入特典として携帯電話用ツクールも同梱)
RPGツクールMV(専用の拡張ツールが別売されている)
家庭用ゲーム機用
RPGツクール2
RPGツクール3
RPGツクール4
RPGツクール5
RPGツクール
シミュレーションRPGツクール(コンシューマー版)
GB・GBC
GBAゲームボーイアドバンス
ニンテンドーDS
ニンテンドー3DS
コンシューマー他機種版
携帯電話用(ガラケー)
RPGツクールα(ツクール2003の早期購入特典)
RPGツクール for mobile
アクション
PC用
2D格闘ツクール2nd(インターネット認証を廃止したアップデータが提供された)
アクションゲームツクールMV(※アクションゲームツクールのリメイク版)
家庭用ゲーム機用
3D格闘ツクール
3D格闘ツクール2
シューティング
PC用
※以下の3作はDLE、蛙男商会とのコラボレーション企画によるもの。
ポリゴンシューティングツクール
シューティングツクール98
シューティングツクールV
シューティングツクール95
家庭用ゲーム機用
3Dシューティングツクール
アドベンチャー
PC用
アドベンチャーツクール
アドベンチャーツクール98
アドベンチャーツクールⅡ
アドベンチャーツクール for Windows
恋愛シミュレーションツクール2
ラノゲツクール(Android、iOS)
ラノゲツクールMV(パソコン版)
家庭用ゲーム機用
サウンドノベルツクール(※商標はチュンソフト)
サウンドノベルツクール2
携帯電話用
アドベンチャーツクール for mobile
その他のゲーム
PC用
すご八
DTM
PC用
音楽ツクール ログイン版ミュージアム
音楽ツクール for Windows ログイン版Music Magic
音楽ツクール95
音楽ツクール95+
音楽ツクールDX
グルーヴマスター
家庭用ゲーム機用
音楽ツクール かなでーる
音楽ツクール かなでーる2
音楽ツクール3
CG作成
PC用
ポリゴンモデリングツクール
キャラクターツクール98
ぱたぱたアニメツクール
CGツクール3D ログイン版ミラージュ
CGツクール3D II ログイン版ミラージュVer.2
書画ツクール
お絵描きツール ログイン版アートマスターコア
256色お絵描きツール
キャラクターツクール95
キャラクターツクールPro
3DCGツクール95
スクリーンセーバーツクール95
お絵描きツール for Windows MOCHA
CGツクール3D for Windows
関連リンク
ツクールシリーズ全体の近年の動きとそれに伴う改称
それぞれのシリーズはアスキーから開発が始まり、エンターブレイン、そしてKADOKAWAからGotchaGotchaGamesに開発部署が移行される。GotchaGotchaGamesに移行後は、2022年内を予定にゲーム全体100%Unity上で動く新作「RPG_Maker_Unite」が配信販売予定。こちらのMakerシリーズからは従来のMV~MZまでのシリーズとは違いオプション扱いだったが、Unityへの完全対応と化した。なお、現時点では肝心のスクリプトなどのお馴染みとなった機能や新たに実装する予定の新機能については不明。
該当タイトルからはツクールシリーズ自体が海外での名称であるMakerシリーズに名称が変更され統合し、ツクールシリーズとしてはRPGツクールMZが最後のタイトルとなる。
人気のある作品に対してはサポートを惜しまない反面、人気のないシリーズや年数経過、会社側の金銭的な経費状況などによってサポートする必要がないとメーカー側に判断されたソフトやサービスはサポートを打ち切る事がある(RPGツクールDS・DS+のWi-Fiサービス全般など)。
また、作品宣伝掲示板やクリエイターズリンク、デジファミ音楽堂、コンテストパークなどのインターネットを通じた提供サービスは2013年までに軒並み終了しており、メーカー公認のコンテンツは段々と閉じられている。ただし、後のコンシューマーゲーム機向けのRPGツクールMV Trinityのコンテストは引き続き実施されている。
そして2015年7月いっぱいを持ってツクールBlogも閉鎖され、RPGツクール2000を除いたアスキー時代のツクールシリーズは全てサポート終了となっている。
スマホアプリのラノゲツクールもリリースされた(こちらはビジュアルノベルに特化)が、2019年7月でサービスを終了している。
2021年1月4日をもって、VX Ace、VX、XP、2000の技術的なサポートを終了。ただし、2D格闘ツクール2nd(サポートページ内のサポート終了後の掲載文より)ではインターネット認証機能を廃止するアップデートの提供はあったが、上記シリーズについてはその制作ツールとは違いインターネット認証機能の廃止へのアップデート提供といった対応はされていない。(詳細)
2022年以降からはサポート継続製品についてはKADOKAWAの子会GotchaGotchaGamesがサポートを担当する事になった。