プロフィール
概要
初登場は「ますます」第77話 。
欧州風の服装に身を包み、紫髪を三つ編みにした女性。白い帽子と、獣のように鋭い眼光、そして武装としている巨大な木の杭がトレードマーク。
一人称は「ウチ」。
作り主はリヨぐだ子ではなく、マンわかライダーとアサシン。マンわかの世界を誰得シリアスバトルマンガにするべく、リヨぐだ子をアゾった。
第85話では会話能力を獲得している上に、ドSな性格である事がわかっている。所持品にハンマーがあり、これで対象に刺した杭を食い込ませる物と思われる(彼女のドSな性分からして単なる鈍器としても使いそうだが)。
第94話では手にした「雷神の槌」から「10まんボルト」と叫びながら1.21ジゴワットの電撃を放つというパロディまみれでライダーを昏倒させ、自身を実装するよう運営にPR。さらに「1億五千万年くらいしたら多少は価値が出るだろう」とライダーを生き埋めにした。
第102話では犬を使いマシュを探し当てディグろうとする。しかしそれを制したセイバーに対して約15年の歴史の重みを感じて大興奮、第一発見者として自分のものにしようとした。
第104話ではイクチオサウルスを武器とした上、そこから真名がバレバレだとマシュに指摘された際には「FGOに真名隠しシステムはいらなかったって歴史が証明してるだろ!」とメタな発言をかましている。
2022年4月27日、アプリにおいて期間限定イベント「連続活劇神話ミシシッピ・ミササイザーズ」が開催。
それに併せて限定☆1ランサーとして実装され、同時に真名が確定した。
性格面は漫画から変わらず、俗っぽく乱暴者。一人称は引き続き「ウチ」。
一見すると傍若無人な人物だが、実際は生前に受けた不遇な扱いをゴッホ以上に引きずっており、死後にちゃんと評価された"発掘者としての功績"を自己是正心の拠り所にしている節がある。
それ故「自分にはこれ(化石)しか無い」と狭視野に陥り易い一方、言動の根底には「自分を認めて欲しい」「自分を必要としてほしい」という思いがあり、その為に必死に足掻いている。
また、相棒である愛犬のトレイと、使い魔として擬似的に蘇ったプレシオサウルスに対しての愛情は本物。特にトレイと再会できた事はとても嬉しい模様。
その経歴にもかかわらず、苦手なものはなんと「恐竜」。
恐竜に詳しい人ならご存じかもしれないが、生物学的な意味での恐竜は「直立歩行ができる爬虫類」のみを指し、地面に腹を付けて歩くワニ類や、空は飛べるが歩くのは苦手な翼竜、海を泳いで生きる魚竜・首長竜は「恐竜ではない」という定義がなされている。
メアリーの見つけた化石はプレシオサウルス含め多くが魚竜・首長竜であり、それらより恐竜の方が有名になったのが気に食わないそうな。
真名
イギリスの古生物学者「メアリー・アニング」。またの名を「化石婦人」。
化石自体は彼女の生まれる前から知られていた(事実、幼少期のメアリーは父と化石掘りをしてはそれを観光客に売る商売をしていた)が、それまでの化石は「地面を掘ったら出てくる悪魔のツノ」的なオカルトアイテム扱いだった。
それを絶滅した古代生物の体の一部であると突き止めたのがメアリー・アニング。
彼女の功績が「絶滅」という概念の発見につながったことから、「進化」を発見したチャールズ・ダーウィンと並んで「生物進化論の礎」として語られることも多い人物である。
生まれてから死ぬまで生涯にわたって化石を掘り続けた発掘一筋の人。
早くから評価され、彼女自身の社交性もあって「化石発掘の第一人者」としての評判をあげていった。
次々と化石を見つけていったメアリーだが、女性であるという理由で科学界からは冷たくあしらわれ続け、彼女の発見は男性研究者に横取りされるという不遇の時代を過ごす。
そうして正当な評価を奪われ続けた末にメアリーは病でこの世を去り、その名前は一度は忘れさられてしまった。
しかし、死後にその功績が再評価され、現在は「古生物学の基礎を築いたひとり」として歴史に名を連ねることとなったのだった。
ちなみに、連れている犬は、メアリーの実家で飼っていた愛犬「トレイ」。
発掘中の事故で亡くなるまでは、いつも発掘に連れまわすほど仲が良かったそうな。
真名判明まで
バストアップでは頭(少なくとも左側)にアンモナイトの髪飾りをしている。因みに、先の肖像画にもアンモナイトが描かれている。
所持しているハンマーも「化石採集の必需品」と考えると辻褄が合う。
第102話で判明した「犬を連れている」「ディグろう(掘ろう)とする」「歴史の重みや自身が第一発見者になることにこだわる」等の点は、メアリー本人の「常に犬を連れていた」「発掘家である」「化石や古生物の研究に従事していた」という特徴と一致する。また第104話で武器として登場した「イクチオサウルス」の化石はメアリー(とその兄)が発見したとされている(※)。
ちなみに94話で見せた電撃能力については、「赤ん坊の時に雷が直撃し、周囲にいた数人が死んだが彼女は生き残った」逸話が由来だと思われる。
※ただし、後の研究により、この時彼女が発見した魚竜は、“テムノドントサウルス”という別種であったことが判明している。
能力
漫画で用いていた電撃もそのまま使用しており、ハンマーで敵を殴りつけると共に放電したり、地面をハンマーで殴り電撃を纏ったアンモナイトを飛び出させる等、電気や大地を用いた多彩な戦法を用いる。
その他、化石から再生したと思わしき古代生物を呼び出す事も可能で、先述したプレシオサウルスを初めとした古代生物達と共に集団戦を行う。
ただし英霊としての格はかなり低い方な為、戦闘に長けたサーヴァントとやり合うには、これら豊富な引き出しを上手いこと運用する必要がある。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
??? | B | C | C | D | E | C |
保有スキル
対魔力(E) | 生前は魔術には無縁だった。 |
---|---|
海百合のカリスマ(C) | 彼女のエキセントリックでチャーミングな性格に女性たちは惹き付けられ、協力を惜しまなくなる。生前は男性社会の中で活躍すべく、女性同士のネットワークを最大限に活用していた。 |
化石婦人の大発見(A) | 探し物を見つけ出す才能。闇雲であっても探した場所に求めるものが現れるほど。偵察にも便利。 |
商才(A) | 巧みな話術で商談を有利に進める。相手がたいして欲しくない物でも、興味を掻き立て、その気にさせるのが得意。 |
宝具
在りし世のドーセット沿岸(ドゥリア・アンティクィオル)
- ランク:B
- 種別:対軍宝具
- レンジ:40
- 最大捕捉:50人
- 由来:様々な化石を発見した逸話
「ジュラ紀までぶっ飛ばす!」
「荒涼たるブラックベイに積もりし悠久の果て。在りし世の名残、失われた連鎖の環をここに身顕す!……ようこそ、ジュラシック・コーストへ!」
古生物を模した使い魔たちを召喚し、敵めがけて一斉に解き放つ。本当は固有結界でジュラ紀の海を再現するような格好いい宝具が理想だったのだが、彼女の英霊としての格ではこれが限界だった。
馳せ参じる面々は首長竜プレシオサウルス、魚竜イクチオサウルス、翼竜ディモルフォドン、蛇石アンモナイト、矢石ベレムナイト、そして実家の愛犬トレイ。
いずれも生前、ゆかりの深かったものたちである。
なお、レア演出としてトレイが極端にデフォルメされた状態(リヨ氏が描いた犬耳がついたかまぼこのような姿)で召喚される事がある。
関連人物
創造主。上述の目的の為に彼女らに作られた。
登場早々背後から杭でぶっ刺さした。確実に心臓は貫いているのだが、案の定ギャグ補正で生きていた(流石に療養は必要で、続く6体目に介護されていたが)。
北欧神話の雷神で雷の力を纏ったハンマーを持つ。Fateでは息子がとある少女に力を貸している。
意味もなくメンチを切ったら、胸倉を掴まれて涙目になったアニング。
あくまでも一般人である彼女とは、乱暴の格が違った。